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なんでもあり=神 名作ゲーム解剖『ドラクエモンスターズ テリーのワンダーランド』

 ミリオン売れたサガ2からジャンルをRPGとし、マザー2のエッセンスを注ぎ、口コミの力を以て陰りが見え始めていたゲームボーイに一発逆転させたキラータイトル、ポケットモンスター。
勿論その後に雨後の筍の如く猫も杓子も育成ゲームが出た訳だが、同じGBという領域にて、同等のパワーをコンスタントに出したのはテリワンことドラクエモンスターズ テリーのワンダーランドくらいだろう。
今回はこの、『GB第二のシンギュラリティ』を紐解いていきたい。


最大最強の魅力 配合システム


 「魅力あるモンスター達を仲間にできる」、ドラクエ5、6でのノウハウもあったが故にこれだけでもいい勝負が出来たところにモンスター同士を混ぜて新しいモンスターをという配合システムを持ち込み一気に昇華させて見せた。
仕様自体は女神転生シリーズの悪魔合体で既に存在しており高評価かつマニアックだったものを上手く簡略化し、その上メガテンではマニアック過ぎて当時のメガテニストですら賛否両論だった偽典を除きできなかった育成要素と掛け合わせる事での食い合わせは完璧と言ってよく、分かりやすく中毒性の高い流れを作り上げることに成功。知らなければ未知のパターン探し、知っていれば誰をどう作るか脳内で図面を引くのがとにかく楽しい。この時点で牧場からほしふりのほこらへの相互ショートカットルートがあり利便性も充分と傑作が傑作たる所以が早くも出揃っている。

 配合するとLv1スタートを繰り返す故の低レベル帯からの能力大アップに小気味良いレベルアップ音連続まであるとくれば、子供から大人まで朝から晩までずーっとGB液晶に張り付くなんてのは自明だった(警備員がオフィスビルでの怒号と奇声を聞き現場に急行したところ、残業と称しての酒入れて会社テリワン通信対戦大会やってたなんてケースが実際にあったとか)。

制限一切なし なんでもありという最大の武器


 格闘場ランクや倒さないとアンロックされない等変な縛りが一切ない素敵仕様が更に功を奏した。レシピさえ組めば序盤時点でほぼすべてのモンスターをその手にできるのだ!
各種族いい感じにツボをおさえた手堅さから、ネタバレを恐れず各ナンバリングの魔王系から裏ボスのしんりゅうやダークドレアムまで完備したラインナップは魅力充分。
テリワンからスポットライトが当たり人気が爆発したしにがみきぞくや、オリジナルモンスターなのだが顔馴染み感が強くてナンバリングに逆輸入なんてのが複数あるくらいにはテリワンオリジナルも優秀。

 「魔王系をすべて下僕に従えてやる」「こんな序盤でキングレオいるのいけないんだろうな」「種族最強級は強くて当然だろ、グリズリーだけでなくホーンビートルにギガンテスやはなカワセミ、キメラのポテンシャルに気付いてる俺スゲーだろ?」「強さじゃねえだろ、俺の推しを揃えるんだよ」等プレイヤーの拘りをパーティに強く反映させながら「やってはいけないことをやっている」というある種の背徳感にドラクエシリーズで浸れるのは最高の一言。

ひとのものをとったら更に楽しい 他国マスター


 ダンジョン「たびのとびら」内のモンスターだけでも充分にえげつない配合パターンが複数あるのだが、それに留まらずワンランク上を目指せるのが他国マスターの存在だ。
ポケモンでは「ひとのものを とったら どろぼう!」だった所を「他国の奴らは懐いてないから肉で奪えるぜ」「○○はレアでたびのとびらにゃいねえ、他国マスターなら持ってるだろうがな!」等進展で細やかに変わるNPCのセリフ通り他国マスターからモンスターを奪うプレイが推奨されているのだ。
 レアモンスターなのは勿論、他国では覚える特技が違うらしく序盤から優秀特技詰め合わせで即戦力になれるなんてのがゴロゴロいる。獲得経験値も序盤なら明らかに美味しいぞ。そのうえでたびのしおりを使えばテーブル内限定とはいえリセマラできるのだ!
他国マスターの種類自体もいい感じにバラけており、倒した際の恩恵も大きいものばかりで特にフロア内の表示させたアイテムをすべて拾う神父は全回復+各階層狙っていけるとなればダンジョン探索の楽しみは指数関数的に拡がってゆくというもの。

ストーリーではなくオマージュで魅せる ナンバリングへの導線


 プレイヤーのリソースはほぼ配合に行くのを見越して、拘束イベントは最小限にしストーリーではなく最奥のオマージュで魅せるという手法も見事。お祭りゲーでナンバリングシリーズの購買意欲を高められるのだ。特に最奥1層前でかかる各種ナンバリングフィールドBGMアレンジは秀逸の極みで、シリーズ経験者なら「こう来るか」とオマージュを存分に楽しめ、未経験者は「最奥前来たか、うわBGMカッケー!→これぬしに対応した各種ナンバリングのフィールドなのか!すご!」とどちらでも感涙モノ。
ローグライク初心者向けに作り大成功したSFCトルネコの大冒険同様、シリーズ経験者も未経験者もどちらも大満足な仕様に仕上がっているのは匠の技前だ。没マップにグレイス城地下、没モンスターにぬし仕様ダークドレアムがしっかりいるので仕様そのままにモンスター増量と没要素復刻させた完全版リマスター……待ってるよ

公式攻略本の後押し その煽り文句に偽りなし


 極める本を出したユーズド・ゲームズ著以外の攻略本は金食い虫の子供騙しだったポケモン同様、テリワンは攻略本が君の目で確かめてみろなVジャンプクオリティ全盛期、配合表もゲーム雑誌n月号特集や口コミで分かるのでそっちでいいという有様。
が、発売4ヶ月目辺りでエニックス公式から出た「FinalEdition」の高い完成度はそれらダウンイメージを払拭して有り余るものだった。

 単純に資料集として有益で非常に読み応えがあり、レベリングに他国マスター活用法や配合逆引き、数値化された能力、経験値テーブル、4段階の耐性一覧(今までの攻略本ではこれらが歯抜けでデータ集としてすら妥当でなかった)だけでなく上げ方に基本戦略、コンボ、勝ち筋と言った通信対戦にまで当時としては最高レベルのものが分かりやすく揃っており「モンスターズはまだまだ遊べる」という帯に偽りなしのアルティマニアばりな傑作。
「もうモンスターズはやり尽くした」と自負していたプレイヤーに更なる世界を見せてくれた。

徹底解剖によりまろび出た知識たち


 調べれば調べる程、よくできた要素がぽんぽん出てきたので序盤ストーリーをなぞる前に上げていきたい。「こんなことまで作り込まれていたのか!」と関心すること請け合いだ。

レベルアップの早さ≒強さ


 無闇に系統最上級の初期経験値要求が100のモンスター、特に魔王系を配合して苦労した経験はないだろうか?
だいたい系統で成長速度含めた傾向が決まっており、光速いとり系むし系けもの系しょくぶつ系が強く、音速いぶっしつ系ドラゴン系あくま系は不遇傾向にある。 

 例外的に成長が遅くとも早期ステータスの上がり方の暴力で黙らせられるメタル系スライムやしんりゅうにゾーマ、初期経験値10で留めているゴールデンゴーレムやまおうのつかい、ジャミラスはとても偉いにじくじゃくとワイトキング、あなたたちはクソだ

2手3手先を考える

 例えばホーンビートルが欲しい……となれば、どの作り方が早いか、或いは良い技を引き込めるかを吟味し即効組めるはさみくわがた×2か?それとも回り道だが良技を揃えられるよろいムカデ×あくま系か?……と繋げてゆく。魔王系はしゅくふくしなければ必ず♂なので組み合わせる予定のモンスターはしゅくふくを使ってでも♀にしておく……等。並列してパーティの3体分図面を引いて計算通りに弾き出せた君は立派なモンスターマスターだ俺はゾーマ様を産むために全リソース支払うが

Lv20までのステータス上昇傾向が重要

 例えばふゆうじゅやはなまどうなどはLv99でのステータスこそ微妙だが、これがLv20までの上昇傾向なら高水準と非常に有用。特にはなカワセミは最たるもので、こうげき以外がしんりゅうや魔王系レベルの凄まじい勢いで伸びていき早いうちから数値受けが可能。
対して21-35までは大抵のモンスターが低成長期に入るので、はぐれメタルがバンバン狩れるしはいのとびら解禁前は一応の完成体である系統最上級ではない、或いは目欲しい特技がないならLv20前後での配合を繰り返すといい。

めいれいさせろが微妙

 きあいをいれたであらゆる攻撃ダメージが1.5倍にできる重要な隠しパラメータの『やる気』は落ちる、既に倒れている相手を指定しているとスカ、その上せいかく変更が関わっている以上AI任せのが結果が良い、アイテム使用時とくぎを使ってくれない……と死の四重奏
たたかうも簡略化なだけで性格値ややるきが伸びてくれないと楽な代わりに損。面倒臭がらず適宜AI指示を。

ばくれつけんだけではない 超優秀攻撃群


 有名な強技れんぞくこうげき→ばくれつけんは結構レアかつ取得レベルが高めなため、ストーリー序盤では思ったより使いにくいのだが心配はいらない。すぐ手に入り覚えやすい他の打撃特技にも有用なものが揃っている。
係数2倍のすてみは勿論のこと、もろばぎりはあの頭AXEなグリズリーがLv8-9とすぐ自力で覚える割に係数が1.5と高く倒すと反動を受けないというポケモン初代のはかいこうせんのような仕様があり、最初から最後まで超有能。ぬし相手以外ならまず一撃なので実質デメリットなしなのだ。
先制なのに威力が80%あるというしっぷづき、ガンガンいこうぜで呼び出せる状態異常技なねむりこうげき、マヒこうげきも超有能。AIが効く相手にだけ合わせて使ってくれるという心遣いも光る。メタル系相手にメタルぎりは勿論、しっぷうづきも使ってくれるぞ。
まじんぎりは1ターン休み等で動けない相手には必中というコンボ要素があり、ただでさえ強力な補助特技をさらに後押しする。AIも行動不能相手にはまじんぎりを優先するため、意図して組み込めると爽快だ。

アタッカーに攻撃呪文息は微妙


 攻略本では「旅の扉で便利」とされる息だが、これはあくまで「序盤なら」「成長が超早いモンスターなら」或いは「イオ共々取得しビッグバンを思いつけるなら」という条件付き
数を減らし/動きを止め被害を抑えるという視点でも上記のもろばぎり、すてみ、ねむりこうげき、マヒこうげきで殴って貰う方が明らかに有能なのだが、AIの「ガンガンいこうぜ」では耐性ほぼお構いなくこれらより優先して使ってしまう傾向がある(全体攻撃の評価値がやたら高い)ため、成長の遅いモンスターほど低火力で邪魔になり消す優先順位が高い。例え使わない特技でも、早くに覚えるなら「こいつらをどかす枠」としてとても優秀なのだ。

 例外はザキ系にしのおどり。効く相手は意外に多く、耐性が〇でもかなりの確率で持って行けると特に敵が硬くなる後半で頼りになるぞ。これらザキ系を使うのも「ガンガンいこうぜ」だったりする。

一転して補助技は有能ばかり


 マヒねむり1ターン休み混乱ひゃくれつなめによる封殺は言うまでもない。すべて防ぎ切る完全自由行動は極一部の魔王系のみ、大体どれかは通じるので散らして全部持っておくのがコツ。
「いろいろやろうぜ」で使わせれば半自動で入りやすいものを選んでくれるのも〇。無駄に優先度が高く使われがちなマホトラやふしぎなおどりを削除しておくと、なお磐石だ。
打撃に関わるルカナンスクルト、命中を下げるすなけむりマヌーサまぶしいひかり/回避を上げるみかわしきゃくも実質封殺のようなもので、なんと一発で命中率を3/8に落とし込める上で解けないのだ。打撃系統技限定とはいえ初代ポケモンのかげぶんしんもビックリ。

 どくけしそうで敵を治すとほねつきにく相当になつくというどくともうどくは、捕獲で役立つという変わり種。やくそうやせいすい、アモールのみずにせかいじゅのしずくまで敵に使えば捕獲用に使えるのだ。他国マスターなら序盤だけだが、通常相手なら終盤まで使い倒せるぞ。

使えるアイテムにも有能揃い


 直前の命令がAIなら、モンスターの動きを阻害しない使い得と地味ながら一手増やせるのだ。
あらゆる場面で雑に連打できるけんじゃのいしは壊れてもいいよう複数持つべし。初見では専ら換金専用扱いだったつえもまふうじのつえ、ふぶきのつえ、ほのおのつえは滅茶苦茶優秀。

成長の遅いモンスターを作ってしまったら……

 分かっていても早とちりしてにじくじゃくやアクバー、魔王系等を作ってしまってそのレベルアップの遅さに後悔した、という上記ケースは本当によくある。
こうなってしまったら、無理に経験値をあげるより他国マスターの詩人狙いに切り替え能力を上げる方が他国モンスターも狙えて一石二鳥だ。割と長くお世話になるデスピサロ、エスターク、シドー辺りで特に有効。詩人を狙うのに最適なのはいどのとびらだ。

やせい値はある程度まで無視できる


 高いと命令を聞かなくなるので0じゃないと……という観念を持ちがちだが、面倒臭がらずAI指示で各種性格値を上げておけば130辺りまでは無視できる
配合すればリセットされ、牧場に置いておくと入る経験値は案外バカにならないので、例え配合モンスターでもタマゴのままにせず牧場で遊ばせておくとよい。1レベルさえ上がれば今まで覚えるはずだった特技を一気に思い出してくれるぞ。

まずはここから たびだちのとびら


 ドラキー、アントベアを祈って仲間にしよう。その後は「ガンガンいこうぜ」指示を出し続け、やる気と勇気を上げ気合い入れと全力攻撃の率を高めるべし。

ドラキー
 とにかくレベルアップの早いとり系であり、最後まで使えるラリホーを所持。とり系は固有配合先の有無を問わずともはなカワセミ、ふゆうじゅ、少し選べばひくいどり、ホークブリザード、ロックちょう、ヘルコンドル等有能を導ける完全系統だ。

アントベア
 攻撃呪文息を持たないけもの系であり、最高峰のアタッカーであるグリズリー候補として最適。なめまわしが成長するひゃくれつなめも足止め+守備力1で打撃戦に最適。

ぬし ホイミスライム


 使ってくるホイミは3回まで。やくそうを投げつつ持久戦を。運が良ければやる気が高い際のきあいをいれたや、ゆうきが高い際の全力攻撃で回復を間に合わせず落とせる。

 味方にすればホイミは言うまでもなく、1ダメージを量産できるスカラが鬼強い。暫くはスタメン確定だろう。
固有配合ルートは無いが、そこはドラゴンキッズにして即ベホイミスクルト使いにする或いはベホマラーを引き出せばいい。

格闘場Gランク じゅくちょう


 ゴーストのなめまわしによる計算狂い、くさったしたいの高火力対策として、ホイミンに早めのいのちをだいじに指示し事故死を防ごう。こうげきが高いからと耐久に優れるスラぼうを牧場送りにしくそざこHPなアントベアにするのは良くないぞ(2敗)。

早くも良質ラッシュ まちびとのとびら


 眠りがあればどちらのぬしもまず負けないので、手に入るモンスターで判断。優秀なのはまちびとのとびらだ。ただ1層から出て即戦力になるので、キメラのつばさがあるならぐんたいアリを手に入れる目的で先にまもりのとびらを覗くのもアリ。
ドラキーがラリホーを覚えるまではレベリングしよう。逃げずにマップ全域を調べていれば大抵ドラゴン直前で賄える。一定歩く度にMPが1回復する仕様があり、ホイミのMPは2なので棺桶を出さないようケチらず使って立ち回る方が利口だ。

ピッキー
 初期こうげき高め、成長の早いとり系でルカニ取得済みという愛くるしい即戦力。雑に入れてしまおう。浅い階層にしかいないので注意。

グレムリン
 ホイミ、ギラを初期取得しており回復しながら殴れるとこちらも即戦力。ダブルホイミで安定は勿論、ホイミンと入れ替える天邪鬼プレイも可。
配合ではギラが邪魔になりうる、けもの系で初期成長ステータスが高く配合先も優秀なグレンデル、ゾンビ系でやまたのおろちやギガンテス、グレンデルになれるメドーサボールを導けると固有配合先まで優秀なのでよく推奨されているグリズリーに溶かすのはやや勿体無い。2体目以降がほねつきにくでも起き上がらない最難関タイプなので量産が厳しいのだ。
ファーラットと組み合わせてのハッスルダンス思いつきも、そのままではMPが足りずそもそも取得条件を満たせないので詩人をしばかないと机上の空論だぞ。

ゴースト
 グレムリンからのメドーサボール、更にそこからギガンテス作りにもゾンビ系が必要。ここにひゃくれつなめとまぶしいひかりが付けられお得なのがゴーストだ。むし系と合わせドロルにし、キラーグースやよろいムカデの準備にするのも有効。但しギガンテスを完成させるならいどのとびらでぬしを捕まえてから

ファーラット
 アントベア同様に攻撃呪文息を持たないけもの系でグリズリー候補。最速でみかわしきゃくを継承できるのは偉いの一言なので、雑にとり系やむし系辺りの相手にも可。

ぬし ドラゴン


 この時点でのかえんぎり、ひのいきは脅威。ラリホー耐性は〇だが、上記ザキ系よろしくテリワンの◎以外の補助技はだいたい入ると言っていいので恐れずにドラキーで突っぱろう。ドラゴン系は如何にも強そうだが、メラ炎メガンテ以外の耐性はほぼないも同然なので搦手が使えるならそれを、そうでなくてもHPは低めなので早ターンで深手を負う前に倒してしまえばなんの問題も無い。
ドラクエの貌と言うべきキング・オブ・モンスターなのだが、レベルアップの遅さが災いし戦力として微妙扱いなのはちょっと許し難い。
一転して固有配合先はピンポイントで強く、けもの系との配合でキラーパンサーになれるのは出色。これで+値に関係なく同系配合でグレイトドラゴンになれるなら完璧だったのだが……

アリだー! まもりのとびら


 「ぬしのゴーレムが寝るのでこっちのが楽」という嘘八百ソン・ウ攻略本にそそのかされ、先に選んでぐんたいアリにしばかれまくった嫌な記憶が蘇った。俺だけでいい(覚えているだけでも5敗)。たびだちのとびらクリア直後パーティでは、一体でもキツい上にぐんたいアリ×2など引いた日にはデスエンカに近い。

ぐんたいアリ
 敵として厄介ということは味方につけるとこの上なく優秀ということ。初期こうげきが高く、早い成長にねむりこうげきが良く刺さり、なかまをよぶを継承できる。ドラキーと入れ替えだ。
残念ながら固有配合先はない。フェアリーラットと配合しヘルホーネットを狙うか、他国で捕まえてきてから、或いは別のむし系×ぶっしつ系で2体はさみくわがたにしホーンビートル先生にねむりこうげきを継承させてあげよう。ねむりこうげき1本でも充分強く、よろいムカデルートより早く出来て互いに干渉しないのでさそりアーマー用やそもそもストーリークリアレベルの強個体を量産できるのがミソ。

コドラ
 最速のマヌーサ系使い。すなけむりで大抵のパーティとぬしをポンコツにできる。やや高めのレベルを要求するがなかまをよぶも強烈とドラゴンキッズに重ねてやるのに適する。

マドハンド
 強いモンスターを産もうとすると、何だかんだ数を要求されるぶっしつ系。後に出るエビルシードとの配合でサンダーバードを導けるギズモになれるルートが偉い。なかまをよぶも強力だ。

ぬし ゴーレム


 原作通り眠り耐性がザルなので、ぐんたいアリのねむりこうげきでassaultするとよい。ピッキーがいるならルカニ、コドラがいるならすなけむりも加えよう。
と言うかぶっしつ系はFINAL EDITIONでもヒャド冷気ザキメガンテ以外は壊滅的と言われてしまうくらいには耐性が悲惨。
さらに悪いことに1ターン要するちからをためるを多用する傾向があり、その怪力が動いているのを見た者はいないという。かわいそう……
ドラクエ5での威光からか勘違いしがちだが、戦力としては初期HPこそ抜けているものの他は平凡の域を出ずすばやさが遅過ぎて逆転発想のきあいをためる以外微妙。

 優秀なのは固有配合先。けもの系での最速攻撃呪文息なしグリズリーから、
・スカイドラゴンorフーセンドラゴンでアンドレアル
・ストロングアニマルでパオーム
・アンドレアルでメタルドラゴン
・ホークブリザードorキラーグースorヘルコンドルorモーザでロックちょう
・くさったしたいでがいこつけんし
まで導ける懐の広さは最序盤ながらトップクラス。ひくいどりでひとくいサーベルという変化球まで完備しているとなると、流石はゴレムス先生だ。

格闘場Fランク 井戸の底の怪しい博士

 ハ ー ゴ ン
スカルガルーのメダパニダンスで屈辱KOされる前にホイミンのスカラで防御をあげておくべし。幸い敵の攻撃は物理ばかりなので、重ねがけが決まれば混乱対策にもなり安心。
ここで遂に配合が解禁される。スカイドラゴンのタマゴは即刻しんりゅう狙いでもいいが、やまたのおろちがすぐ用意しにくいのでしんりゅうの親役はドラゴン系×他国或いは自前ひくいどり配合で改めて用意し、ゴーレムor他国ゴートドン辺りでアンドレアルに変え他の有用モンスター狙いの方が上手く行きやすい。

他国への第一歩 おもいでのとびら


 どちらを先に攻略するかはやはり出現モンスターの優秀さで決めたい。ここ辺りまでで準備を整えていれば早くも他国マスターに手が伸びるぞ。商人をしばくか、ほねつきにくやくさったにく→どくけしそうコンボ、最悪やくそうでの回復連打で乱獲準備だ。

ドラゴンキッズ
 何故取り沙汰されないのか不思議なレベルの、早熟がウリな序盤最強モンスターの一角
仲間にすると初期にあまいいき、うけながしと狂技2つ所持、1レベル上げると覚えるひのいきもこの時期なら超優秀で配合なしパーティでも他国マスターに勝てる逸材。
ドラゴン系なのに初期経験値僅か2と成長が超早い、Lv20までの成長ステもMP、こうげきが高いという例外措置も強く、ホイミン×ドラゴンキッズやコドラでベホイミスクルトひのいきに直接攻撃(コドラなら+すなけむり&なかまをよぶ)となんでもござれの万能枠が早くも作れてしまう。気付いてしまえば何とユニコーン要らずなのだ!
地味に持て余しがちなドラゴン系スライム系で良技持ちや溢れた場合の継承役にもなれるぞ。

 HP成長や限界レベルが低いという弱点はスクルト、急成長で簡単に+値を盛れる上で序盤なら初期限界値の25でもほぼ関係ない値なので苦にならない。
更にはむし系と混ぜて同じく例外的に成長が早く特技すべて優秀なフェアリードラゴン、ドロルとの配合でホーンビートルを導けるよろいムカデ、或いは同系配合を行いつつ結果が+4以上になるならドラゴンキッズ同士の配合でりゅうおうやメタルドラゴン等になれる上で格好良いグレイトドラゴンに化けると、しんりゅう同様例外的に捨てるところの無い超万能さなのだ。

キャタピラー
 最速どくのいき使い。どくのいき→どくけしそうでのDV彼氏流捕獲コンは序盤他国マスターで大活躍するぞ。スカラも所持しており地味ながら随分健闘している。

フェアリーラット
 マヌーサに後半厄介なぶちキング、スライムボーグ、メタル系をひっぱたけるスライムたたきを継承できるけもの系。やはりグリズリー親候補だが、むし系と混ぜて高ステータスからのマヒこうげきを取得できるヘルホーネットルートもアリだ。

ぬし キラーパンサー


 けもの系は系統最強のキングレオですら眠り耐性が△、と覚えておけばよい。ぐんたいアリかドラゴンキッズでassaultしよう。マヌーサ耐性に至っては×なので、コドラのすなけむりでもオーケーだ。スクルトで1ダメージにしてしまうのも手。
初期名前候補がゲレゲレなのは戦争を誘発するだけなのでよくないとおもう。

 戦力としては至って普通といったところだが、固有配合先ならキラーマシンで先のキングレオが誕生するという超が付くほどのエリート。この血筋ルートは続編のルカイルで消されているという曰く付きでもある。
キングレオの親役はドラゴンとの配合でできる方に任せ、ぬし側はそこそこのステータス+グリズリーにおたけびを継承させるルートでも有能とスキがない。

レアの宝庫 他国マスター


 まずはアイテムを拾わず200歩以上歩いた上でほぼ全部のどうぐを捨てての商人戦でしもふりにく、ほねつきにくを複数入手から入るべし。
その後は積極的にアイテムを拾って神父や16画面出して魔法使いをつねっていこう。たびのしおりを解禁してからの方が安定するが、しもふりにくさえあれば神父数打ちゃ当たるでも何とかなるぞ。
いどのとびらが解禁されたらいよいよ2画面による詩人狙いが始まる。

Lv1-18

 すぐレベルが上がるメンツだと若干会いにくい。全員配合済のレベル1でまちびとのとびら等経験値の少ない箇所かいどのとびら等狭いマップが出やすい箇所に行くのがベター。

ぶちキング
 期待値高めのなかまをよぶにれんぞくこうげき、自力でねむりこうげきも取得しすばやさが高成長を見せると正に即戦力。
系統上級なのに成長早めで固有配合先もゴールデンスライム筆頭にメタルキング、ワイトキング、しにがみきぞく、グレイトドラゴン、キングスライム等豪華絢爛と様々な要素がハイレベルに纏まっている。同系配合で特技レパートリーを増やしておき、来たるべき系統最強級配合に備えよう。

ヘルボックル
 ホイミに加えてザオラルまで取得しているという回復のエキスパート。ヒャドで攻撃も出来るとやはり即戦力。
固有配合先こそないが、あくま系には珍しく成長も早めなのがミソ。急成長でヒャドはすぐ消せるので、ホーンビートルの親最有力候補。まおうのつかいの親にも。

ゴートドン
 すてみ、もろばぎり、自力ではあまいいきと特技優秀に加えて固有配合先もスライム系でユニコーン、スカイドラゴンフーセンドラゴンでアンドレアル、とり系でホークブリザードと派手に役立つ。ギラはどうせキングレオも覚えてしまうし高速レベルアップですぐ消せるのでドラゴンと混ぜてのキラーパンサー候補でもある。リザードマンで産んだならギガスラッシュまで狙えるぞ。

ひとくいそう
 ザキ、すなけむりが強烈で、自力で覚える特技もマホトーン、なかまをよぶ、さみだれぎりと粒揃い。固有配合先こそないがそこはしょくぶつ系なのでなんの問題にもならない。

ダークアイ
 あくま系のグリズリー親最優秀候補。余計な呪文息がない上でバイキルトにマホターンとみかわしきゃく、自力でまぶしいひかりにやけつくいきとこれでもかな目が眩む程に有能なラインナップにはただただ脱帽。まおうのつかいの親にも向く。

おおきづち
 自力特技のまじんぎり継承がアツいグリズリー親最優秀候補。それ以外にもあくま系を血統にすると多彩な固有配合先によりゴーレム並にいると役立つオーガーを素早く導ける変わり種でもある。

Lv19-36

 だいたい配合もままならない初見で出くわし屈辱負けをするのがこの辺り。弱いうちは補助特技を上手く使って倒した上で何としても強奪しよう。一度も仲間にしたことがない相手なら、最悪くんせいにく1でも起き上がるのを確認している。

ひょうがまじん
 ここでしか出ない。基本中の基本。
ゴールデンゴーレムはいくらいてもいいのでとりあえず確保すべし。それでいてしっぷうづき、みがわり持ち

ひくいどり
 基本その2。固有配合先ににじくじゃく、スカイドラゴン等。こちらもとりあえず確保枠でありながらホイミを抑えてあるデキる奴。

スライムボーグ
 おたけびが優秀+ひとくいサーベルでマヒこうげきを継承しつつキングレオの元になる上でそもそもが強いキラーマシンに。早いうちから引っ掛けると特に旨味が出るぞ。アンドレアルでメタルドラゴンにできるのもオイシイ。

キメラ
 最序盤でのかまいたちは即戦力レベル。自力でもホイミラリホーつめたいいきで万能に動けてこうげきの伸びに優れ、固有配合先はゾンビ系かドラゴン系でキラーグース、マドハンドでサンダーバードの元になれるギズモを導けると有名モンスターに相応しい八面六臂な活躍を見せてくれるぞ。

アークデーモン
 ぶちキングでのしにがみきぞくや、ベビーサタン×2でのじごくのもんばんと混ぜてアクバーに。アクバーはにじくじゃく共々成長が遅すぎるので早めに配合するなら割り切ってさっさとジャミラスにしてから育成するといい。思いつきでのビッグバンにマダンテを操るジャミラスルートはしあわせの島信者でなくとも痛快だ。ちなみにホーンビートル親にし、4種の剣技を残してギガスラッシュをおもいつくなんてのもできるぞ。

リザードマン
 例外的ドラゴンその3。最強休み系さそうおどりに、ぬしですら入ってマヒへ繋がるメダパニが強烈。もちろん自力で覚えるまじんぎり、ギガスラッシュも。
ライバーン、コアトル、ライオネック、ゴートドンと固有配合先まですべて有能と来た。ドラゴンキッズに重ねて良技の数々を継承するのも〇。

ドロル
 ドラゴン系でホーンビートルを導けるよろいムカデに。それでいてホイミ持ちなしっかり者。とり系でキラーグース狙いもできるぞ。

オーク
 ホイミザオラルさそうおどりと効率最高峰、さらに自前でルカニ持ち。あくま系を求められたら取り敢えず選んでおけば正解だ。けもの系と混ぜて案外レアなイエティを出せるいぶし銀要素も。

グリズリー
 本体をそのまま捕まえて同系配合すれば余計な呪文や息管理に悩まされずに済むぞ(頭AXE)。しかもこちらもホイミ持ち。
Lv20で300に届く異常なこうげき成長に加えすばやさもまずまず、更には自力でもろばぎりとしっぷうづきを取得とテリワンを語るなら外せない、終いにはぶっしつ系でキラーマシンに、スライム系でユニコーンに、くさったしたいでがいこつけんしに、グレムリンでグレンデルにまでなれる可食部位255%な超戦闘民族

Lv39-58


 捕獲だけでなく、メタルスライムを出させての経験値稼ぎに使えるのがgoodなレベル帯。その分ラインナップはやや劣る。余談だがこのメタルスライム、所構わずみなごろしを連打してくる歴代メタル系1血の気が多い存在。

ようがんまじん
 ゴールデンゴーレムを産み出せる基本。特技構成は見なかったことにしましょう。各種まじんは余ったらドラゴン系でバルザックという手もある。

キングコブラ
 ザキ、バイキルト、ぶきみなひかりに自力のしのおどりと一発で有能特技群を継承できる。是非ドラゴン系要求時やドラゴンキッズに重ねてやりたい。

エビルスピリッツ
 余計な呪文息なし、ルカナン、メダパニ、マホカンタ、自力であまいいきと時期的に丁度いいギガンテス親最有力候補。ライオネックと合わせしにがみきぞく、ドラゴン系と合わせてがいこつけんしにも。

さまようよろい
 ひゃくれつなめを所持し、自前でホイミ、まじんぎり、メタルぎりと一発で万能キャラを産める。キラーマシン等を産む際のぶっしつ系枠に最適で、ゴールデンゴーレムの同系配合にも向く。
固有配合先のあくまのきしは成長遅いとはいえステータス高めでギガスラッシュを覚えるという奇襲枠。成長が早いホーンビートル用のあくま系枠に最適だ。

他国を含めなお優秀 とまどいのとびら


 例のホイミンが親のドラゴンキッズがいれば、残りは育成枠でも勝てる。アントベアとファーラット、いるなら他国ダークアイやおおきづち辺りを前出ししてLv10までもっていき複数体グリズリーの準備に充てるのがベター。

おおにわとり
 とり系でねむりこうげき、すなけむり持ちとポテンシャル充分。牧場にぶち込むだけで勝手にレベル10になってて待機してくれている甲斐甲斐しさだ。次のネジまきどりと配合しヘルコンドルを狙うのが安直ながら有効

エビルシード
 ほぼ最速での最強技の一角であるマヒこうげき持ち。継承元として。
マドハンドと混ぜるとサンダーバードを導けるギズモになれるのは地味ながらかなり偉い
それでなくともしょくぶつ系は成長が早めで初期成長ステが高いふゆうじゅ、はなまどうに切り札のはなカワセミが控えているので安心だ。

ベビーサタン
 MP足りなかったオマージュによりなんとこの時点では無法レベルのメラミを初期取得しており、ふしぎなきのみを使うか2レベル程上げればそのまま打ち込めてしまう。あくま系だがヘルボックル同様レベルアップが早めなので苦にならない。
ミッキーのリザードマンとのお見合いでのライオネックや、同士の配合でアクバーを導けるじごくのもんばんになれるのでとってもお得。最悪生贄に捧げてバザーのとびらを解禁し、必ず起き上がるあくまのきしをホーンビートル親にして最速ギガスラッシュを狙ってもよい。

くさったしたい
 みんな大好きエテポンゲ。特技がどくのいき、ぶきみなひかり、なめまわしとすべて有用で、固有配合先にはゴーレムorキラーパンサーorグリズリーorヘルコンドルでしにがみきぞくやまおうのつかいの元になれるがいこつけんしと6のスミス同様今回もガチモンスター。メドーサボール、ギガンテス配合のお供にも。

ぬし じんめんじゅ


 まずはマップ中にいるきりかぶおばけに喧嘩を売り経験値を稼ごう。
キラーパンサー同様スクルトを使うと死因がなくなってかわいそう、気楽に攻めればいい。
戦力としてはかなり怪しいが、固有配合先では他国で捕まえてきたリザードマンと合わせてのライバーンがロックちょうを早期に導けて出色(自前のリザードマンだと成長が遅くレベル10に上げるまでが一苦労)。いないなら捕獲するまでストックしておくか、最悪はなカワセミにしてしまおう。

格闘場Eランク テト


 脇のスライムつむりが厄介で、素早くヒャドやなかまをよぶで大打撃を与えてくる。2回戦時で手傷を負ったまま入るのはご法度だ。
はなカワセミがいれば、いろいろやろうぜのピオリムで上を取れるようにするといい。ナンバリングでは大して役に立たない呪文がここで効いてくる。この後にできるお見合いでは素直にとり系を出して、ザキ持ち/継承可のホークブリザードを頂こう

ボーンプリズナー=最後の鍵 やすらぎのとびら


 ここでの目玉はボーンプリズナー。いなずまぎりを初期取得しておりボーナスステージと化しているいどのとびらを解禁できる。また、テト以外にもふたりの有能なお見合いができるので突入前に済ませておきたい。酒場の酔っぱらいのキャットフライにはグリズリーやキングレオ、キラーパンサー等を出し同系配合、ミッキーのリザードマンはホイミザオラルを覚えている超優秀さなのでゴートドン、ライオネック狙いだけでなく上手く手持ちと相談しよう。

ネジまきどり
 戦力にはとてもならないが、とり系との配合でベホマラー、グランドクロスを擁するヘルコンドルを一気に導けるぞ。

ボーンプリズナー
 先のいどのとびら解禁要員だけでなく、
・マネマネorライオネックorアークデーモンorじごくのもんばんでのしにがみきぞく
・ぶちキングと組み合わせワイトキング→あくま系でりゅうおう元かつ最後まで使えるスペックのまおうのつかいルート
まで導ける素晴らしいやつ。2回目以降でもほねつきにく1-2できっちり起き上がるぞ。

ぬし スライムファング


 そこそこのHPから繰り出される不安定だが最大4回入るなかまをよぶが危険。1ターン休み(あしばらいでいい)筆頭に補助技を入れ封殺すべし。
配合ルートはけもの系とのユニコーンが余りにも有名だが、ゾンビ系でこちらも優秀な回復役であるマッドロンにできるぞ。ファング自体も中々に強いので同系配合という手も。

この世の楽園 いどのとびら


 部屋狭いor16画面で他国マスターが狙いやすく出現モンスターも有能揃いとあらゆる要素が詰まっているボーナスステージ。ここを解禁出来ればほぼ全てのモンスターを解禁したと言っても過言ではない。全員Lv1で潜る際のみ、はなまどう軍団のベギラマやアルミラージのすてみに注意

おおみみず
 特技こそショボいが、ぶっしつ系でよろいムカデ→あくま系でホーンビートルの流れは秀逸。初期からレベル2桁なのも嬉しい。

スライムツリー
 ルカニ、あまいいき、マヒこうげきと取得技がすべて有能。ドラゴンキッズやぶちキング、スライムファングに重ねて技継承だ。

ひとくいサーベル
 グレンデルやスライムボーグ、ユニコーンと合わせてキラーマシンに。マヒこうげきまで備えており余りにも優秀。2体目以降もほねつきにく1で起き上がってくれる。

アルミラージ
 余計な呪文息を持たず、すてみにラリホーは出色。グリズリー候補はいくら居ても困らない

メタルスライム
 まじんぎりのお世話になるまでもなく、グリズリーがいれば素で殴り倒せる。しっぷうづきでもいいし、休み系やマヒに弱いので動きを止め続ければ狩るのは容易だ。
ほねつきにくで捕まえての同系配合によるにおうだち壁役やホークブリザード、後のメダルおじさんでのお見合いではぐれメタルを目指しても良い。成長こそ遅いが耐性抜群なにおうだちメタルが出来れば勝ったも同然で、HPの低さは詩人で補えばいい。

ぬし ギガンテス


 成長こそやや遅いが、こうげきに加えHPまでLv20で300に届きまじんぎりを取得する脳味噌AXEを直接捕獲できるチャンス。
但し先に配合で作って仲間にしてしまうと難度が爆上がりするので控えておくべし。
初回でも最も仲間になりにくいテーブルであり、しもふりにく若しくはほねつきにく2個程度が必須。

最終目標に良素材まで 強力モンスター群



 ここから先はここまでで揃えられる至極のパーティで蹂躙できるだろう。モンスターマスターライフを存分に楽しむべし。以下触れられなかった強力なモンスター群。

キングレオ


 ポケモン初代におけるニドキング枠。系統最上級の筈なのに初期経験値が僅か5でステータスが軒並み高く、れんぞくこうげきを覚え耐性もそこそこあると進化の秘法の理想系と言っていい最強モンスターだろう。
おそらくホーンビートルやはなカワセミ、キメラと共にRTAでも採用されるレベルではなかろうか?ひとくいサーベル経由のキラーマシンや他国ゴートドン経由のキラーパンサー等で特技を充実させてやってもよし、さっさと産んでからグリズリーの同系配合で特技継承&初期こうげき力を磨いてもよし。

ホーンビートル


 こちらも系統上級でありながら初期経験値僅か2で多くのステータスが初期から伸びる。よろいムカデルートはスカラバイキルトもろばぎりと有能づくめに加え、相手要求があくま系なので懐がキングレオ以上に広いのがポイント。他国ヘルボックルやミッキーのリザドン経由ライオネックを混ぜての万能役、あくまのきしや他国アークデーモンで導き最速ギガスラッシュ狙いなど君好みのチューンをなんでも叶えてくれるぞ。


はなカワセミ
 

 とり系×しょくぶつ系の種族×種族でできる超簡単配合でありながら、こうげき以外が爆伸びしステータスが鬼のように強い。特技継承用に即産んでもいいし、最後まで相棒にしてもいい。


ロックちょう


 とり系でありながら系統上級故か初期経験値5ではあるが、はなカワセミ以上の超耐久にそこそこの耐性な防壁。ベホマ+みかわしきゃくでハッスルダンスをおもいつかせるのに最適。
課題の攻撃性能はホークブリザードを親にしザキで補うか、ヘルコンドル経由でグランドクロスを仕込めばいい。
固有配合先もゴーレム、オーガーレベルで多彩と当時からオススメされていた丸得モンスターだ。

ユニコーン


 グリズリー×スライム系や、ぬしのスライムファングさえいれば楽勝で産める手軽さが強い見た目通りの回復役。
こうげきが伸び悩むのが気になってくる前に、キラーマシンでキングレオかひとくいサーベルでキラーマシンにしてしまおう。

ゴールデンゴーレム


 初期経験値10もなんのその、他国同士でサクッと組み合わせようが鉄壁の守備力をはじめとする各ステータス上昇が凄まじく、そのままでも最後までやっていける程の系統最強種。耐性も高くにおうだちさせればメタル系が如く大抵防げてしまう
他国さまようよろいやゴールデンゴーレム用特技を掻き集めたぶっしつ系(おすすめはキラーマシン)と1度同系配合し万能性を持たせつつ攻撃呪文息、におうだちを阻害する回復特技を消すとなお磐石だ。

しにがみきぞく


 初期経験値10だがそこまで悪くない成長速度に高いステータスの伸び、配合パターン豊富、自力取得特技がザキ、ベホマラー、タッツウしょうかんと最強レベル、ザキメガンテに無敵、ビジュアルも最高と攻走守揃ったゾンビ系の雄。良技で固めたがいこつけんしを流してもいいし、他国マスターを活用すれば一発で産めるのも〇。他国アークデーモンでギガスラッシュ狙いもアリだ。

がいこつけんし

 こちらはステータスの伸びこそ普通なものの初期経験値5でルカニとれんぞくこうげきを取得できるというしにがみきぞくと並ぶゾンビ系双璧。くさったしたいがいればすぐ産めるぞ。勿論ザキメガンテに無敵、2体でまおうのつかいにできると終点にも中継にも。

グレイトドラゴン


 成長が遅いため通常ではすばやくりゅうおう等に進んでしまう方がいいものの、ドラゴンキッズをフル活用し粗方良技を揃えた後の同種配合で生み出すルートならテクニシャンぶりとそこそこの耐性を備える5シーザールートになれるため最後まで採用できるぞ。

グレンデル


 ダークホース枠。グレムリン+けもの系で良技揃いを叩き出しながらまあまあの成長速度にステータスでみがわり取得。ひとくいサーベルでキラーマシンへなれると中継地点に最適

キラーマシン


 初期経験値5でステータスの伸びがよく、キングレオにせずとも充分性能が高い。自前でのしっぷうづきにれんぞくこうげきをグリズリーで盛ったこうげき力から繰り出せる。やはりロビンは強かった。

キングスライム


 他国ぶちキングさえいれば各種族上位種を合わせることでだいたいできる多彩なルートが魅力。ユニコーン以上の安定ステータスから自力でのホイミザオラル取得は余りにも優秀。

サンダーバード

 とり系だけに初期経験値僅か2、しかも序盤ステータスの伸びがキングレオやホーンビートル並の総合力。こうげき以外のステータスが伸びやすいロックちょうを親にすることで、詩人に頼らずともジゴスパーク最速取得が狙える。ギズモはエビルシード+マドハンド、或いは他国から奪おう。

キラーグース

 成長最速レベル、序盤ステータスの伸びが高い、メダパニさそうおどり取得とロックちょうに並び中継にも最終系にも適する。ヘルコンドルからベホマラーにグランドクロス、サンダーバードで導いて楽々ジゴスパーク取得なんかもできるぞ。

ヘルホーネット


 むし系×フェアリーラットと双方育成が早く配合解禁直後から産めて、自身も初期経験値2、HPこうげきすばやさが大きく伸びマヒこうげきを取得とグリズリー、ドラゴンキッズ、はなカワセミ、キメラに並ぶ即戦力。同系配合で特技を増やしつつ、早くも連れていく残り2体を育成枠にできるのだ。

ヘルコンドル


 ネジまきどりですぐ産めてベホマラー、グランドクロスと特技が優秀。しかしステータスの序盤伸びが軒並み微妙に足りないのでさっさとゾンビ系、ドラゴン系と混ぜてキラーグースやホークブリザード、ロックちょう、ひくいどり等にしこれら特技は子で狙うのがベター。配合して即牧場にぶん投げるのも手。

ライオネック


 行きも帰りも幅広いTHE 中継点。ステータスは至って普通だが、ベホマラーを継承できていい感じだ。

ジャミラス


 初期経験値10ではあるがステータスの伸びが強烈なので問題ないというゴールデンゴーレムタイプ。れんぞくこうげきを覚えビッグバンを思いつきマダンテを継承していると技ラインナップが魔王系と比べても遜色ないぞ。デスタムーア四天王最初でありながら最後のアクバーを要求しデュランが何故かアレなので総合力が最も高いとスタッフにしあわせの島信者が紛れていたのは間違いないだろう。

まおうのつかい


 こちらも初期経験値10をものともしない序盤ステータスを備え、その上Lv36以降になるとこうげきがグリズリーばりに伸びまくるという最後まで頼りになる存在。どちらの配合パターンでも充実する特技群からのせいしんとういつはストーリーでも大活躍するぞ。しかもたびのとびらで2回も捕獲できるチャンスがある。しもふりにくの用意だ。

アンドレアル

 ライオネック同様の有能中継点。ヘルホーネット同様序盤のHPこうげきすばやさに優れるので、初期経験値10とはいえ戦力としても充分。

メタルドラゴン

 基本成長5でこうげきぼうぎょすばやさステータスの伸びがよく、スライム系でのメタルスライムにキングスライムかぶちキングでメタルキングとメタル系を導ける。ひょうがまじん→ホークブリザード→ロックちょうの流れをどちらかで仕込んでおき、上手く高HP+みがわりを取得しておきたい。

番外 なぜモンスターズは凋落した?


 配合という最強システムにこれだけの熱量や計算された爽快感がありながらなぜソン・ウンチになってしまったのか?
実はこれ、キャラバンハートガー、ジョーカーシステムガー以前の問題だったりする。
続編のルカイルとPS版1・2時点でテンポ悪化と当時にしては有り得ない程の魅力や爽快感を悉く奪うナーフ祭りが当時の子供だったユーザーでも分かってしまったため失速したと考えられる。

 移動速度が上がったはいいが、代わりにレベルアップSE中ボタン受付をしなくなるというとんでもないマイナス仕様が追加され、配合直後やメタル系、魔王系を倒した際の小気味良い連続レベルアップの爽快感が台無し&大きくテンポ劣悪化。
最終的には動かずぎんのたてごとで敵を呼ぶのが主流になるので、移動速度かレベルアップSE中でもボタン受付どちらがいいかと言われればどう考えても後者なのだ。個人的にはこれのせいでレベリングが鉛のように怠くなったのが1番キツかった印象。
更にはLv1-40、特に11-20辺りの成長曲線にも軒並み弱体化が入っており、AI命令による性格値ややる気の上昇率もガタ落ちしていると、とにかく旨味や変わり映えが減らされており特に序盤での息苦しさが激増している。
追加された持ち物には「レベルアップ時ステータスが追加で上がる」というそれ一択な所謂呪いの装備が増えておりただ面倒になっただけ。一応耐性上昇系もあるにはあるが、通信対戦時は効果がないらしい。な、なんだあっ

 他国マスター出現条件や効果にも弱体化が入っており、道具欄いっぱいまでくれた筈の商人が早々にミー〇ホープ案件がバレたのか肉を4つしかくれなくなっているのは典型例。
その上でテーブル計算がレベル合計ではなく各能力の加算となり、最高ランク以外の計算立てが非常に面倒になった。
直前でたびのしおりを付けると次からは消えてしまい固定対策がなされている、戦闘に入らないヤツがいる、そもそもストーリー上の鍵では登場しないという要らんおまけが子泣きじじいのようにまとわりつく有様でテリワン仕様を知っているとイライラすること請け合い。
レアな相手のモンスターすら即仲間にできるという華とも言えた他国マスター関連の大幅な弱体化は余りに痛い。

 また、例えばキラーマシン×キラーパンサー=キングレオといった、有能配合パターンが明らかに狙って削られている
なら補填とも言える易化配合パターンは?と言うとあるにはあるが少ない。
後半になれば他国でかつての系統最上級が直接捕獲できるのは嬉しいが、やはり考えるのが楽しい序盤での失速や嘗ての知識が役に立たないどころか逆に罠になるのはいただけないし、他国マスター周りにナーフが下されているのは上記の通り。
特技の弱体化ならまだPvPの通信対戦考慮という理由が浮かんでくるが、配合パターン削除は簡単に最上級作られたら悔しいじゃないですかの簡悔精神がこの単語が生まれる前から滲み出ている。なんでもありが魅力だったゲーム性にナーフ地獄という点でもう言語道断なのだが、補填がたいしてないままに今までできたことが出来なくなった、はアクションゲームでなくともあらゆるジャンルにおいて苦痛でしかない

 では通信対戦では何が行われていたか?と言うと所謂メタル化させた(そこは直さなかったのか……)スライムファングやオルゴ・デミーラ(変身前)、アルミラージ等会心が出やすいモンスターで固め、会心判定が出ると4発全てこうげき力そのままの致死量ダメージになる仕様変更によるバフがなされたばくれつけん。実際の公式大会優勝パーティもこれ。当時のVジャンプで優勝者のパーティ構成が公開された際、子供でも何かを察したというシロモノだ。と言うかエニックス公認だった筈のモンスターレート どこへ!

 テリワン時点ですら強いものの会心判定は1発毎で会心ダメージもしっかり5/8されていたばくれつけんが更に強化されているという歪さの陰で攻撃呪文の救済はほぼ無し、マダンテ単体化や行動不能→まじんぎりコンボがこっそり削除されており、出来もしないバランス調整の結果戦術の画一化が進むなど冗談のひとつにもならない。

 増えたオリジナル要素もメドローア筆頭の合体技や2人で挑める上で報酬が美味い通信闘技場、新たなコレクター、エンドコンテンツ要素であるふしぎなかぎ関連はナイスだったのだが、新モンスターや新特技は首を傾げるものが多い。
新たに増えた系統最強級や魔王系の良デザインはシャンタクやしん・りゅうおう位なものでどうにも垢抜けない浮いたものが大半を占め、系統最上級以外は大抵弱いという首を爨げる仕様。みず系はしっかりツボをおさえたラインナップで性能自体も高めだっただけにこれは残念。
しにがみきぞくやユニコーン、キングスライムにおもちゃにもならない新技を配る形でのナーフとかいう性悪を企てたのは誰なんだ
どちらかと言うと不遇だったドラゴン系あくま系ぶっしつ系辺りを救済しつつ、テリワンでは収録しきれなかった人気モンスター(ex.キラーマジンガ、ヘルバトラー、あくましんかん等)や当時最新作だったⅦの新モンスター(ex.ジェネラルダンテ、バスカービル、ダークビショップ、プラチナキング等)で固めた方が良かったのでは?キラーマシン2にギガントドラゴンやナイトリッチ追加はしっかり嬉しかったので。

 追加されたストーリー面も微妙。これは内容自体のクオリティというより、続編で見たかったのは「テリーがタイジュで齷齪していた最中、ミレーユはマルタで何をしていたのか?」という所謂ミレーユバージョン、或いは名前だけだったタイボク、カレキの国等数多の国をマルタ含め股に掛ける更に躍進したマスターテリーであり、幾らマルタが舞台でもその後は求められていないという解釈違いによるもの

 更に悪いことに、これらの改善が出来たはずのPS版ではこのナーフ仕様がベースになった上でタイジュのお城が無駄に広くなりユーザビリティダウン、抽選や限定配布のみというふざけてんだべ?な仕様だったラーミア、じげんりゅう、かくれんぼうは入手容易になったが別に新しい旅のとびらやPS版限定新モンスターは増えていない、みず系は他国マスター限定、まちびとのとびら時点で敵一体出現はほぼなく3体がデフォルトという捕獲がやりにくくなった上で事故率激増ガッカリ仕様が追い討ちが如く増えている。勿論GB版とPS版の比較なのでロード時間が追加されたことからして大いにテンポロスな訳で。
デバッグネームで移動速度倍化ができるのだがこの速度デフォルトでいいだろ……と言いたくなる、なんてものも。ドットも褒められるのはモンスター歩行グラフィック位で、他はPS末期にもかかわらずPS版4のクオリティやテンポはなく6どころか5やGB版3にも劣るものもちらほら。頼みの綱のBGMアレンジも微妙の一言。
極めつけには起き上がり仲間になる確率自体が明らかに減少しており、GB版では序盤ならしっかり効果を感じられていたまもののエサが本当にしょうもないものに。2回目以降は野生ですらしもふりにく4個で起き上がらないのもザラという世は正に大飽食時代
これではどうぐを30個持てるようになっても何も嬉しくない。

 この手の道具所持数増えた代わりに1個1個の効力減らした、のような『代償弱化』を見る度に心の中で舌打ちしたくなるのは、きっと俺だけではないはず。

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