樋口楓 「三D」発売記念イベントレポート

こんにちは。ジョン・オービンです。

今回は、大阪で行われた「三D発売記念イベント」に参加して来ましたので、そのレポートを簡単に残しておきたいと思います。記憶を頼りに書いていますので、不正確な部分があるかもしれませんがご了承ください。

なお、イベント中は写真撮影不可だったことと、イベント後に写真を撮り忘れたこともあり、文字だけのレポートとなっております。

アニメイト大阪日本橋

告知ページ

場所:アニメイト大阪日本橋店5階イベントスペース
7/23 13:00~

参加者は45名~50名ほど。男女比率は、大体6:4ぐらいでした。
にじさんじは急速に大きくなったので、逆にこの規模のイベントは珍しい印象です。
3割ぐらいが地元大阪から来た方で、一番遠くからだと沖縄から来た方がいました。

学校の教室より少し広いぐらいのイベント会場で、壇上までの距離が非常に近い印象。小さい会場ですが、ランティススタッフが2名に、アニメイトスタッフが4~5名と結構手厚い体勢でした。

イベントが始まると、まず司会役であるランティススタッフの男性から挨拶がありました。この方が「さつきちゃん」、ランティス樋口楓チームで主に動画編集(THE CATCHの切り抜き等)やMVのディレクションを行っている方です。かわいい名前ですが、少し大柄の男性です。

イベントに関する説明が一通り終わった後に、さつきちゃんから「今日は楽しんでくれますか?」というイベントでは定番のコールアンドレスポンス。全員で右手を突き上げ「おー!」というところなのですが、微妙に間があった後に「おー!」という参加者一同。久々の声出しイベントに慣れてない感が出ています

続いて、全員で「樋口さーん!」と呼ぶというヒーローショー的演出で楓さんが壇上の縦型モニターに登場します。

トークパート

前半のトークパートは、楓さんによる数分間の雑談からスタート。
にじさんじ甲子園で敗北した高校と同じ地名である門真が大阪にあるという話や、参加者にどこから来たかを聞いたりしていました。

大喜利パート

これは事前に会場で配られたGoogleフォームで参加者から大喜利の答えを募集して読んでいく、若干参加者への無茶振り感あるコーナーです。
発案者はさつきちゃんとのこと。
お題は「Bravery? Naturally?」がOPテーマとして使われている英雄教室にちなんだものが3問用意されていました。

ただ雰囲気的には、楓さんが大喜利の答えを読んだ後に、自分で話を拡げていくというラジオのお便りコーナー的な感じで、あまり大喜利感はなし。すべっても大丈夫です。

いくつか印象的だった回答と受け答えを載せておきます。

お題
「元勇者のあなたは友達がほしい!まずなにをする?」

答え:お金をあげる
楓さん「元勇者ならお金持ってると思うので」「自分はそんなにお金ない。スタッフとスーパーに買い物行く時、割引されてる商品を買ったりするぐらい」「1000円の予算で、100円の飲み物買って、残り900円。あまり高くない弁当を選べば、残りでメントスとか買える」
(こんな風に結構大喜利から脱線して雑談が挟まる感じでした)

お題
「英雄と呼ばれるものがやってはいけないこと。
 3位:逃げる、2位:裏切る、1位は?」

答え:世界を救うこと。仕事がなくなるから。
楓さん「賢い!と思っちゃった。英雄たちって世界救った後、なにしてんのかな?無職?」

答え:ねぎる
楓さん「ちょっとやっててほしい」
(お金の話が多いのも、いつも通りでした)

お題
「樋口楓が異世界転生!何の能力で無双する?」

答え:Lスター
楓さん「テンテンは口寄せの術で忍具を召喚して戦うので、そんな感じならありかも。ところで、テンテンってあんなにかわいいのに何で不人気なんやろ(以下テンテンの話)」

大喜利が終わった後、簡単な告知をしてトークパートは終了。約30分ぐらいでした。

ツーショット撮影会

各参加者が一人ずつ壇上に上がり、スマホでツーショット写真を撮ってもらう形式。

ここでちょっとした機材トラブル。楓さんの音声が途切れ途切れになります。しばらく音声が不安定なまま撮影が続いたのですが、途中から改善しました。
私が見る限りでは、どうも「楓さんの声が小さい時は大丈夫だけど、声が大きいと途切れる」という状況でした。たぶんリハーサル時よりも大きい声を出していたせいだと思います。

撮影が終わった人から退場していって、このイベントは終了でした。大体全体として1時間ちょっとぐらいです。

ゲーマーズなんば店

告知ページ

場所:ゲーマーズなんば店地下1階イベントスペース
7/23 18:00~

参加者は少し増えて60名ちょっとぐらい。うち40人ぐらいは昼のイベントと同じ参加者で、残りが新規といった比率。
こちらもランティススタッフとゲーマーズスタッフの組み合わせで運営されてました。

こちらもさつきちゃんの司会で開始。
「盛り上がって行けますか?」「いえー!」というかけ声も二回目なので、若干慣れてきた感があります。

トークパート

トークパートは、こちらも楓さんの雑談からスタート。
初めてリアルイベントに行ったニコニコ超会議のバーチャルYouTuBARと比べると、Vtuberファンは5年間でおしゃれな人が増えた、みたいな話をしていました。

大喜利パート

こちらも昼と同じくGoogleフォームで参加者から大喜利の答えを募集する形式。
お題は「ぶっ飛んでラニカイ」と、OPテーマとして使われている「量産型リコ」にちなんだものでした。

お題
樋口楓が弾丸旅行に旅立ちました。行き先と理由は?

答え:ハワイ
楓さん「模範解答ですね。80点」
(大喜利に模範解答とは……?)

答え:イリア大陸(マビノギ)
楓さん「これは100点以上。(マビノギ内では)エルフなのでイリア大陸が正しい。ティルコネイルって書いた人もいるけど、人間だったら、そっちが正解だった」

答え:門真
楓さん「まぁ何をするかはわかりませんが」
(門真高校はにじさんじ甲子園で、楓さん率いるVR関西圏立高校が二度敗れた高校名。なお、架空の高校なので実際には実在しません。過去にはあったらしいのですが)

あと、与論島に行ってみたいという話をどこかでしてました。

お題
樋口楓がプラモデルに!衝撃のその仕様とは?

答え:作った後、崩れて元に戻る
楓さん「モラハラ気質やなぁ」「写真撮影はさせてくれる?24時間ぐらいは、そのままでいてほしい」

答え:紙製
楓さん「プラだとカチッてハメて作っていけるけど、紙は少し切るの間違えるとダメだから大変」「前に出てたペーパークラフト(シングルCD「ビューティーMYジンセイ!」の特典)は、髪の辺りで挫折した」

お題
遂に樋口楓が企業!会社名と業務内容は?

答え:きつねとたぬき 業務内容:そうめんを作る
楓さん「うどんじゃなくて、そうめんならカップ麺がまだないから売れそう」「そうめんのカップ麺、もうあるの?じゃあ、特許押さえられてるから潰れますね」

その後、告知を挟んでトークパートは終了。こちらも30分程度でした。

特典お渡し会

特典はサイン入りポスターカード。事前にGoogleフォームで集めた名前を楓さんがその場で書いて渡してくれます。
具体的にどうやるかというと、名前を呼ばれた参加者は前に出て楓さんとおしゃべりをし、その間に楓さんがサインを書きます。サインは会場に設置されたプリンタによってその場でポスターカードに印刷されて手渡されるという、非常にバーチャル感のあるイベントになってます。
司会をしていたさつきちゃんも「チャレンジングな企画」と言っていました。

さて、ここでまたしても機材トラブル。会場が地下にあったためか通信が不安定で、楓さんとの通話が安定しないとのこと。
その対策として、さつきちゃんが持ち込んだiPhoneを使って「電話」することに。結果として60人近い参加者に見守られながらiPhoneを耳に当てて楓さんと電話するという状況が生まれ、絵面の強さからか笑いが起こります。おそらく大喜利パートよりもウケてました。

通話画面に「樋口楓」と書いているiPhoneを受け取るのは、なかなか緊張しました。

サイン入りポスターカードをもらうと、そのまま退場してイベントは終了。大体1時間前後ぐらいのイベントでした。

感想

2020年発売のCD「MARBLE」では、各都市で「おしゃべり&サイン会」が企画されていました。内容を見ると「1対1でおしゃべりしながらお名前とサインを記入した特製ブロマイドを、イベント会場にてプリンターから出力して、お渡しします」と書いていますので、おそらく同じ企画内容だったのだと思います。
残念ながらコロナ禍の影響でMARBLEのリリースイベントは延期。その後オンラインイベントに変更されたため、リアルでのイベントは実現しませんでした。そういう意味では、今回のリアルイベントは三年越しの開催ともいえます。
参加者も古くからのファンが多く、そういう意味でも歴史を感じさせるイベントでした。

今回のような「リアルアーティストがやっているイベントをVtuberがそのままやる」というのは、これまでの「樋口楓」に一貫したコンセプトです。1stライブのKANA-DEROも、なるべくリアルアーティストの音楽ライブに近づける形で作られていました。
実際にイベントに参加してみても、いかにも声優やアニメ歌手がやってるファン交流イベントの雰囲気があってよかったです。
よく考えると、販売店のイベントスペースという声優やアニメ歌手が行っている会場にVtuberがいるのは不思議な感じもするのですが、参加してる間は違和感は感じませんでした。
楓さんがいつも通りだったからか、5年の時を経ていい加減バーチャル慣れしたか。あるいは、大阪の日本橋という、その辺りをメイド服やナース服を着た方が歩いている一種の異世界な街が違和感を消していたのかもしれません。

ただ、リアルイベント用の会場でVtuberがイベントをすることで、バーチャルならではの部分で機材トラブルが起こっていた印象でしたが、これはイベントを今後繰り返していけば自然と解決する問題ではないかなと思います。

2019年から2020年ごろは「歌系Vtuber」というジャンルが流行っており、すでに確立された形式である音楽ライブイベントとの相性も良いため、個人勢企業勢問わず多くのリアルイベント・VRイベントに出演していました。
しかし、その後コロナ禍でリアルイベントの開催が難しくなると、その勢いにブレーキがかけられたような記憶があります。特に、個人勢の方は大変だったと思います。
コロナ禍が始まった2020年に企画され、三年越しに実現した今回の発売記念イベントは、流れが変わったことを示すのではないでしょうか。

Vtuberとファンが直接交流できるリアルイベントは、活動を続けていく上で、ファンにとってもVtuberにとっても大きなモチベーションになります。
今回のような小規模なリアルイベントの開催が出来たことが、様々なVtuberにとって良い流れになっていけばいいな、と思っております。


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