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もっと好き嫌いをはっきりさせていいよ

子どもの頃から

好き嫌いはしてはいけません!

と、教えられた人起立


ご飯も何でも食べなくてはいけなかった。


ご飯が食べられない人もいるんだ!食べられるだけありがたいことだと思いなさい!



そりゃ、食べられることは大変ありがたいことだし、お腹いっぱいの時の何もしたくない時間は最高です。


自分の子どもにも好き嫌いなく何でも食べてほしい。
何でもガツガツと食べる姿が見たい。


でもそれって親の都合だしエゴじゃないか?


せっかく作ったものを残されるのは本当にしんどい!
心がやられます。


しかも子どもは親の気持ちを察することなくご飯を平気で残す。


おいおい!!

世界にはな!!!食べられない子どももいるんだぞ!!

と口にしたくなる。



しかし、どんな人もお腹いっぱいなら食べないし、苦手なものはお腹空いていても正直食べたくないと思う。


大きく強くなるためにはたくさん食べなくてはいけない。


しかし、これもあれも食べないと大きくなれないというのは根拠ない親の意見だと思ったのです。




世界で活躍する人の多くは食べるものを選んでいる

体が大きく身長にも恵まれて世界で活躍しているアスリートの人はたくさんいます。

アクロバットの世界にいると、そんな人間離れした身体能力を持った人に多く会ってきました。


その人が何でもたくさん食べるのかといえばそうとは言えない。


中には、ヴェジタリアンやビーガンの人も多くいます。


朝や昼は食べなくて夜にたくさん食べるなんて人も。


好き嫌いではなく、これを食べない。と決めた人もなんら体に支障なくアスリートの世界で活躍しているんです。



じゃあたくさん食べないといけないと言われ続けたものは親になった今、親のエゴだったんだと実感したんですよね。


もちろんたくさん食べてもらいたい!


健康でいてほしいという想いはものすごく強いですからね。


わかったことがあります。

子どもころにたくさん何でも食べておいて、何でも食べてみるという癖をつけさせることが大切なのではないかと。


それから自分はこれが好きでこれは苦手というものを自分で判断すればいい。


人に「これ美味しいから食べてみな」と言われて食べるのではなく、自分で食べたいと思うものを選んで食べてみる方が食への興味も湧いてくるし記憶に残りやすい。





好き嫌いがあってもいい

役者の勉強をしている時、講師から「もっと好き嫌いをはっきりさせていい」と言われたことがあります。


演技に対して好き嫌いってなんだ!?


こういうお芝居は好きでこういうお芝居は嫌いというものを明確に持っておいていいということなのか・・・。


その時は全く分からず、むしろ勉強し始めだから好き嫌いなんて言ってる場合じゃない!と思っていました。


表現の世界に入って約20年が経ち、今でも講師の言葉を思い出す時があるんです。


それは、

人と接した時に自分の感情を押し殺さず素直になるべきだと思った時。


吃音症で人と会話がままならなかった幼少期。


人との交流は僕にとってとてもハードなものでした。


会話の時も話したいことではなく、自分が比較的話せる言葉を伝える毎日だったんです。


本当に伝えたいことを話せないでいた時があまりにも長かったので、会話で人に誤解されないように言葉選びをしなくてはいけない


人に嫌われない喋り方をしなくてはいけないと思うようになった自分がいました。


自分の感情は二の次で、人の心ばかり読むしんどさを思い出す度に


別に嫌われてもいいや!


皆に合わせることなく、自分の好きな場所に行こう!


と思うきっかけになった言葉。


言われてからだいぶ時が経ちましたが、心に引っかかっていた理由がわかったような気がしたのです。



自分で判断するためにたくさん経験しておこう。

引き出しが少ない状態では、正しい判断ができないことがある。


好きでも嫌いでもいいからとりあえず試してみる。


私は、これが苦手だったんだ!って知ることができる。


本当の自分がだんだんとわかってきますよ。座ってよし!

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