すぐやめるつもりだったVRCを始めて3ヶ月がすぎた
2月下旬のこと。VRChatを始めた。最初はすぐにやめるつもりだった。でも、気づいたらもう5月。今日も気が向いたらVRChatに入る日々。最近は夢にVR世界が出てくることもあったり。今回は、そんなVRとの出会いの振り返りだ。
記事のネタのためにVR世界へ
うーむ。机に向かい腕を組む。画面の向こうにあるのはアバターを作るソフト。窓の外には春の到来を喜ぶかのように咲き始めた梅の花。この日、慣れないソフトをいじりアバターを作っていた。
実は今、「デジタル世界に行きたい」という記事を書いている。その記事の流れで、「デジタルっぽいアバターで実際にデジタル世界に行く」ことをしたい(意味伝わってるだろうか)。そのためにはVRChatとポリゴンっぽいアバターが必要だ。
で、アバターは意外とあっけなくできた。友人からVRChatの使いかたも教わった。よしよし順調。となると次はアバターのアップロードだ!
あくまでもVRChatを始めるのはネタのため。目的を達成すればやめよう。VRの良さを語る友人に「やるつもりはないけど楽しそうだね~」って返答したり。まだこのときは、ね。
問題発生
さて、アバターの話に戻ろう。VRChatをやっている人は次の展開がわかると思う。エラーでアバターアップロードできなかった……。
理由はすぐにわかった。VRChatでアバターをアップロードするためには、「ユーザーランク」を上げる必要がある。当然のように今のランク(Visitor)では無理です、と。
ランクを上げるにはどうすればいいんだろう。出てきたのは
「フレンドを増やそう」
「VRChatを長くやろう」
の二つ。なるほど。仕方ない。面倒だけど、もう少しVRChatやってみますか。
フレンドを作ろう
初心者がフレンドを増やすにはどうするか。どうやら「チュートリアルワールド」に行けばいいらしい。さっそく足を運んでみよう。バーチャルだから現実世界の足は動かさないけど。
そこで、緑色の狐さんに出会った。
知らない人と出会い新しい世界を回る楽しさ。それぞれが気が合う人とすごしたいようにすごしている空間。やさしい世界。穏やかな世界。VRChat、ちょっといいかも。
(当時の心の揺れはこちらのnoteに綴ってあるのでよろしければどうぞ!)
長続きする気はまだしない
新しい世界がちょっと見えた。でも、正直もっとやっていたいかというと、うーん。興味はあるけど。
ランクはまだそのまま。上がるまではやってみよう。こうして、2回目のチュートリアルワールドへ。
そこで、エルフの子に出会った。
会ったのは短い時間だったのに不思議と心に残った。もっと話してみたいな。
翌日。思い切ってまた会ってみた。
その三日後。ログインしてたからまた会いに行った。
二日後。今度は向こうから会いに来てくれた。
それからさらに三日後。二人で話していて、初心者案内のときに会った別のフレンドさんに会ってみようって流れになった。お久しぶりです。
さらに人間関係が広がった。
気づいたら続ける理由ができていた
毎日ではないけど、気が向いたタイミングにインする日々。そこまでVRにどっぷりつかる気はない。でも、世界は少しずつ広がっていった。
VR専用のツイッターアカウントを作ったり、
アバターに新しい服を着せてみたり、
VRChat内のゲームで盛り上がったり、
カメラをきれいに撮れるツールを入れてみたり、
なでてもらう良さを知ったり、
アニメの話で盛り上がったり。
VRChat、もしかして続くかも?
気づいたらランクは上がっていた。記事も無事にできあがった。目的達成だ。
気づいたら居場所になってた
それからも、なんだかんだ細々とVRChatを続けていた。
4月の後半、ちょっとメンタルが下り坂になった。うつむきがちの日々。今までだと全部自分でため込むしかなかった。でも今は。
VRChatに入る。「ちょっと愚痴なんだけどさ、いい?」
静かに話を聞いてくれるフレンドがいる。
そしてふと気づいたら3ヶ月経とうとしている。
この間、VRChatから1週間ほど離れた。理由は100キロ歩くイベントがあったから。さすがにちゃんと準備しないと。仕事の後にVR機器をかぶらずリュックに道具をつめイメージトレーニングをする日々。
そして当日。かろうじて完歩できた。心が折れなかったのはVRのツイッターアカウントでみんなが励ましてくれたおかげだ。ありがとう。
大会が終わり、ゾンビ顔負けの熟睡をかまし、寝返りも打てない身体を無理やり起こす。さびて欠けた歯車のような手足を無理やり動かしてVR機器をかぶる。そこで迎えてくれたのは
手作りのお祝いワールド! 疲れた頭がほぐれていく。ああそうか。VRChatはもう、自分の居場所になってたんだ。
VRChat、いつかはやめるときがくるかもしれない。でも今は、当分は続けたいと思う自分がいる。この楽しい時間を精いっぱい大切にしていこう。
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