近所のインド料理屋でカレーとロティの相性を教えてもろた
カレーとロティにも、相性があるんだよ。
店員さんにそういわれて、ちょっとビックリした。
カレーだったらなんでも合うと思っていたからだ。
つい先日、
インドの旅が急遽、キャンセルになった。
仕事がはいってしまい、5年ぶりのインドも、泣く泣くキャンセル。
行けないとなると、ますます行きたくなるのが、人間の性。仕方ないので、あることを思いついた。
---- 近所のリトルインディアへいこう!
Google mapでおもしろそうな場所がないか検索。
目に留まったのは、インド料理屋だった。
The Ganga Cafe @ Bangsar
レビューも高いし、
料理や雰囲気が、インドのよう店だ。
ここに行ってみよう。
ムンバイ出身の主婦がオープン
みんなに良質なカレーを食べてもらいたい。
オーナーである
プラボットさん&ミータさん夫妻のコンセプトだ。
ムンバイ出身のミータさんは、元々は、料理好きの主婦。ふるまう料理が評判となり、いつのまにか、店を開くようになったという。
また、多民族国家らしく、ムスリムやジャイナ教、グルテンフリーやビーガン対応もしている。化学調味料もいっさい使用していないそうだ。
そんなわけで、インド系はもちろん、中華系、欧米系、そして日本人、さまざまな民族の方がいらしていた。
店員さんに教わったカレーの相性
ほんとうに、それでいいんだよね?
店員さんは、不思議そうな表情で、何度も確認した。問題ないよ、と返事する。
フードケースに並べてあるオクラとじゃがいものカレーがおいしそうだったので、チーズ•ロティとドーサとともに注文した。
しかし、
店員さんのあの奇妙な笑顔はなんだったのだろう。
運ばれてきた料理を食べてみて、その意味がわかった。
オクラとじゃがいものカレーは、ロティにはあわないのだ。パサパサとパサパサ同士はあわない。
微妙な面持ちをしていると、先ほどの店員さんが、ニコニコしながらやってきた。
ロティにはね、パニール•バター•マサラが合うよ
パニールは、水牛のミルクでつくられたチーズで、いわゆるインドのモッツァレラチーズ。おススメならばと、追加注文することにした。
「えっ?全然ちがうやん。これロティに合う!」
妻と思わず顔をあわせてしまった。
まろやかなカレーが、ロティの生地にしっかり馴染む。相性のよさとはこういうものか、と。
カレーとの相性ってあるんや。
全く意識していなかったことに気づかされた。
慣れない土地の知らないごはんは、
よく知っている人に教えを乞うのがいいのだ。
ドーサとスープぽいカレー、ココナッツのチャツネも、抜群にいい相性だ。ドーサに合うカレーというのもあるのかもしれない。
そして、うれしいのはカレーが重くないことだ。
サラサラしていて、いくらでも食べれそう。さすが、良質な素材をつかっているだけある。
ああ、最高。
うれしいフレンドリーな接客
「このカレーはどうやって食べるのがいいの?」
ショーケース前で、妻が店員さんに質問をしていた。
「ここに並んでるのはね、つけ合わせなんだ。気になるものがあったら聞いてね。ロティやナン、ライスには、それぞれ相性のいいカレーがあるんだ」
忙しい中、嫌な顔もせず、笑顔で応対してくれた。
このお店は、接客もほんとうにすばらしい。
メニューもさっとだしてくれるし、手をあげるとすぐに来てくれる。
マレーシアのたいていの食堂は、接客があまりよくない。手をあげても気づかない、気づかないふりをする、ぶすっとしている、というのはざら。
だからこそ、フレンドリーな接客にでくわすと、余計に心がいやされるのである。
相性を学んでインドへ行こう
カレーの相性を知ることができたのも、
旅がキャンセルになったケガの巧妙か。
食後のチャイをのみながら、ふと思う。
この店で、カレーの相性を研究して
インドを旅するほうがおもしろいかもしれない、と。
ああ、やっぱりインドへ行きたい!
店舗情報
The Ganga Cafe
バンサーとモントキアラにお店がある。個人的には、お店の雰囲気も含めて、バンサー本店をおススメしたい。
様々な種類のカレーやつけ合わせ、主食があるので、インド料理にくわしくない方は、店員さんにおススメの食べ方をきいてみよう。
日曜日は、11:00-15:00の間、週替わりのビュッフェもある。25リンギット(約750円)で食べ放題はお得
オーナーの人柄、店内や調理の様子がわかる動画もはりつけておきますので、ご参考ください
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