Global Marketing Report vol.4
こんにちは!
アウンコンサルティング株式会社(証券コード:2459)のIR担当です。
今回、少しマニアックになりますが、“海外SEO”の対策で重要となる「言語特性」について、解説していきたいと思いますので、ぜひ、ご覧ください。
前回のSEOについての解説はこちら↓
1. 言語特性
海外SEOは、「google.co.th」や「google.com.vn」などの海外での検索エンジンかつ対象エンジンのメイン言語(多言語)で検索した際に自然結果の上位表示されるように、ウェブサイトの構成や記述などを最適化する調整することです。
国内向けSEOとの違いは、基本的なSEO対策に加えて各国特有の「言語特性」に考慮する必要があるところです。
2. 中国の言語特性について
中国では中国語(標準中国語)が公用語であり、文字は簡体字が利用されています。
検索も基本は中国語(標準中国語)であり、英語などの多言語での検索は少ない傾向にあります。
中国の語順はSVO型であり、検索する際、基本的に主語は省略されます。
また、単語型検索の際は単語間にスペースを置かない傾向にあり、短い疑問型の文章で検索することが多いのも特徴のひとつです。
3. ベトナムの言語特性について
ベトナムで最も使用されている検索エンジン「Google.vn」について、特別なアルゴリズムのルールはありませんが、言語の形態素解析と濁音、組み合わせパターンに注意が必要となります。
◆形態素解析
助詞→区別無し
(日本語半角スペースは無視、単語&単語の組み合わせで表現)
単語の組み合わせ→組み合わせの順番により表現が変わるケース有り
(単語が自然な並びの場合は文章不自然な並びの際は、単語の羅列ととられる)
◆濁点(アクセント)処理
クローラーのインデックス処理上は、別の言葉として処理
インデックス数、検索上位サイトが濁音有りなしで多少変動
(濁点有り対策で濁点無しを包含した対策が可能)
4. アメリカの言語特性について
アメリカでは、様々な人種・民族が集まる国のため、州により英語の使用率に若干の差はありますが、検索において主流なのは英語となっています。
英語の語順はSVO型で、主語・動詞→目的語の順で文を形成するため、”visit japan”や“trip to japan”という語順となる。”best places to visit
in japan”など文章やフレーズでの検索も多い傾向にあります。
英語はその文法の特徴から、名詞句(名詞と同様の働きをする複数語句のかたまり)での検索が見られます。
best place to visit in japan Things to do in japan
日本で最も行くべき場所 日本でやること
“best”、”must”や“things to do”は口コミやおすすめなどの具体的な情報を探す際使われやすい表現となります。
以前、新型コロナウイルスの影響で世界各地で都市や国境が封鎖され、情勢も流動的なだった時期は、”can I/us travel to Japan”など渡航制限情報を求める検索が急増していました。
5. 最後に
SEO対策を進めていく上では、対象国の言語や文化、マーケティングトレンドへの深い理解が必要となります。
SEO対策を進めていく上で、対象国の言語特性にあわせて、検索数やキーワードの難易度を調査し、対策キーワードを選定していく必要があります。
日本語を単純に翻訳して単語を羅列したものでは、現地の検索トレンドと合わない場合があるため、現地の言語や文化、マーケティングトレンドへの深い理解が必要となります。
当社は、インターネット黎明期の1998年に法人設立し、1999年にSEOを事業化、その後、世界各国に複数の拠点を有し、SEOを含むデジタルプロモーションの実績は国内外合わせて48カ国2,000社以上となります。
この豊富な実績から得た経験とノウハウを活かし、お客様に最適なご提案をさせていただきます。
海外向けWebプロモーションに関連するコンテンツを数多くご用意しておりますので、ぜひ、ご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後とも、アウンコンサルティングをどうぞよろしくお願いいたします!
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