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皆さまこんにちは!
ミスター600mm!!
常に事務所で作業できるわけではないですから、いまのメインマシンはMacBookProの航空写真家深澤明です。

空港の外周ポイントでの立ち位置は、人それぞれの被写体に対する距離感で決まってきますよね。

寄りたいか引きたいか。

画角の中にどう収めたいかにもよりますが、人それぞれの基準となる距離感があると思います。

いや?そんな距離感なんて、ないお??
という方もおられるかもしれません。

その場合、好きなレンズを自分の基準にしてしまう感覚といえば伝わりますかね。

巨匠 青木勝さんは

「ヒコーキ撮影でいう標準レンズは200mmだ!」

という名言の持ち主ですが

当の深澤はどうかと申しますと、生意気にも青木勝さん風に真似ていえば

「ヒコーキ撮影でいう標準レンズは、、、400mmだ!」です。

なんでやねん!! 600mmではないんかい!!!

と危うく自分自身に肩を叩きながらツッコミを入れそうになりますが、恐らく400mmの単レンズでも撮りたい写真を量産できます。

600mmではちょっと長いんですよ。

400mmがちょうど良いんです。

これ、本当に。

あ、でもこれ、ワタクシの基準であって、皆さまは違った尺度をお持ちのことと思います。

(この話題も盛り上がりそうですね。皆さんのヒコーキ撮影における標準レンズは何mmだと思いますか?)←今度飲み会や懇親会などでこの話題を振ってみよう〜〜〜

立ち位置の基準としては400mmで構図の基準を定めつつ、手には600mm。

そうすると、被写体にいつもよりちょっと迫ることができるのです。

さらに最近のレンズは『内蔵テレコンバーター』なるものを装備していて、これまた1.4倍で840mm相当になりますから、かなりヤヴァイです。

本来、ズームレンズもこうやって使うんですよ。

100-400mmを手にしていて『300mm』と決めたら、その300mmで構図を決めていくんです。

105mm、135mm、180mm、200mm、300mm、400mmの6本のレンズを持ち歩くのは大変でしょう。

それを1本にまとめてくれているだけなんです、ズームレンズは。

だから、105mmなら105mmで構図を決めないと。

もし被写体を大きくしたければ、自分が前に出ればいい。

つまり、写真は足で稼ぐ、の本質です。

ズームで寄る?ノンノン!!

それじゃあ写真は上達しないぜ。

撮りながら焦点距離を変えるなんて、それこそ邪道です、写真の世界では。
あり得ない。

と、書くと、古い考えのガンコ親父っぽいでしょう?

距離感ていうのは、まずは焦点距離を固定しないと掴めないものなんだよ、ということが、なんとな〜く伝われば良いだけです。

単レンズ勝負がこの上なく楽しいのは、これが理由です。

でもね、ヒコーキ撮影は制約、制限が多いです。
特に距離感に対して。

例えば展望デッキからなら、被写体との距離を自分の足で稼げません。

だから、ワタクシもズームレンズで焦点距離変えまくって撮っています。

要するに「本質としてはこうだよなぁ」
という基本的なスタンスがあった上でそうしているかどうかも、けっこう大事なのではないか、ということです。



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