現状を受け入れると、新しい扉が開く awai 風のたより 120
佐賀 嬉野からのたより
前回のおたよりをお送りしてから、気づけば一ヶ月以上が経っていました。
いかがお過ごしでしたか?
嬉野(うれしの)は、お茶摘みのシーズン真っ盛り。
お茶畑のあるエリアを通りかかると、お茶を蒸す、なんとも言えない芳しい香りが漂ってきます。
そんな中、山の中にある小学校のお茶摘みのイベント(授業)に参加しました。
お茶の摘み方は「一芯三葉(いっしんさんよう)」、上からお茶の葉三枚分とやわらかい芯の部分だけをせっせと摘んでいきます。
お茶の手触りを感じながら無心にお茶摘みをしていたら、気づけばあっという間に時間が経っていました。
そこにあったのは体験そのもの。
「今ここ」に集中していると「わたし」という感覚はこの瞬間の中に溶けてしまうんだな、なんてことをその晩、お茶摘みを振り返りながら考えていました。
お茶摘みの後にはピーターさんの運転免許を書き換えるために佐賀市まで行ってきました。
国際免許を取るのを忘れて日本に来てしまったため、特別な手続きが必要だったのですが、先月予約のために電話をしたところ、なんと2ヶ月待ちとのこと。
運転が好きではないわたしとしては大ショック。
「6月末までわたしが運転かあ、嫌だなあ…」なんてことを実はこの一ヶ月ずっと思っていたのですが、先日、腹をくくって、「よし、運転はもう『するもの』として受け入れよう!そのかわり、ピーターさんの免許の書き換えが終わったらのんびり一人旅をする時間をつくろう!」と飛行機と宿を予約したところ、数日後に「急遽予約にキャンセルが出たのですが、明日来れますか?」という電話がかかってきたのです。
幸いなことにわたしたちには時間はたっぷりある。
なので「行きます!」と前のめりで返事をして、翌日、お茶摘みの後に手続きに向かったのでした。
手続きではいろいろな書類が必要で、かつ面談もあり、そのプロセスでいろいろなこともあり、3時間以上時間がかかりましたが、無事、免許を書き換えることができました。
思い返すとこういうことってよくある気がするんです。
今の状況を受け入れたら、変化が起こる。新しい扉がふわりと開く。
逆に現状に対して見て見ぬフリをしていたり、抵抗をしているときは、いつまで経っても状況が変わらなかったりします。
ポイントは変化を起こそうと思って受け入れるのではなく、とにかく、心の底から受け入れること。腹をくくること。
そして、何かがやってくるための余白を持っておくこと。(でもやっぱり、何かがやってくることを期待はしないこと)
そして、やってきている流れに乗ること。
前日に電話がかかってきたときも、町のサッシやさんから急遽「いらないガラスをあげるから今から観に来ない?」と連絡があり、「翌日にしようかとも思ったけれど、時間もあるし今日行こう」とサッシやさんの倉庫を訪れていたところでした。
現状を受け入れて、世界に対してオープンでいる。
世界からやってくるサインに気づく。
そしてやってきた流れに乗ると、次の流れがやってくる。
自然の近くでの暮らしや古い家のリノベーションは予想もできないことや思い通りにならないことも多いですが、世界に自分を明け渡すことのパワフルさを、日々実感しています。
お知らせ
●2023年9月からメンターコーチトレーニングを開催予定です
自分ならではの感性や強みを発揮したメンターコーチングを通じて、コーチ自身のいのちの解放を本気で後押ししたい方、ぜひご一緒しましょう!
自己探究・自己実践とグループでの共同探究・共同実践およびジャーナリングを組み合わせた約6ヶ月間の講座となる予定です。
少人数制のため、ご関心がある方に優先してご案内をお送りします。
ご関心がある方はこちらのフォームよりお知らせください。
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*嬉野での特別パーソナルセッション(共同探究)も季節限定で受付予定 ご案内は個別にお送りします。
嬉野での暮らしの様子はこちらにも綴っています▼
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