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囲碁普及大作戦- i LEAGUE構想

日本囲碁界にもMリーグのような華々しい舞台を用意したいと考える。

ここ半年間色々考えて、囲碁界にスポーツの概念を取り入れたチーム戦をどのようにしたらソフトランディングで導入できるかの考察をこのnoteでお伝えしたい。そして、今まで支えてくれたスポンサーである新聞社、協賛会社の方々の期待に応えるためにはどのようにすれば良いのか。

1.囲碁とチーム戦

まず最初にMリーグのようなチーム戦をできないかと考える。

麻雀の場合には、全自動麻雀卓が136牌を撹拌してくれた上で初期手牌の配牌そして牌山に運と呼ばれる不確定要素が絡む事で、ある一定の技術水準を超えた選手同士でいい勝負が実現できる。更に手牌13牌を伏せている事も不確定要素となり対局者以外のファンがハラハラドキドキしながら視聴を楽しめるゲーム性がある。

そして、完全情報ゲームである囲碁は残念ながら、非常に深くて面白いゲームですが圧倒的に実力主義の競技です。チーム戦にしても1対1の組み合わせをしている限り、選手の組み合わせで凡その勝敗が決まる。

ここで深く考える。囲碁で不確定要素があるゲーム性を導くもの?

!?

ある。ある!そう囲碁のペア戦だ。

例えば、男性棋士代表として一力遼棋聖そして女性棋士代表としてハンマーパンチで有名な上野 愛咲美女流名人を囲碁ペア最強と仮定する。そして、この最強ペアに林 漢傑八段と鈴木 歩七段の夫婦ペアと対戦したら、どちらが必ず勝つ又は勝率が良いとは言い切れない。

囲碁ペア戦は、必ず強者が勝つ競技ではなく男性棋士と女性棋士がそれぞれ対戦相手とパートナーの思考を読み取って考えなくてはならず、パートナー部分の読みが不確定要素となり乱数となる。
勝敗は強い男性棋士が女性棋士を丁寧にエスコートして女流棋士が伸び伸び打てるような程良い加減の手を打つ必要がある。
更に囲碁ペア戦の良い所は、バリエーションが考えられる。

  • 男女ペア対抗戦 

  • 男性ペア対抗戦

  • 女性ペア対抗戦

この三パターンが考えられる。状況によっては、男性ペアvs 女性ペアで競技をしても必ずしも強い男性ペアが勝つとは限らない。

ここからの考察から考えると1チーム4名で男性2名(タイトルホルダー、若手)と女性2名(中堅・若手)で構成したチームを作る。この1チームでペア碁のリーグ戦を「i LEAGUE」と位置付けてスポーツスタイルを取り入れた頭脳スポーツとする。

2.i LEAGUEのチーム戦

具体的なチーム構成は、以下のような例となる。

チーム例) 
井山裕太王座、河野臨九段、藤沢里奈女流本因坊、謝依旻七段

チーム名:ダイヤモンドウルフ
チーム名動物ロゴ:ウルフ 
チーム名絵文字:💎🐺
チームクリスタル:ダイヤモンド
チームカラー:白

もし、このような男性2名女性2名のチームを1チーム作るとチームから出場できるパターンは何と6パターンにもなる。更に対戦相手チームも6パターンあるので何と2チームだけの対戦だけでも最大36パターンの組み合わせが可能となる。
このようなチーム戦をするだけで、チームを応援するファンは、今日はどのペアが出場するのかという楽しみが増えます。

i LEAGUEイメージが広がったでしょうか?

3.i LEAGUE戦の課題

一番の課題が、棋士のスケジュール確保が難しく1,2日戦ならば実現可能ですが何週間~数か月のリーグ戦が厳しいという点がある。

そこで、最初にドラフト版として1,2日戦だけで雛型のチーム戦をしたらどうかと考える。
その最初の雛型のチーム戦を試す棋戦が以下の2つを考える。

プロ棋士ペア碁選手権
群遊2023 囲碁オールスター団体戦

現在進行形の棋戦は今年度はそのまま実行して、来年度開催時にiLEAGUEドラフト版として開催できないか検討する。もしくは、テイケイ株式会社様と各種関係者と相談して、

・テイケイ杯俊英戦
・テイケイ杯女流レジェンド戦

の予算でiLEAGUEを作れないか考える。

ドラフト版を真剣にチャレンジして囲碁界が盛り上がるのであれば、他棋戦のスポンサーと調整して複数の棋戦を纏めて「i LEAGUE」にできないかという案を考える。

4.i LEAGUEの特徴

アジア大会に参加された囲碁日本代表選手のようにスタイリッシュなスポーツウェアを着用する。ユニフォームは、新しくデザインする必要性はあるが、将来的にはMリーグのようなカッコイイデザインを目指す。

将来 iLEAGUE 公式ユニフォームを作って貰い、スポンサーになって頂ける期待をするサイトでiLEAGUEのユニフォームを作成する。大雑把な概算ですが、ユニフォーム、パンツ、ジャージ上下、ソックス、スポーツシューズを一式揃えて1人あたり5万円前後の予算が必要となるだろう。

このiLEAGUEユニフォームの作成費用5万円×32名(8チーム)計算で160万円をスポンサーに経費としてお願いする。スポンサーの公式マークは勿論
iLEAGUEユニフォームに印字する。

160~300万円(デザイン費を120万円程度確保)の見積もりで合計8チームのユニフォームを作成する。NIKE、Mizunoなどのスポーツメーカに囲碁界も他のリーグ戦のようにスポーツスタイルでリーグ戦を始めたいと営業窓口に相談するのも良いだろう。

囲碁キッズ達が一流棋士達のチームユニフォームを着た姿に憧れてレプリカユニフォームを着て囲碁を応援する姿や囲碁の大会にユニフォームを着ている様子か想像できただろうか?
チームユニフォームを日本棋院や関西棋院で販売すれば応援グッズと兼ねて
安定した事業収入になりえるのではないだろうか?

5.i LEAGUEのルール

NHK方式を採用する。
持ち時間10分で持ち時間を切った場合には1手1分の秒読みとなる。
追加要素としては、対戦チームそれぞれが試合中に1回だけ10分のタイムを申請し、パートナーと10分間の局面検討ができる。勿論タイムを申請したら、相手チームも10分間の局面検討ができるようになる。

この1回のタイムをどこのタイミングで獲るかもしくは終局までタイムを利用しないでやり切るかというタイム戦略も発生しゲーム性を高める。

6.i LEAGUEのチームポイント計算方法

ペア戦の勝敗は、目数計算で計算する。

半目差勝ち・・・・勝利チームに1points
1.5目差勝ち・・・・勝利チームに2points
2.5目差勝ち・・・・勝利チームに3points
以下5.5目までの6pointsまでは計上する。
投了や時間切れは勝利チームに6points計上される。
5.5目以上の大差は、全て6points計上となる。

そして負けチームは、上記ルールでマイナス計上とする。

これにより1試合1試合の勝利も大切になる上に最大12point差を1試合でひっくり返す事でき視聴者が必死に応援できるチーム戦が構築できるだろう。

更にこのポイント制を導入する事で、単なるペア戦1試合の1つの勝敗を争うゲーム性だけでなく、現在保持しているチームポイント状況を鑑みて1対局内で勝敗を決しているが、1目でも得して勝とうとか負けていても1目だけでも細かくして失点ポイントを少なくしようなどの面白みも生まれてくる。これは、勝敗の決した囲碁の対局でも最後まで終局をファン全員でハラハラドキドキしながら応援できるメリットが生じる。

更に面白いのが、勝っていたチームが損な寄せを打って大逆転負けした時には、明確にチームポイント差に反映されるので実況時にも盛り上げポイントして視聴者に伝える事ができる。

i LEAGUEのチームポイント制を導入する事で、旧来の囲碁の1勝の勝敗を競うだけでなく、囲碁で重要な目数差の大切さをファンに親身に伝えることができ囲碁の陣地を競う面白さがより一層伝わるだろう。

7.i LEAGUEのこれから

私の頭の中で、ユニフォームを作成する前提で8チーム分のチーム名とチームカラー、チームロゴ案、ユニフォーム案を作成していきたい。美術センスと体力が無い私にオリジナルのマークができるか自信が無いがnoteに表現していきたい。

囲碁界の棋士と囲碁界の住人達が目の前の現場が忙しそうなので、私が日々妄想している事を具現化してnoteに残していこう。


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