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Global Marketing Report vol.3

こんにちは!
アウンコンサルティング株式会社(証券コード:2459)のIR担当です。

今回は、2023年10月の訪日外国人旅行者数が、ついにコロナ前を超えたということで、現在のインバウンド市場について、解説していきたいと思いますので、ぜひ、ご覧ください。

事業領域についての解説はこちら↓

https://note.com/aun_ir/n/nb6b8341c7c95


1. 訪日外国人旅行者数

日本政府観光局(JNTO)は、2023年10月の訪日外国人旅行者数は251万6,500人(推計値)で、2019年比0.8%増(2019年実数:249万6,568人)となり、コロナ後で初めて2019年を上回ったと発表しました。

出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客統計」

シンガポールをはじめとした東南アジア、また米国やドイツなどを含む欧米豪地域等において増加したことが、回復率の押し上げ要因となりました。

国際線定期便については、2023年冬ダイヤ時点において、コロナ前の約8割まで運航便数が回復し、その後も東アジアを中⼼に増便・復便が続いております。

23市場のうち14市場(韓国、台湾、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、イ ンド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、ドイツ、イタリア、スペイン)において、10月として過去最高を記録したほか、カナダ、メキシコ、ドイツにおいては単月過去最高を更新しました。

2. 訪日外国人旅行消費額

観光庁の発表によると、2023年7月から9月までの3か月間に日本を訪れた外国人が国内で消費した金額は、1兆3,904億円(速報値)となりました。

3か月間の消費額がこれまでで最も多かったのは、コロナ前の2019年4月から6月までの1兆2,673億円でしたが、これを上回って過去最高となりました。

円安により国内の商品やサービスの割安感が強まったことで、外国人観光客の消費も活発になっています。

国・地域別では、中国が2,827億円で最も多く、台湾の2,046億円、韓国が1,955億円で続いています。

中国は今年8月に団体旅行が解禁されたばかりで、訪日外国人旅行者数の回復が鈍いものの、買い物代が突出しています。

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」  

1人あたりの平均消費額は21万810円で、2019年同期より29・4%増加しました。

日本政府は今年3月に定めた「観光立国推進基本計画」で、2025年までに1人あたり20万円にする目標を掲げていますが、すでにその目標を上回りました。

2023年1月から9月までの訪日外国人旅行消費額は3.6兆円となり、今後、日本政府が目標とする年間5兆円を上回るかが焦点となります。

出典:観光庁 「観光立国推進基本計画」

3. トレンド情報

次にグローバルマーケーティングのトレンド情報について、紹介したいと思います。

◆Googleが検索結果価格比較に民泊を追加

Google が、旅行検索結果の料金比較に民泊の宿泊料金を追加するとアナウンスしました。

ユーザーがGoogle で、宿泊施設を検索し、表示された一つをクリックすると、その宿泊施設を掲載している複数の旅行サイトの価格が表示され、価格を比べることができます。

しかし、旅行調査会社、Phocuswright によると、そのなかに、Airbnb は含まれていません。

なぜAirbnbが含まれていないのか。
続きが気になる方は下記URLより、ご覧ください。

◆GoogleマップがAIで機能アップグレード

米英豪で家電やモバイル機器の使用レビューやハウツーを紹介するサイト、Tom’s Guide がGoogleマップのAI駆動新機能を紹介しています。

Googleが、2023年5月に「Google I/O 2023」で予告していた新機能が、2023年10月末にGoogleマップに実装されました。

その一つがAI駆動のインマーシブなルートビューです。
AI生成画像で経路を示し、視認性が向上、交通状況や天気予報も表示してくれるようです。ますます便利になりそうです!

詳細は下記URLをご覧ください。

4. 最後に

日本政府が水際対策を大幅に緩和してから1年が経過し、インバウンド市場は着実に持ち直しが続いております。

そのため、特にプロモーションに力を入れなくても訪日外国人旅行者を獲得でき、今までのプロモーション方法で満足している方も少なくないのではないでしょうか。

また、人手不足やコロナ禍で影響を受けた財務状況が完全には回復しておらず、プロモーションに対しての投資に躊躇してしまう企業様も多いかと思います。

このような状況だからこそ、リスティング広告やディスプレイ広告などの短期的な施策だけではなく、中長期的な視野にたって、将来を見据えたインフラ面への投資(オペレーションの自動化・効率化/Webサイト/アプリ改修/多言語サイトのSEO)が必要になってきます。

今後も、「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」の実現に向け、市場動向を綿密に分析しながら、Webマーケティングを通して、グローバルプロモーションをサポートしてまいります。

当社は、インターネット黎明期の1998年に法人設立し、1999年にSEOを事業化、その後、世界各国に複数の拠点を有し、SEOを含むデジタルプロモーションの実績は国内外合わせて48カ国2,000社以上となります。

この豊富な実績から得た経験とノウハウを活かし、お客様に最適なご提案をさせていただきます。

海外向けWebプロモーションに関連するコンテンツを数多くご用意しておりますので、ぜひ、ご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後とも、アウンコンサルティングをどうぞよろしくお願いいたします!

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