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ザ・雑談!その3。

皆さまいつもお読み頂き感謝します。
おぅ、大将、また来てやったぜ! 呼んでないがな! と、掛け合い、機嫌良く帰りに金を払うじじぃです。

 私の住んでいた近所に見た目はボロい寿司屋がありました。
そこは駅からも遠く、行くのに躊躇するような寿司屋さんなのですが、一番最初、どこかへ行った帰りにフラッと立ち寄ったお店でした。

まぁ、普通かな、、と思って、一口目をパクリ。 驚きました。
恐らく人生の中で食べて来た握りで圧倒的に優勝でした。

江戸前で見た目は何の変哲もないのに、、です。

このお店は二代目で大将は人柄の良さが顔面に表れている典型的な人で、見ているだけで働き者と分かります。

握り方を見ていても、特別に何かテクニックや、包丁の入れ方に何かある訳でもない。 しかし、何故だか抜群にうまし!なので有る。
そして、これまた人の良さ満開の奥さん。

なぜ、これほど美味いのか。 もう、探りたくて仕方有りません。
数えきれないくらい通い、やっと答えに行きつきました。

 シャリが最高です。

大将に、、「シャリ美味いわ〜」魚より美味い(笑
そうすると、 「わかっちゃいましたー? ご主人、なかなかですね。。」
「これがウチの(秘)なんです」
話を聞くと、シャリは自宅で奥さんが仕上げて店に持って来るので、誰も炊き方や合わせ方がわからないそうです。これも、奥さんのお母さんからの伝授で仕上げているらしいのです。
おまけに息子が弟子入りして手伝っている。まるまる寿司家族(笑。 

シャリを一子相伝で仕込んでいるお店を見た事が有りませんでした。
宣伝もしていないけれど、私にとっては、完全にプレミアムでした。

大将がその奥さんに聞いても教えないそうです。 その奥さんが居なければ店は潰れるらしいです。

とは言ってもねぇ〜〜と、悪魔の気持ちの私です。
何人、知り合いを連れて行ったか。。 パーフェクトです。
全員が黙りました。 そして、参りました。と。

そして最後の登場人物、私の知り合いで、日本全国食べ歩いているヤツで完璧なグルメ人。 東京に住んでいて、寿司は江戸前しか認めん!と言うアホです。

予備知識を与えず連れて行きました。
予想通り、ボロい店ですなぁ〜、、(ホザいてろ、)
お任せで出て来た握りをパクパクとオヤツのように食った瞬間、奥さんが家にシャリを取りに行きました。商売人のカンは鋭い。

いきなり、40カン行きました(笑
私、ギブ。
連れて行った彼はそこから怒涛の勢いで置かれた握りを瞬速で食っていく。
食いに食った合計が何と120カン、、、化け物か〜
流石の大将も「こんな良い食いっぷりは初めて見た」と言うことでサービスに数カン握ってくれましたが、それも一瞬でした。

彼曰く、「マジもんですね。。抜群です。。」

私がそれよりも驚いたのが、そのネタの多さでした。エグい仕込みでしょう。一度にこんな種類を見たのも初めてでした。

そんなお寿司屋さんの思い出と桁違いの寿司好きなお話でした。
本当なら5月に入ったので、サヨリが美味いよね〜と言うお話のつもりでしたがこんな話になってしまいました。

私自身の寿司談話はまた機会があれば書きたいと思います。

最後までお読み下さりありがとうございました。

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