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【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】正解がない時代に生きる私たち

新型コロナウィルス感染症対策による学校の休校。

オンラインツールを使って授業を継続している学校、
大量のプリントなどの宿題を出した学校、
その背景で授業配信の準備やICT化の準備を進める先生たち・・・
授業時数を確保するためには、
夏休みを短縮するしかない、そんな話も聞かれるようになりました。
文部科学省からは、家庭学習を評価対象とするという
報道も聞かれましたね。

いままで当たり前にあった「学校に通う」がなくなることで、
そもそも学校とは何をする場所なのか、どうあるべきか、
先生の役割とはなんなのか・・・
そんなことが問われるようになったのだと思います。

早くからICT化を進めてきた学校もありますが、
多くの学校、先生、そして保護者、私たちにとっても、
「当たり前」がなくなったこの状況を
どう再構築するのか、デザインするのかが問われている。

誰にとっても、答えのない課題が、
いま、目の前にある、ということなのだと思います。
答えがないのであれば、
トライ&エラーを繰り返して模索するしかない。

そんなことを、
ひとりひとりに、突きつけられているように感じています。


いま開発中の探究型学習の問いづくりカードゲーム。

なんとか3月末にテストプレイを開催したのですが、
それ以降は人が集まるイベントは自粛モードへ。
やっぱりカードゲームは対面じゃないとできないよね・・・
と思って、どうしようかと思っていたのですが。

が。

やってみたら、オンラインでもできちゃったんです。

もちろん、ルールはオンライン仕様に変えたのですが。
 (環境にあわせてルールを変えられるというのは
  カードゲームの良さだなぁとも思いました。)(笑)
そして、書画カメラなどの機材も必要ではありますが。

と、同時に、
カードゲームって、授業の中でやろうとすると
グループの数だけ必要になるので、
使えそうなのに使えないな・・・と思っていたのですが、
この方法なら、カードゲームが1セットだけでも
授業ができるんじゃないか・・・という可能性も。


いままでの常識だけで考えて「無理だ」と思っていたら
もうダメなんだなと思いました。
そして可能性があることは、やってみた方がいい。

学習指導要領改訂の背景、大学入試改革の背景で、
聞き飽きるほど言われていた「答えがない時代」ということ言葉。
本当に、いまこそまさに、そう。
これからの子どもたちだけじゃなく、
直面する大人が問われているのだと実感しています。


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 ご支援よろしくお願いします!


松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factory(https://ax-factory.wixsite.com/corporate)を設立。2020年京都造形芸術大学通信教育部(グラフィックデザイン)を卒業。デザインで学びをおもしろくします。
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