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ロブロがつくりたい「アメリカのスワローズ」

古田敦也が、MLBのコーチになる。本人曰く、「プロ臨時コーチ」だ。

招聘したのは、アリゾナ・ダイヤモンドバックス。
なぜ急に、海の向こうからお声がかかったのか。
その真相が明かされた。

ダイアモンドバックス監督トレイ・ロブロがヤクルトスワローズでプレーしていた2000年、同僚の古田敦也に、自分が将来監督になった暁には、コーチになってくれとお願いしていたのだ。

驚いた。ロブロ……

全く記憶にない!    知らない!    ロブロ。
映像を見れば分かるのだろうか。いや、その自信も全くない。

ロブロがヤクルトに在籍した2000年は、現役最後の年だった。異国の地で苦しんだ助っ人は、その胸の内を古田に明かした。

このあたりは、いつものヤクルトだ。悩みを打ち明ける誰かがいるのがヤクルトという球団で、それは来日したばかりの外国人選手も例外ではなかった。

古田は突然のコーチ就任を断ったが、ロブロは20年以上もの間、この時の思いをずっと胸にあたためてきた。そんなロブロの真面目さを裏付ける証言がある。

宮本慎也:この人は真面目で、ずーっと指導者やってるよ。メジャーの監督やったかな?    バントもした外国人だよね。
スタッフ:バントできないんですか?    普通は。
宮:外国人でそういう選手取らないじゃん。ホームランバッターしか。
ス:監督やってますね、ダイヤモンド・バックスの。
宮:そうでしょ?    ロブロっていうのはね、すごいあのー、知的な感じのね、真面目な。
ス:宮本さんが真面目だっていう人が、監督やってて、アメリカもちゃんと見てるんですね。
宮:フフッ
https://youtu.be/YCjrhsILEbA

※2:06-2:50頃

そして、23年越しの願いは、ようやく叶った。

──私は彼のプレースタイルが好きだった。彼の準備の仕方、攻略の仕方。素晴らしい選手だった。私は多くのことを学び、彼によく質問したけれど、そんな時、彼は、いつも真摯に答えてくれた。非常にプロフェッショナルだった。私は彼に友情を感じた。もっと長く日本でプレーしていたら、大親友になっていたと思う──
https://news.yahoo.co.jp/byline/ichimurajunko/20230216-00337495

真面目なロブロの古田敦也評。
そうか、ロブロは、アメリカで黄金期のヤクルトに倣ってチームをつくろうとしているのか。
だから、古田敦也なのか。

さて、ちなヤク・伊藤海彦から新たなお題は。

1番って言われるとなぁ。ロブロみたいに、知らない人もたくさんいるんだろうなぁ。
でもまぁ、この人だな。

スコット・マクガフ(現アリゾナ・ダイヤモンドバックス)

古田さん、球、受けてきて。元気かどうか、教えてね。

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