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母と娘~更年期と思春期のぶつかり稽古(2040文字)

中2の娘は絶賛思春期真っ盛りです。
そして私は来月47歳になるのですが、更年期と思春期のぶつかり稽古とはこのこと。

減りゆく女性ホルモンと
増えゆく女性ホルモンとの
熱き戦い

いや、マジでキツイです。

その昔、息子がまだ10歳位の時のこと。
2人でテレビを見ていたのですが、
「女性は47歳頃に更年期が始まります。
イライラやストレスの軽減法はマラソンをする事です」
それを見て10歳の息子が、
「お母さんは笑ってるのが一番だから、僕が一緒に走ってあげるね」
と言われて、その時は頼もしくて嬉しかったけど、今現在47歳を前にして…

息子、いねーしwww

なに一人暮らししてるんだよ!
母は一人で走ってるよ!!!

私はいつも、
中2の娘とのハートフルなエピソードを記事にしていますが、私はnoteではキレイゴトを身にまとっている人間なので、ハートフルな会話だけを記事にしています。

実際の私は、
私位の年齢の母親と中学生の娘の組み合わせで仲良さそうな親子を見ると、
「親が子どもに相当気を遣ってるか、子どもが親のいいなりかどちらかだね」
という邪推が働きます。(邪推過ぎるよwww)

つい最近も娘のママ友から、
「娘の機嫌を取る為に新大久保でコスメ爆買いした」とか、
「警察官になりたい娘を高校卒業したら教場にぶち込む」とか、
そんな「母と娘の熱き戦い」を聞いたばかりです。

私?私も漏れなく娘に気を遣う毎日です。
こんなにも毎日毎日娘に気を遣って、ハゲるんじゃないか?もしくはヒゲが生えるんじゃないか?と心配しています。

冒頭でも触れましたが、減りゆくホルモンと増えゆくホルモン同士なんて、本来仲良くなれる訳ないんですよ!!!

ハァ、ハァ

でもね、だからと言って相対するのはよくない。
母親の権力をふりかざして、子どもを親の言いなりにするのはよくない。

ここで、

私が以前ブログで相互フォローしていた人の話を書きたいと思います。
その人は私より10歳年上で仮にM子さんとしましょう。7歳年下の優しい旦那さんと中学生の娘ピーちゃんと3人暮らし、とっても仲良し親子でした。
そのM子さん、娘さんに対して自他共に認める「過保護de過干渉」だったのですが、もはや開き直って「過保護でナニか?過干渉で悪い?」みたいな、ちょっと自虐も入っていたので、そこまで深刻なものではないと思っていました。

そんなM子さんのエピソード

ある日、ピーちゃんの部屋に勝手に入ったM子さんは、ノートにびっしり母親への罵詈雑言が書かれたものを見つけました。
「若作りしてんじゃねーババア」「気持ちわりーんだよババア」とか。
M子さんはその場で大号泣、一日中泣きはらした後、夕方ピーちゃんが帰宅すると、なんだかよそよそしいママを見て「ママどうしたの?ママ大丈夫?ママ、ママ、ママ」と優しく心配してくれる娘の姿に、M子さんは複雑な気持ちになりました。それから一週間ほどノートを思い出しては泣いてを繰り返していましたが、時間が経つとM子さんの心の傷は癒え、またピーちゃんに対して「過保護de過干渉」が始まりました。
その後ピーちゃんが大学生になってもM子さんは自ら「送迎係」として娘を徹底管理し続けていましたが、ピーちゃんは就職を機に一人暮らしを始め、一年もしないうちにマッチングアプリで知り合った彼氏と同棲してしまいました。
M子さんは「娘には結婚なんかして欲しくない、孫の顔なんて見たくない、私はずっと家族3人で暮らしたい」と嘆いていました。M子さんは、重度の空の巣症候群に陥り、うつ病を患い、暫くしてブログをやめてしまいました。


私は何年もM子さんのブログを読んでいましたが、どんな形であれ過保護過干渉はよくないと思いました。痛みは後々ボディーブローのように効いてくる。いや、重度の後遺症にもなるのではないか?
それは母も娘も。
いや、娘の方が重症になるかもしれない…そんな事を思ってしまいました。


そんな訳で、私は今日も娘のスカした態度に身体をブルブル震わせながら、漢方薬を飲んで耐えています。それでもたまに「すみません。ピアノの練習はもう少し早めの時間にお願いします」と言おうものなら、娘はプイッと自室に行ってスマホで何かを呟いています。恐らく「うるせー、くたばれババア」とか打ってるのでしょうね。私はそんなの見ませんが。
あと、娘が物を荒々しく置いたりするので「あのーすみません。もう少し優しく置いてくれませんか?」と言っただけで、またプイっと自室に行きその後は無視されたりします。

ムカつくわー
本当にムカつく
なんなの?あのスカした態度は!!!
ほんとムカつく

あまりにムカついたので夫に話すと、
「あなたと同じじゃん。そっくりだよ。自分の心に聞いてみなよ」
だって!!!
ムキィィィィ
それでも私がどうすればいいのかを尋ねると、
夫「話しかけられたら話す。自分からは話しかけない。コレに限るよ」

うん、わかった。
母と娘のぶつかり稽古はまだまだ続く。

今日もプルプル身体を震わせながら、漢方薬飲んで頑張ります。











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