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【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】 今年もキャリア教育コーディネーターの養成が始まります

今年もキャリア教育コーディネーターの養成につながる
「小中高のキャリア教育実践基礎講習」がスタートします。
https://ax-factory.com

今回は、この講座がどこから始まって、
どこに行こうとしているのか・・・みたいなところを
あらためて考えてみたいと思います。

そもそものスタートは2008年。
「キャリア教育民間コーディネーター育成・評価システム開発事業」
という名称の、経済産業省事業でした。

この前年度までの3年間(2005年度ー2007年度)、
地域・自立民間活用型キャリア教育プロジェクトという、
全国28地域でそれぞれの特性を生かした
キャリア教育プログラムの開発と実践が行われていました。
この動きを継続させていくために、
「コーディネーター」の存在が不可欠であろうということで
その育成と評価(資格認定制度)の開発をというのが、
2008年からの事業でした。

期限は3年間。
実証事業として講座を開講しながら、
 (全国で複数の事業者が受託)
人材育成の要件定義や公式テキストの開発を行い、
 (とりまとめる中核事業者が担当)
3年後の2011年度からは民間事業としての自立化も
重要なミッションのひとつでした。

ちなみに私がキャリア教育と出会ったのは2008年。
転職した会社で
「キャリア教育民間コーディネーター育成・評価システム開発事業」の
実証事業の受託が決まり、
そのまま事業運営を任され(特に引継ぎなし)、
えらい会社だなー(笑)と思ったところから始まります。

開発期としての3年間も大変だったのですが、
2011年に民間事業として自立化させるのも、
簡単ではありませんでした。
 (これはこれで、語り出したらキリがない)
キャリア教育コーディネーターに対しての
認知度が非常に低かった。
そもそも「コーディネーター」なるものの存在が
理解されづらいという側面は、いまだにあります。

そして、
2011年度から民間事業として動き出し始め、
少人数ではありますが養成講座を続けていると、
変化や新しい動きも出始めます。

いちばん大きいのは、
卒業生が各地で活動を起こしていることです。
気づけば、講座を運営している私よりも遥か遠くに
羽ばたいて行っている卒業生も少なくありません。

「キャリア教育コーディネーター」とひとことにいっても、
働き方も様々ですし(専業もそうでない人もいる)、
立ち位置も、学校密着・地域密着の人もいれば、
企業で事業として活動している人もいるなど、
バリエーションはさまざま。
卒業生の活躍の様子を耳にするたびに、
自分もがんばろうと、
応援されている気持ちになります。

学校は地域によって個性も多様性もあるもの。

ひとりが大きな花火を打ち上げることよりも、
それぞれがそれぞれの立ち位置で
小さくても花火を打ち上げ続けていることが
大事なんじゃないかと思っています。

だから、
ひとりひとりのやりたいことを軸に、
この講座の学びをどう活かすのかを考えてほしい。
人脈も含めて学びを最大化してほしい・・・

そんなことを思いながら、
今年も新たにどんな人たちと出会えるのかを
楽しみにしつつ、講座を運営していきます。

松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」「クリエイター」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factory(https://ax-factory.wixsite.com/corporate)を設立。2020年京都造形芸術大学通信教育部(グラフィックデザイン)を卒業。デザインで学びをおもしろくします。
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