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雲から出てくるところを探せ

皆さまこんにちは!
ミスター600mm!!
たまには雨の中の撮影も良いよねとアグレッシブに動き回っている航空写真家の深澤明です。

元々ド本気講座でも示しているスタンスですが、ヒコーキは晴れていても曇っていても雨が降っていても雪が降ってきても、基本的には飛んでいる訳ですから、撮る側のこちらとしても全天候型でいきたい!と思っています。

その「全天候型」が影響してか、かつて鹿児島で開催したクラブツーリズムの撮影ツアーでは台風を呼んでしまい

「深澤先生、いくら全天候型でも、台風は、、、」

と参加者を絶句させてしまいました!

気持ちとしては「台風でも!」とは思っていますが、わたくし一人撮影ではないですからね。

さて、先日の成田空港。

前日の雪から雨に変わっていたものの、低く垂れ込めた雲がこちらの興味をそそります。

「どこからか、ヒコーキが雲からズボッと出てくる場所があるはず」

離陸機と違って着陸機はほぼ同じ高度とルートを飛びますから、多少雲の流れによって差はあれど、大体の場所は特定できます。

芝山町の空の駅 風和里しばやまでまずは観察開始。

翼端からのヴェイパーを引きながら、ボーイング777-300ERが降りてきました。

しかしながら、案外雲から抜け出てくるポイントは遠い。

マップと睨めっこしながら

「今日は成田で新たな撮影ポイントを開拓するぞ」

と意気込みます。

それこそ、道の駅 風和里しばやまの近くかもしれない予感がありました。

(同じ風和里しばやまでも、道の駅と空の駅があるのが面白い♪)

ただ、道の駅 風和里しばやまですと、やや横撃ち気味なので、もう少しだけ正面気味に潜り込みたい衝動はありました。

で、今回探し当てたポイントから、ANAのFLYING HONU 2号機を捉えました。

とにかく、新しい撮影ポイント開拓のポイントは第一に、迷惑駐車にならない場所。不審者に見られない場所。

ここに尽きます。

今回開拓できた場所は、そういう意味でもとてもいいポイントでした。

エンジン音が聞こえてきて、だんだん大きくなってきて、

でも「まだ機影は見えない〜」というワクワク感がたまりません。

ブワッと雲から出てきた時の感動は、筆舌に尽くしがたいものがございます。

雨の日でもワクワクを。

これからもワクワクし続けていきます。


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