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VR 空間で友達と会ってみた

VR 空間で人と会うのが楽しいらしい。気になるので実際にやってみることにした。
結論は、「いい姿勢」が一番大事。


人と会う機会が少ない!

コロナの終わりが見えない。仕事以外で人と会う機会がない。今年会った友達は一人、二人、ええと……二人だけ。ディスコードで雑談することはちょくちょくあるけどちょっと味気ない。

何かないか会う方法。そんなときに気になる記事を見つけた。


VRゲームが作り出す仮想空間へと没入する感覚も楽しいが、何よりネットワークで友人、あるいはゲーム世界で知り合った仲間と同じ時間と場を共有しながら、軽口を言い合い、ただ過ごしているだけで時間が経過する


ほほうVRか。家には Oculus Quest2 がある。でも最近塩漬け気味。使わなくなった原因はそう、卓球ゲームをやったらテニスが下手になったからだ。もったいない。使ういい機会だ。やってみよう! ちょうどいい人誰かいないかな。すぐにVR 機器を持っている友達が一人思い浮かんだ。しかも彼とはちょうど1年会ってない。これはやるっきゃない!


VR空間で「待ち合わせ」しよう

「いいですね!」

友達からは色よい返事。よし決まりだ! じゃあなにする? やっぱり記事にのっていた釣りをしてみたいな。

かなりよく魚がかかってしまうため、忙しいゲームではあるのだが、自宅にいながら他愛のない話をしつつの釣りは、開放的な風景もあって自宅にいる閉塞感を忘れさせてくれる

釣りのゲームをすれば、友達と会うだけでなく最近行けてない自然に触れることもできる。一石二鳥とはまさにこのこと。

と思いきや、そうは問屋が卸さなかった。「互換性の問題」がここで発生。僕が持っているのは「Oculus Quest2」で友人が持っているのは「HTC VIVE」。どうもこのゲーム、別のハードだと一緒に遊べないらしい。残念。

ということで結局決まったのは「Bigscreen」。一緒の部屋でのんびりしたり映画を見たりできるソフトだ。

こっちは別々のハードでも問題なしとのこと。こうして「待ち合わせ場所」が決まった。


VR空間で初めての顔合わせ

さて、さっそくVR空間に行ってみよう。

ワープ。暖かい暖炉。ふかふかのソファ。高い天井。そして身長よりも高いスクリーン。ベンチャー企業がディスカッションに使ってそうな部屋だ。でも落ち着く。暖炉の火と暗めの照明のおかげだろうか。これならくつろげそう。

「ピコン」

誰かいる。友人が来たようだ。友人がいる右側に首を向ける。VR だときちんと首を回さないと視界に入れることができない。

黒髪ツインテールにあごひげのおじさんがいた。

えっと……。

「こんにちは!」

とツインテおじさん。声を聞いたら友達だった。どうやらアバターをランダムで作った結果そうなったらしい。


気を取り直して会話をしてみよう。普通に盛り上がった。

互いの近況報告したり。
トマトを投げたり(そういう機能があった)。
共通の友人の話をしたり。
空中に文字を書いたり(そういう機能があった)。
コロナの愚痴を言いあったり。
ポップコーンをぶちまけたり(そういう機能があった)。

良くも悪くも、思った以上に「普通」だった。たしかにディスコードの通話と違って実体が隣にいる感覚はある。でも、どこか物足りない。ディスコードのように作業通話もできないからちょっと手持無沙汰だし。やっぱり一緒に何かしたい。一緒にゲームをするのがやっぱり正解だったのかも。


思わぬ副作用

1時間経過。電池がなくなってきたので終わることになった。じゃあね、また会おうぜ。

たしかにVRで会うのは新しかった。でも真の良さは今回味わえなかった感じがする。次はどうしようかな。VR Chat も気になるけどちょっと敷居が高いしなー。何はともあれ VR のポテンシャルの高さはよくわかった。

VR に思いをはせていると、ふと違和感に気づいた。肩が重い。肩がだるい。この感覚、覚えがあるぞ。典型的な肩こりだ。

思い当たる節はある。十中八九 VR のせい。自明だ。VR ヘッドセットの重さは500グラム。この状態で1時間、ずっとソファにもたれかかってた。この姿勢が悪かったっぽい。


ということで今回重要なことがわかった。

VR 空間で人と会うときに一番大事なのは「いい姿勢」でいること。

ここテストに出ます。覚えておいてください。

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