見出し画像

【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】あなたの興味のある「教育」とは何を指すのか?

私が20代を過ごした会社で関わっていたサービスが
進研ゼミでした。
(主に赤ペン先生の採用・研修・組織マネジメントという、
 ちょっと変わった部署にいました。)

この経歴をお伝えすると、
「ずっと教育業界なんですね」と言われることが多いです。

私も、ざっくりと「教育に関わる仕事」という
伝え方をすることが多いのですが、
この「教育」っていう言葉、
お互いに何をイメージして会話しているのかが、
実は噛み合っていないだろうなー・・・(笑)
なんてことも思ったりしています。
「教育のプロですね」と言われたこともありますが、
これこそ「?」が浮かんじゃったりします。

「教育」というひとことの中には、
いろいろな領域があるのですが、
意外とそこは意識されてないように思います。

例えば、進研ゼミ。
教材としては学校での学習内容を扱っていますが、
サービスとしては「家庭学習の支援」であり、
ひとりひとりの「自学自習の支援」であって、
決して「学校教育の支援」ではなかったりします。

また、同じ会社の中には「模試」という形で
「進路指導に関する情報支援」を行う部署もあります。
教育DXの支援サービスは比較的ダイレクトに
「学校教育の支援」と言えるかもしれません。
特に「校務支援」みたいな領域でしょうか。

就学前の子どもを対象にしたサービスは、
「親子のコミュニケーション」「知育」
みたいな色も持っていたりします。

さらに、グループ会社の中には、
個別指導を行う「塾」もありますし、
eラーニングのプラットフォームは
対象が学生や社会人になってきますので、
これは「人材育成」「人材開発」の分野になってきます。

教育に関わるひとつのグループ会社を見るだけでも、
そのひとことに、かなりの幅があることがわかります。

さて。
もしもみなさんが「教育」に興味があるとしたら、
それは何をイメージしているでしょうか?

・どんな人たちを相手にしたいのか?
  (年齢や属性など)
・どんな場を想定しているのか?
  (学校?学校外?家庭?)
・どんな価値を届けたいのか?

・・・みたいに
5W1H的に具体化してみるといいかもしれませんね。

ちなみに・・・
私が20代を過ごした会社では、
創業者長の言葉として
「自分たちを教育者だなどと思うな」という、
けっこう強烈な言葉がありました。
退職してからだいぶ時間が経つのですが、
いまでも刺さり続けている言葉のひとつになってます。

思い上がるな、
学校・先生へのリスペクトを忘れるな、
というメッセージももちろんですが、
学校の外にいる人材がどんな価値を提供するのか、
ということが問われているようにも思っています。
これが、私のキャリア教育コーディネーターのあり方に、
いつもブーメランのように返ってきています。

松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」「クリエイター」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factory(https://ax-factory.wixsite.com/corporate)を設立。2020年京都造形芸術大学通信教育部(グラフィックデザイン)を卒業。デザインで学びをおもしろくします。
☆学校を応援する大人のための教育マガジン無料配信中☆
 登録はこちらから。
  https://submitmail.jp/FrontReaders/add/4173
 バックナンバーまとめ読みはこちらから。
  https://note.mu/axfactory/m/m4a777303bd10


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?