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【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】キャリア教育コーディネーターがいたらできること

4/1。
こんな時期だけど、こんなご時世だからこそ、
エイプリルフール企画に乗ってみました。

「全国で1万人のキャリア教育コーディネーターが活動を開始します。」
#AprilDream

実は、現段階では、全国で約350人しかいないのです。
  *キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会の会員数です。
1万人というキリのいい数字にしてみましたが、
ざっくり全国の中学校に1人ずつキャリア教育コーディネーターがいる、
というイメージになります。


エイプリルフール企画のプレスリリースでは、
以下の4つの授業と活動を提示しました。

●教科が社会でこう役立つ!がわかる授業
●商品企画やビジネス開発に取り組む授業
●知らない仕事・いろんな仕事を体験できる授業
●入学したくなる特色あるカリキュラムづくり


「出前授業や外部講師をを紹介してくれる人でしょ」
と言われることもあります。
もちろん、それも大事な役割のひとつではありますが、
一方で、それはほんの一部でしかないと思っています。


学校で何かをやりたい、支援をしたいという人は
おそらくたくさんいると思いますが、
キャリア教育コーディネーターはどこが違うのか、
というと、以下のような点だと思っています。


●先生のいちばんの味方になるために学んでいます●
 学校のこと、教育行政のこと、学習指導要領のことなど、
 必要な専門知識をしっかりと学んでいます。
 なぜなら、先生のいちばんの味方であり続けるため。
 学校の先生と同じ言葉で話しができるようにするため。
 先生が目の前の子どもたちに必要だと思うことを
 授業という形で実現するために、
 「一緒に考えて、一緒に活動する人」なのです。
 そのために学び続けることも、私たちには必須なんです。


●先生じゃありません。あくまで「学校外の人」なんです●
 私たちが子どもたちに授業をするわけではありません。
 あくまで「学校外の人」。
 でも、外にいるからこそ見えること、できることがあります。
 企業の活動やビジネスについての知見や、客観的な視点、
 価値は、そんな「異なる価値観」にあるのかもしれません。
 学校とビジネス、学校と企業など、全く違う言葉・価値観を
 授業や活動という、目に見える形にする=翻訳作業が大事。
 これができるようにするためにも、やっぱり学び続ける。


・・・と考えると、
「キャリア教育コーディネーターがいたらできること」って、
端的に言うなら、
「学校と社会をつないで視界を広げること」
と言えるのかもしれません。
誰の視界を広げるのか、と言ったら、
それは、子どもたちだったり、先生だったり、
地域の人だったり、自分自身も含まれるのかも。

本当に、人の成長可能性を信じられる仕事だと思っています。
というわけで、今年も講座開講準備中です。

松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部社会学科卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factory(https://ax-factory.wixsite.com/corporate)を設立。
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