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  • ほたての殻焼き日記

    日々の感想を記録していくことにしました。

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平日の昼間、ガチで薔薇を撮る勢の話

2024年5月、GWが終わったくらいの時期。 そう、薔薇の時期である。 春と秋、薔薇の開花時期がくる。 行かなければならない。 朝10時半に目が覚めて思った。 薔薇を撮りに行かなければと。 花の命は短いので、ぼーっとしてたらあっという間に終わってしまうのだ。 旧古河庭園。 狙っている薔薇スポット。 何日か前にSNSで見かけたスポットだ。 身支度して外にでる。 今日は午後、晴れなはず。 11時ごろ、駒込駅に降り立った。 なんていう素敵な商店街。ここを抜けるのか

    • 8年ぶり2度目の女子とバーにいった話

      多分、あれは8年くらい前だと思う。Webデザイン系のセミナーに出た時、たまたま隣の席の女子と何気なくSNSのアカウントをフォローしあった。 話したのはセミナーが始まる数分か終わった後数分で、それっきり。 そして、アカウントの交換なんて滅多にしないことなのに、彼女とはすんなり交換していたのだ。 前話で削除したアカウントで彼女とは繋がっていた。私の赤裸々すぎる日常ツイートを彼女は8年、見ていたのだ。 よく、彼女がフォロー解除しなかったなと思う。ミュートも。いや、ミュートはさ

      • 誹謗中傷されて名前を捨てた話

        SNSで誹謗中傷されて裁判をおこしたり、自分を害してしまったり、日常に物騒さが潜む世の中になって久しい。 それは、某掲示板サイトが流行しはじめた頃から始まったものであり、すでに20年以上経過しているので久しいという言葉が適切なのではないかなと思う。 私もみなさんと同じようにいろんなSNSを使っている。Twitter、Instagram、Threads、Bluesky、マストドン。 noteもそうなのかな。 表題についてはTwitter、現Xにて起こったことである。 これ

        • 裏磐梯と水芭蕉と祖母

          旅行を計画したのは、2023年の夏。 Youtuberのこつぶちゃんがブログで取り上げていた磐梯吾妻スカイラインのツーリング旅行を2年前にみていた。 その写真が圧巻だった。 全然、しらなかった磐梯吾妻スカイライン。 磐梯、会津、福島、それぞれ知ってる。 けれど、そこにこんな絶景があるなんて。 もう行くっきゃないでしょうと見た瞬間思った。 走ってみたいと。 車と違ってバイクには覆いがない。 その状況でみる景色は開放感が抜群で、空気の冷たさ、匂い、それも全部ダイレクトで感じら

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        • ほたての殻焼き日記
          6本

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          かいがいしく世話をやけない話

          「お前は気が利かない」 そう言われて育ってきた。そう、私は気が利かないのである。 そう思って生きてきた。 けど、社会に出てみて思った。 あれ、仕事の面では、そんなことないよ・・・どちらかといえば、うるさがられるくらい、いろんなことに気がつく。 母が言っていたのは お前は(家の中で世話焼き係の女としての役回りについて)気が利かない ってことなんだと気づいたのは、社会に出てからだった。 若い頃は、それが欠点だとも思っていた。 今から20年くらい前、飲み会ではサラダ女がいい女

          かいがいしく世話をやけない話

          山登りはじめました

          山登りのきっかけ  「今年は低山ハイクをしたい。」  妹にそう言ったのは、2023年の初頭だった。1月生まれの私は9月生まれの妹と毎年、欠かさず誕生日のプレゼントを交換している。お互いの誕生日が近づいてくると、プレゼントはなにがほしい?と連絡をとりあう。  去年、私は妹に冒頭の言葉の後、トレッキング用のシューズを買うと伝えた。それからあっというまに一年が経とうとしていた。2023年の冬が来た。  私の中で低山ハイクへの意欲はとろ火のように燃え続けていた。がいまいち、始めるま

          山登りはじめました

          農家のおばちゃん

          私の父の家系の墓は、畑の中にある町営墓地にあった。 父が生きている時は父に連れられて、祖父の墓参りに行っていた。だから、子どものころからなじみのある場所だった。 あたり一面、ビート畑。お盆時期に行くと畑で作業している農家の人がちらほら。トラクターもたまに動いていた。が、基本的には人はほぼいない。 父が死んで一年ほど経った時、母がその墓地に墓をたてた。納骨をする日、菩提寺の僧侶が来て、お経をあげてくれるという。 薄曇りの8月。北海道の夏の朝はそれほど暑くなく、母、私、妹、

          農家のおばちゃん

          バスターミナルの子ども

          突然の発病 私には4つ下の妹がいます。その妹が幼稚園の頃、突然、右足のくるぶし付近が痛いと泣き出したことがありました。  見ると赤く腫れ上がっていて、特に何かをぶつけたり怪我をした覚えはないそうなのです。親は慌てて妹を抱えて小児科に連れていきました。  私は怖くて神棚の前で、怖い病気でありませんようにと泣きながら祈っていました。  しばらくして親が妹を連れて帰ってきました。大きな総合病院を紹介されて、そこで診てもらうことになったと。妹は痛いと泣いています。家族全員が暗い雰囲

          バスターミナルの子ども

          悪意は見えるという話

          誰でも人の悪意を感じ取ることは出来ると思う。あぁ、この人は私のことが嫌いなんだなと感じたり、意地悪を言われてるんだなとわかったり。 受け止め方次第と言えばそれまでだけど、ポジティブに捉えすぎて、もっと酷い状況になることもあるのだから、悪い状況になるのを避けることができるのならば、避ける方が生きやすいとは思う。 もちろん、それが勘違いで気のせいだったとなれば、それで解決だが、大方、悪い勘は当たる。 自分が人の悪意を明確に認識するようになったのはいつからだ

          悪意は見えるという話