見出し画像

新たな仕事を得るために【第10期京都ライター塾 第6回受講レポート】

2024年の1月から3月の3か月間に渡って「書いて幸せになる」をゴールに、全6回の講義が行われる京都ライター塾

先日、第6回目の最終講義が京都のシェアオフィスで行われました。第1回~第5回までの講義は、ZOOMを利用してのオンラインでの実施だったので、他の受講生と直接お会いするのは今回が初めて。新鮮な気持ちで受けた今回の講義のテーマは「新規仕事を得るために」。

そんな今回の講義内容をレポートにまとめてみました。


フリーライターは好きな環境で働ける!

フリーランスのライターという働き方をされている講師の江角さん。その働き方のリアルなメリットとデメリットを教えていただきました。

【メリット】
・時間を自分で管理できる
・好きな環境で作業できる
・子どもがいても働ける
・会社に依存しない

フリーランスで働くということは、自分で全てを管理するということ。稼働する時間も、どのような環境で仕事をするのかも、全て自分で決めることができます。子どもがいるとどうしてもフルタイムの正社員は難しいと感じることもありますが、フリーランスの働き方だと、自分の判断次第で柔軟に対応することができます。例えば子どもの長期休みに合わせて仕事の量を減らしてみたり、仕事の合間に家事をしてみたり、集中して仕事をする時間を作ってみることも可能です。

【デメリット】
・収入が不安定
・保証がない
・事務作業も自分でやらなければならない
・1人で作業する孤独感

フリーランスで働く大きなデメリットは「収入が不安定」だということ。フリーライターは、会社員のように決まった日に決まった額のお給料が振り込まれるわけではありません。案件によっては「末締め翌々月払い」で実際に自分の口座にお金が振り込まれるのが3か月後になることも。でも、そんな収入の不安定さも「クライアントを増やせば解決できます」と江角さん。デメリットを理解しておけば、対策をすることは可能です。

仕事を依頼してもらうために公式サイトを持とう

出版社のコネなどが全くない状態から新規の仕事を獲得してきた江角さんが「仕事を依頼してもらうためにできること」として教えてくださったのがこちら。

・公式サイト’(ブログでも可)を持つ
・実績を作る
・クラウドソーシングに登録する
・誰かに紹介してもらう
・出版社や編集プロダクションに企画を提案する

公式サイトがあれば、どんなことをしている人なのかが伝わりやすいので、人に紹介してもらいやすくなります。公式サイトやブログに記事を書いておけば実績につながりますし、それを見た人から次の依頼がくることも。逆に、公式サイトやブログが無いと「このライターさんを紹介したい」と思ってもらえた際に、紹介がしづらくなってしまいます。ひとつのURLを送るだけで紹介できる人になっておけば、そこからチャンスが広がることもあるので、わたしも作らなければと思いました。
また、紹介してもらうためには「一緒に仕事をしたいと思われる人」であることも大切です。ライターとして文章が書けたとしても、納期を守らなかったり、返信が遅かったりすると「この人と一緒に仕事がしたい」とは思ってもらえません。社会人としての基礎的な部分は、おろそかにしてはいけない部分だと思います。

自分が納得して仕事をするために

いざ仕事をするとなった際に持っておきたい意識が「どうすれば納得して仕事ができるようになるか」ということ。フリーランスという働き方は、自分が動いた分のお金をもらわないと、タダ働きになってしまいます。
例えば、見積書を作る際、自分のする作業は何なのかを把握しておくことが重要です。お店の紹介記事であれば、該当するお店にリストアップは自分が行うのか、それともクライアント側から依頼されるものなのかによって、作業量が異なります。取材先で写真も同時に撮らなければならないのかどうか、撮る場合は何枚必要なのか、その写真の編集は自分でするのか、それとも撮ったものをそのまま納品でも可能なのか。
自分のしなければならない作業量に対して、見合った金額になっていない案件を多く抱えてしまうと、消耗してしまいます。自分が納得して仕事をするために、また、クライアントとひとつのチームとしていい仕事をするために、不明点は必ず聞くことが大切です。

大事なのは実践すること!

これまで、ライターとしての基礎を多く学んできました。今回の講義で京都ライター塾は卒業となりますが、大事なのはこれから、学んだことをいかに実践していくのかということ。実践において、講師の江角さんからいただいたポイントはこちら。

・書く環境に身を置く
・自分で実際に書いてみる
・原稿を添削してもらう
・仲間と一緒に取り組む
・締切がある

学んで終わりでは意味がないので、実際に自分で手を動かし、それを他の人に読んでもらって添削をしてもらうことが、今後レベルアップしていくのに必要なことです。「書くことって、年をとってもできるんです。ずっと成長できるんですよ」とおっしゃっていた江角さんの言葉が、とても印象的でした。

3ヶ月間の受講を終えて

3ヶ月前に受講を決めた際のわたしの動機はこの3つでした。

・書くことを仕事にしようと本気で思った
・自分の書ける幅を広げたい
・企画の立て方を知りたい

全ての講義を終えた今、この動機は全て達成されたと思っています。書くことを仕事にしようという思いはより強固なものになり、実際に案件を取りに行くようになりました。文章を書く方法を基礎的なところから学び、実際に書いて添削をしてもらったことで、今までエッセイしか書けなかった自分の表現の幅が広がりました。ライターとして仕事を取りに行くための営業方法のひとつとしての企画提案も、企画書の書き方やポイントが知れて学びになりました。

商業ライターとして文章を書いて生きていくための核となる部分を、この3ヶ月で知ることができたと思っています。「読み手に伝わる文章を書く」ことが大切だと頭では分かっていても、自分の書く文章は全くそれが出来ていなかったことに、実践したからこそ気づけたこともありました。

毎回出された課題も、講義のレポート作成も、いつも締め切りに追われてバタバタとしましたが、締め切りがあるからこそ、短期間で集中して取り組むことができたなと思っています。また、同じ期で受けられた他の受講生の方々の取り組む姿にも、かなり刺激を受けました。一緒に学ぶ仲間がいることが、本当に心強かったです。

最終講義の今回は、全国各地から受講生が京都に集結しました。画面越しでしかお話したことのなかった方々と対面でお話できたことがとても嬉しかったです。オンラインでもオフラインでも、講義はいつも和やかな雰囲気で質問もしやすく、とても良い環境と良い仲間に恵まれた3ヶ月だったなと思います。

今後は学んだことを活かして、書いて書いて書きまくって、実践していきたいと思います。一緒にこの講座を受講した仲間たちに「今こんな媒体で記事書いてるよ!」と胸を張って言えるように、日々精進していきます。

3ヶ月間、本当にありがとうございました!


「京都ライター塾」の過去の受講レポートはこちら↓


この記事が参加している募集

#イベントレポ

25,990件

サポートいただいた分は、なんだかちょっとときめくものとか、心がうきうきするもののために使わせて頂きます。それをまた、noteに書いてみなさんにお裾分けできればいいなって思ってます。読んでくださってありがとうございます。