秋風

幸せでありたいと思い、なるべくそのように振る舞っています。

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  • 生き様

    わくわくの日常・非日常を描いた、素直なゆるエッセイです

  • 自助研究シリーズ

    生きづらさと、それに対するTipsがまとめてあります

  • 医学で考察

    せっかく医師なので、医学を使ってわたしの生活を豊かにします

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「朝起きられない」苦しみに向き合えるようになるまで (自助研究②)

前回・前々回に書いたものを読み返して、目を引きやすいタイトルをつけてノウハウに特化して書くのはあまり好きじゃないな…と思ったので、今作以降は内省に徹し、ノウハウは添える程度にする。 私の睡眠に関する困難との闘いの記録です。 睡眠障害(メラトニン分泌不全、睡眠相後退症候群、長時間睡眠)高校時代 〜遅刻のエキスパート〜 私の朝はいつも、8:00に覚醒し、8:02に焦りに突き動かされて飛び起き、着替えながら母が用意してくれたねこまんま(具沢山味噌汁かけご飯)をかきこみ8:09

    • 輿

      友人と外で遊ぶ。 楽しいが、立っているのがしんどくなってくる。 いますぐ座りたい。いやそれでは足りない、いますぐ横になりたい。 そんなとき、口からついつい 「ハアハア…こ…輿じゃ、輿をもてぃ……」 などと零れ出る。 友人達は、「そんなものはない」「貴族か?」「この山道はかつての天皇ですら徒歩で超えられたところだが?お前は…なんだ?」などと口々に言う。 突拍子もない発言だから、冗談としか思えないだろうーーーだが、これは私にとって冗談でもなんでもない。 「身体は限界だが、心

      • WAIS受けたら処理速度がカンストしていました

        この度、自分の発達特性や心理傾向を把握すべく、WAISというものを受けてきた。 WAIS。「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリ」「処理速度」という4つの指標と、その総合評価から個人の特性を評価する心理検査だ。   ようするに、学術的に裏打ちされた「どれが得意かな?テスト」である。 結果、どの値も非常に高く出ていたのだが、まさかの処理速度が評価上限カンスト(具体的な数値はなかったのだが、IQ160ぐらい?)。言語理解が一番高いと予想していたので意外だった。 いやー

        • わたしの失恋の精神分析

          0.はじめに 実はわたしは、1年ほど前に、相思相愛で5年間付き合い結婚目前であった恋人と破局している。 彼に対する気持ちが一区切りついた感覚があったので、破局からいまに至るまでの己の心のありようを振り返ってみた。 すると、わたしが破局の事実を受け入れたプロセスは、とある論に近いことに気がついた。 あなたは、キュブラー・ロスが提唱した、「死の受容」プロセスをご存知だろうか。 ここに、死を宣告されたひとりの患者がいるとする。 彼は、死の宣告に対し、まずはじめに「そんなはず

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          はじめての精神科 誰に何をしてもらえばいい?

          はじめての精神科 誰に何をしてもらえばいい?

          今日のごはん

          今日のごはん

          【藤原道兼の絶望、底つきと希望】 光る君へ 第十五話

          遅ればせながら、光る君への第十五話を視聴した。 道兼が自暴自棄になるさまが他人事とは思えなかったので、それらについて書いていく。 いや、ほんっっっっっとうに他人事ではない。 正直、道兼のシーンは全アダルトチルドレン必見だと思う。なんだこの解像度の高さは。 まず、道兼が関白にしてもらえなかったことをきっかけに出仕しなくなったのは、これまでの自己犠牲が報われなかった、つまり無意味だったと気づき、その虚しさで、なにかがぷつんと切れてしまったからである。 ACでない方にもわかる

          【藤原道兼の絶望、底つきと希望】 光る君へ 第十五話

          短編小説 立ち食いのそば

          こちらの投稿に導かれて、生まれて初めて小説を書いてみました。 短編小説 立ち食いのそば 私、そば、駅のホームの立ち食いそば屋で出される、安いそば。 あなた、ちょっとあなた。いままさに私を食べようとしているあなた。あなたですよ。おおい。 せっかくのご縁だから、お話ししてみたかったのだけれど。 そうか、あなたには私の声が聞こえないのね。 虚ろな目で、時計を気にしながら…んまぁ急ぐわねえ…新幹線なんて数分おきにあるんだからどれに乗っても同じでしょうに…ちゃんと味わって食べて

          短編小説 立ち食いのそば

          「やめて、嫌だ」の伝え方

          はじめに 人間関係において、わたしたちは、 「相手はわたしを不快にさせようと思ってやっている訳ではないが、わたしは不快でやめてほしいと思っている」 という状況を、様々な形で経験します。 それは「教育」という大義の下に行われる価値観の押し付けだったり、対話の形をなしていないコミュニケーションもどきだったり、無意識にわたしの人格を蔑ろにしている関わりです。 でも、相手にわたしを傷つける/傷つけているつもりがないことは見て取れるので、どう伝えたものだろうかと、いつも頭を悩ませ

          「やめて、嫌だ」の伝え方

          アクションゲームが苦手な理由

          わたしは、いわゆるアクションゲーというものがあまり好きではない。 たとえば、ゼルダの伝説が好きな人から、「手持ちの状況をいかにうまく使って敵を倒すか、それを瞬時に考えて実行するのよ。それがうまくいくとほんとうに楽しくて、生きている実感が湧く」という話を聞く。 しかし、わたしは正直それを聞いても、「うーん…?なぜゲームの中でまで頑張らねばならないんだ…?」という気持ちになる。 そう。そもそも、わたしの日常は常にピンチの連続なのだ。必死で頭を回転させて手持ちのカードでできるこ

          アクションゲームが苦手な理由

          最近のわたしのnoteは身近なモチーフを見てパッと思いついたものが多いなー。 そろそろ、じっくり温めた思索も世に放ちたいものです。

          最近のわたしのnoteは身近なモチーフを見てパッと思いついたものが多いなー。 そろそろ、じっくり温めた思索も世に放ちたいものです。

          【雑感】 光る君へ 第九話

          第九話視聴中、ブチギレ蔵人頭が頭から離れなくなってしまったので、そこから感想を書きながら観ることにしました。 脳直の感想です。 知的な面白みはおそらく何もありません。 帝「そんなもの飲んで良くなるとも思えぬが。お前が言うなら飲もう」 これなぁ。もちろんグリーフケアが最優先なんだけど、薬湯の代わりに「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)でございま〜〜〜す!」したら良くなる可能性あるんだよなぁ… 実資「私ほどの勤勉な者に向かって怠慢とは。…無礼な!」 私にこの記

          【雑感】 光る君へ 第九話

          「山月記」李徴のカルテを作ってみたー統合失調症と捉えての医学的考察

          親友と「山月記」の話をした。 山月記。 唐の時代の中国を舞台にした小説である。 清廉で優秀、前途洋々であったはずの青年・李徴が、失意の中で虎に変わり果ててしまった己の身の上を偶然通りかかった親友の袁傪に語る、という形で物語が展開される。 幻想的だが悲しい話だなあ、やりきれない気持ちが残るなあ、と二人でしみじみしていたのだが、ふと「もし語られるままの物語ではなく、李徴が人の姿のまま話をしているならまた別の怖さがあるぞ」という話になった。 その視点でもう一度読み返すと、李徴の

          「山月記」李徴のカルテを作ってみたー統合失調症と捉えての医学的考察

          セロリとの闘い(完)

          こちらの記事の続きです。 毎日少しずつセロリと闘うつもりであったが、計画通りにいかないのが人生というもの。 1日目(続) 午前に炊き込みご飯を作って記事をアップし、さあどうしようかと思いながら図書館に行き、本を読み、ご飯を食べ、入浴したところで、「ん…?無理に毎日コツコツ消費しなくても、使い切れないなら冷凍すればいいじゃな〜い!」と気づいた。 お風呂上がり、覚悟を決めてセロリの株に向き合う。 あまり器用な方ではないのでかなり時間がかかってしまったが、なんとか葉と茎(具

          セロリとの闘い(完)

          昨日寝る前にストレッチしたら、自分を大事にしてる感があってよかったので今日もする。やる気の日はやるぞ!

          昨日寝る前にストレッチしたら、自分を大事にしてる感があってよかったので今日もする。やる気の日はやるぞ!

          セロリとの闘い 1日目

          事情あって大きなセロリ株をいただいてしまった。 いただいた日をゼロ日目とし、本日は1日目と数えよう。 いやっ…ありがたい…めちゃくちゃありがたいんだが、我一人暮らしぞ? 私は食べ物はできるだけ無駄にせず食べ切る派である。 しかし…しかしこの量は…! 一般的に、セロリを必要とするレシピで要求される量というのは「茎一本」であったり、「葉適量」であったりする。 昨日と今日ですでに2本消費したが、その残り、つまり今撮ったセロリを数えただけで茎13本はある。…無理では? ええい

          セロリとの闘い 1日目