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【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】「探究」って何?まずは大人がやってみませんか?

Facebookで表示される「1年前の今日」で、
大学の卒業制作(グラフィックデザイン)を思い出しました。

1年前は1年かけて取り組んだ作品がようやく完成した頃。
その当時も書いているのですが、
卒業制作は、自ら課題を発見し、解決のためのアイデアを考え、
「デザイン」という形で表現する、試行錯誤の繰り返し。
新学習指導要領のキーワードである「探究」って、
こういうことなんだなぁと、まさに実感しながらの制作でした。

既知の知識や情報を暗記したり正解を出すことだけじゃなく、
正解のわからない世界で生きていくための力を養うのが
「探究」という活動。
私が学んでいたデザインの領域は、本当に正解がないというか、
受け取る人の感性によって正解が変わるかもしれない世界。
作品は完成したものの、これは「終わり」ではなく、
「始まり」なんだ、とも思いました。

そうして気づいたことは、
「探究」は子どもだけじゃなく、大人にも必要だ、ということ。
大人だって正解のない世界に放り込まれてるんです。
そしてそれは、新型ウイルスによってガラリと世界が変わったことで
証明されてしまった。

大人のみなさん。
もしもいま、「探究って何するの?」と思っているのであれば、
まずは自分がやってみることから始めてみませんか。

世の中にはどんな課題があるのか?
自分はどんな課題を解決したいのか?
どう関わりたいのか?
解決のためにはどうしたらいいのか?
情報を集めて、
解決のアイデアを考えて、
表現はなんでもいいので
アウトプットしてみる。

私たち大人も子どもたちと一緒に
未来をつくる担い手になれるようにしたいなぁと思います。
私が卒業制作でデザインをしていていちばん思ったのは、
これって、めちゃめちゃ!楽しい!!ってことでした。
未来をつくるのは、大人にとってもワクワクすることのはず!


「課題を見つける」を楽しくできたらいいなと思って作った
カードゲーム「偏愛トピック研究所」ですが、
企業研修でも導入できるんじゃないかということで、
留学ジャーナルさんのサイトで紹介していただいています。
https://www.ryugaku.co.jp/corporate/topics/topic_024577.html

ゲームの様子の動画もありますので、よろしければどうぞ。

アイデア発想のトレーニングになったり、
相互理解になったりという使い方もできそうです。


松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」「クリエイター」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factory(https://ax-factory.wixsite.com/corporate)を設立。2020年京都造形芸術大学通信教育部(グラフィックデザイン)を卒業。デザインで学びをおもしろくします。
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