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親バカ全開日記~もはや感無量

終始、中学2年生の娘とのハートフルな会話をご堪能下さい

■ 6月2週目

娘「お兄ちゃん、29日来るって?」
母「それが…どうやら29日は無理らしいのよ」
娘「はぁ?何?ふざけてんの?
じゃぁ、30日は?30日なら大丈夫なの?」
母「わかった。30日は大丈夫か聞いてみるけど…
30日はお父さんが飲み会なのよね…
とりあえず、今後はお兄ちゃんのことは「クソ兄」(クソにい)って呼ぶ事にしよう。」
娘「ほんっと、クソ兄ムカつくわ」

■ 6月3週目

母「とりあえず、職場体験は挨拶が大事!
おはようございます、お疲れ様です、元気に挨拶!それだけは忘れずにね」
娘「なんだかちょっとウザイ親っぽいね。」
母「それと、オーナーと奥さんに宜しくね。母もお祖母ちゃんも家族皆元気ですって言うんだよ。その節はありがとうございます、までは言わなくていいから。」
娘「私のこと昔隣に住んでた娘って気付くかなぁ?」

娘「お母さーん、すごく楽しかった。コレ見てコレ見て。」
職場体験で撮った画像のタブレットを見せられる。
母「これは・・・完全にあなたを広告宣伝に使ってるわね。
店としては【職場体験に協力してます】【地元に貢献してます】ってアピールして、イメージアップ効果で店の売上を上げようとしてるんだわ。
あの旦那が考えそうなことよ。それならそれであなたは店の宣伝をする一択よ!明日も美味しいスイーツ画像をいっぱい撮っておいで。それで、職場体験の発表会で美味しそうな画像と共に宣伝するのよ。あなたに求められている戦略はそこよ!」
娘「はい!明日はもっと沢山の画像を撮ります!」

娘「へとへとだよー。あれもやって、これもやって、あれもやって、これもやって・・・」
タブレットを見せられる。
母「これは・・・ちょっと中学生を働かせすぎじゃない!アンタこんなこき使われてどうするのよ!まったく、最低時給払いなさいよ!わかった、お母さん店にクレームつけに行ってくる」
娘「やめて・・・モンペお母さん、本当にやめて」

■ 6月4週目

娘「お母さん、どうしよう。私、全然勉強してない。来週から期末テストなのに。全然勉強してない。どうしよう・・・」
母「あらどうしたのめずらしい。前回は3週間前から寝ずにやってたのに。」
娘「どうしても、どうしても勉強する気になれなかったの。でも、もう一週間前だから今日から頑張って勉強する」

母「そういえば、クソ兄29日来るってよ」
娘「ほんと?クソ兄来るって?」
母「そう、だからさ、これからはクソ兄って呼ぶのやめてあげよう。かわいそうじゃん。エニキって呼ぶことにしよう」
娘「うん、エニキね。そもそもクソ兄って呼び出したのお母さんだし・・・」

母「じゃぁ、また新しい問題集買って来てあげるからさ。それでなんとか頑張りなよ」
娘「いつもすみません。安い問題集でいいんで」

■ 6月5週目

母「あー、また耳元の蚊で眠れなかった。3時に蚊が気になって起きたら、まだ寝てなかったね。遅くまで勉強してたみたいだけどあまり無理しないでね。大丈夫だよ、あなた天才だから。」
娘「蚊なんてどうでもいいのよ。私はむしろウェルカムだわ。刺せるもんなら刺してみろってんだよ。」
母「まだ中2なんだからさ、そんなに勉強しなくても大丈夫だよ。それにしてもこの流れている曲は何?」
娘「ショパン。朝のショパンっていいよね。」
母「朝からショパンってお洒落だよねー。今日のテストがんばってね」
娘「あまり期待しないでね」
母「大丈夫だよ、あなた天才だから」

■ 6月29日

母「今日の誕生日、皆におめでとうって言われた?」
娘「言われた言われた。英語の授業でハッピーバースデーも歌ってくれた」
母「いいねー。いい人生だね」
娘「はい!」
母「お母さんも14年前に産んでよかったよ。大きな雄叫びあげて産んだらさ、助産師さんに「お母さんに似た元気な女の子ですよ!」って言われたんだよね」
娘「お母さん、その節は・・・
ありがとうございました!


いやはや、感無量ですよ。


「うす」

娘「あっ、エニキ来た」
母「ケーキ持って来た」



例のケーキ屋のデコレーションケーキ

娘よ、14歳のお誕生日おめでとう




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