見出し画像

校長先生のサプライズ。

実は今年、PTAの研修図書委員会の副委員長を務めておりまして
昨日はその仲間たちと企画してきた保護者向け講座本番の日でした。

いつもは外部から講師をよんだりしているそうなのですが
今回の講師は今年の春に赴任された校長先生にお願いしました。

校長先生は子どもたちの脳の発達や学習、心の発達に関する心理学について研究されている、という情報から
PTA役員仲間と話し合った結果、校長先生のお話を直接聞いてみたい!となり、校長先生もすんなり受けてくださったんです。
気さくで身軽な校長先生のおかげで、私たちもほとんど不安なく、
そして楽しみにしながら当日を迎えました。


シリーズ化してほしい!

講座終了後、何人もの参加者さんから「シリーズ化してほしい!」という声があがるくらい、今回の校長先生の講座は大好評を得ました。
私もその一人。とっても興味深いお話だったのです。

「脳」という切り口で子育てを考える

「脳」という切り口で子育てを考えるという、私にとっては、普段学んでいるマザーズコーチングとの間で、思考が行ったり来たりするような時間でした。

脳機能のことで私が知っていることと言えば…
人は脳の「前頭葉」で自分への“問い”をつくり、知識や情報がたくさん蓄積されている「側頭葉」から情報を引き出して日々考え行動している。
だからいつも同じような“問い”を投げかけていたら、同じ情報しか引き出されないし、当然行動も変わらないよ、というようなこと。

子どもの脳にどんどんダメージを与えるマルトリートメント

今回の講座の中で一番心に残っているのが
『脳の後ろの部分(側頭葉)にどんどんダメージを与えてしまっているのが
マルトリートメント(不適切な養育)です。』

という校長先生の言葉。

マザーズコーチングを通して、言葉がけについてはよく考えるけれど
「脳」に影響がある、というお話は今まで以上に強く危機感を感じました。
いや、コーチングを学んでいるからこそ「それは本当にやばい」と思ったのかも。

「何回言われたら分かるの?」
「あなたの好きにすれば」
「幼稚園生?何歳なの?」
しつけのつもりだけど、そんな言葉で脳はしっかり傷つく。


だからこそ「子どもの脳に入り込む話し方」を意識することが大切。
瞬発的に反応しないことなど、校長先生はいくつかのヒントをくださりました。
これは今後もマザーズコーチングを通して、身につけていきたいことだなぁとあらためて。

役員も知らなかった校長先生のサプライズ

講座のスライドが終わり、さぁアンケートを書いてもらおう、としたら
校長先生がおもむろに一冊の絵本を取り出し、
なんと絵本の読み聞かせが始まったんです。

これには涙の参加者さんもいて、私たち役員も必死でこらえました (笑)

校長先生が読んでくれた絵本は

「ふくびき」 作: くすのき しげのり 絵: 狩野 富貴子

ほんと、優しいサプライズだったなぁ。

▼ 提供しているマザーズコーチングスクール一般講座に関してはこちらをご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?