読書日記 2024/04/18
面白すぎた。
こちらは森元斎著『死なないための暴力論』(集英社インターナショナル新書)の注釈におすすめで出てて手に取ってみたもの。著者はフランス在住の言語学者の方で、フランスからトルコへ言語採集の旅に出向いた際のエッセイ。
オスマン帝国崩壊後、政教分離で世俗的で単一言語を話すトルコ共和国が建国されたけれどもそれは表向きの顔であり、沢山の言語と少数民族が存在し、そこには差別と統合の圧力もあり、ということが著者が小さな村から村へと言語採集とともに旅を続ける訥々としたエッセイか