【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】 教育に関わりたい方のための情報検索のポイント
今年度のキャリア教育支援人材養成講座もスタートし、
いろいろな受講生の方にお会いしています。
さらにこの夏は、某企業向けの研修を担当しており、
学習指導要領改訂の基礎知識に加え、
教育に関する情報収集ってどうやるの?というあたりも
あらためて整理していました。
そこで今回は、
教育に関わりたい方のための情報検索のポイントについて
まとめてみたいと思います。
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まず、これはこのマガジンでも何度もお伝えしていることですが、
報道情報を鵜呑みにしないことから始めていただきたいと思います。
報道情報の「原典にあたること」をお忘れなく。
公教育に関するものであれば、
文部科学省のWEBサイトを見ることをおススメします。
ただ、文部科学省のサイトにある情報は
教育だけではありません。
「科学技術・学術」「スポーツ」「文化」も管轄です。
「教育」分野に絞ってみても、
幼児教育から小中高・大学・大学院等の他、
ベースとなる法律・計画のこと、教員のこと、
地方教育行政に関することや学校の設備についてなど
いろいろな領域にわかれています。
社会教育・生涯学習も教育に含まれています。
中央教育審議会での審議内容・議事録や
答申は「政策・審議会」というタグにあります。
こうした構造を知っていないと、
なかなか欲しい情報に辿りつかないなんてことも
ありそうです。
もしも学校教育の活動や学習内容に興味があるのであれば、
「キャリア教育 文部科学省」「探究 文部科学省」など
キーワード検索をする方が早いかもしれません。
例えば、「探究」について検索してみると、
「総合的な学習(探究)の時間」というページにたどりつきます。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/sougou/main14_a2.htm
ここには、学校向け・先生向けの手引書が掲載されています。
私たちキャリア教育コーディネーターも
参考書として手元においていることが多いものです。
これらの資料はPDFデータでもダウンロードできますが、
手引書についてはAmazonでも販売されています。
また、同じページには、
学習指導要領の「解説」のデータもあります。
「解説」も学校向け・先生向けのもので、
指導計画や授業を考える上での参考になります。
※ちなみに、
先生向けのパンフレットや調査報告書を探すなら、
国立教育政策研究所のサイトもとても役に立ちます。
https://www.nier.go.jp
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結局のところ、文部科学省の
「ちょっと読みにくい文章」を読めということになり、
なかなかハードルが高い話なのかもしれません。
学校・教育に興味があるという場合、
そこにどのような関わり方をするかにもよりますが、
特にキャリア教育コーディネーターをめざす方にお勧めしているのは、
学校の先生が目にしている情報、文化、言葉づかいなど、
同じものに触れていただきたいと考えています。
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