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シンボルツリー

人生の大先輩なお向かいさんのおうちはお庭が魅力的。
私はいつもお向かいさんのお庭の花や木々に癒しをもらっている。
野菜のことや、植物のことを教えていただいたり
手作りの野菜をいただいたり、お礼したり、よい関係を築かせていただいている。


そのお向かいさんのおうちには毎年春にキレイな白い花を咲かせるシンボルツリーがある。
綺麗に咲いている時に家を出るとちょうど見えるので見て楽しませてもらったり、たまに枝ごとお花をいただいたりして、毎年楽しませてもらっていた。

最近、そのシンボルツリーをご夫婦で抜根されて、新しい木を植えられていた。

どうしたんだろう…と思って、話を伺ったところ、元々の木は40年くらい前に実家から分けてもらった木で、寿命がきてしまったとのこと。それで新しい同じ種類の木を植えられたのだとおっしゃっていた。

お子さんのおうちに挿し木したのが育っていて、それを植えたの、と
笑顔でお話しされていたけれど、
その話を聞いた後、なんだか私はウルウルしてしまった🥹

40年間、お子さんが一緒に暮らしていた時から
独立される時、
ご夫婦2人の暮らしを楽しまれている現在までの
おうちの歴史をずっと見守ってきた木を
弱ってきたから切ると決断することは
とってもとっても勇気が必要だっただろうな

我が家にはシンボルツリーはまだない。
何を植えようか悩んだまま、6年ほど経ってしまった。
子どもたちのことも、私たち夫婦のことも
見守ってくれる木、我が家はなににしようかな。

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