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【レポート】 第2回 #大企業スキル勉強会

こんにちは!2年前にトヨタ自動車を退職し、世界を飛び回る海外ノマドになったあつみです。

”好きな時に好きなところで好きなことをしたい”と思って会社を飛び出しました。外に出たことで大企業で培ってきたスキルに価値があると気づき、大企業経験者たちとスキルの棚卸しや言語化をする場として #大企業スキル勉強会を立ち上げました!

今回は、1/16(火)に開催した第2回 #大企業スキル勉強会 のレポートをお届けします!オンライン開催で25名が参加しました!

人がたくさん!!

大企業スキル勉強会とは?

大企業で培ったスキルを活用して自分の価値を高めるための場です。

大企業で培ったスキル(大企業スキル)は環境によっては価値を発揮できる。それってどんなスキルなのか?どこで活かせるのか?を同じ課題感を持つ人たちと言語化しながら、「自分のスキルを認識して自信を持てるようになること」を目的にしています。

社内では「できて当たり前」なことが環境によっては「当たり前ではない」
「社外で通用しないのでは…」と自信が持てない人でも、”大企業”という似た環境同士で話すことで違う視点からスキルを客観視でき、いろいろな気づきが生まれています。

参加者の業種や職種は多岐に渡り、メーカー(自動車、化粧品、アパレル)、IT系、メディアなどお互いに馴染みがない業界だったり、職種も営業、SE、マーケ、クリエイティブなどさまざまです。フリーランスに転向し自分の事業を作っている人もいます。

これまでの取り組みや参加者のレポートは以下のマガジンをご覧ください!


第2回大企業スキル勉強会の内容

今回のテーマは「スキルの活かし方を考える」
自分のスキルを棚卸しし、次にどう活かすかを考えます。

全3回の勉強会としてスタートしましたが、間にオンラインのワークを数回挟むなどチューニングしながら運営しています💡
目的:大企業にいる人が自分のスキルを認識して自信を持てるようになる
<知見共有、言語化の場>
第1回:自分のスキルを言語化する
第2回:スキルの活かし方を考える
第3回:スキルを活かせる環境を探す

■今回の勉強会のゴール

  • これまでの勉強会に参加した人から勉強会での学びや気づきをシェア

  • それぞれの経歴やスキルを人に話し、新い視点を得る

  • よりよく自分のスキルを活かすためのネクストアクションを決める

■自己紹介タイム

毎回2-3名参加者が増えているのですが、今回はご紹介や純粋に面白そうと思って初参加していただいた方が10名ほどいて、全部で25名での開催となりました!!

15名程度を想定していたので大幅にスケール。2-3日前に20名になり、当日参加表明をしていただいた方も5名いて気づいたらこんな人数に!じわじわと輪が広がっていて嬉しいです。

1人ずつお名前、所属、今日楽しみなことを一言お話しいただきます。いろんな会社、ポジション、職種なのでそれぞれの自己紹介を今度ゆっくり聞く会をやりたいです。


■勉強会での気づきや変化をシェア(LT大会)

これまでの参加者は自分のスキルをある程度言語化しているので、そこからどんな気づきがあったのか、そしてどんな行動に移したのか、ライトニングトーク(LT)として発表していただきました。これも学びのサイクルの1つだなと考えてます。

会社のプレゼンで人前で話す機会はありますが、社外イベントの登壇機会は多くはないと思います。”LTは最高の自己紹介”とまで言われるので、機会があれば活用をオススメ。

自分のことや今後の方向性を話すと誰かのアンテナに引っかかってつながりや情報が寄ってきます。

発表したいと手を挙げた人が3名、私からお願いしたのが3名の計6名。

この勉強会がきっかけで行動してみようと思ったり、これまであまり自信を持てなかった自分のスキルを強みだと認識できるようになったりと、「行動する人」には何かしらの変化が起こっていました✨

■勉強会から生まれる次のアクション

大企業勤めという同じ軸があるのでそれぞれの話に共感することがとても多いので、話を聞きながら自身の経験に重ね合わせたり、同じ悩みに頷くことがありました。

「大企業あるある」のひとつとして上がったのがSNS発信問題。社名を伏せる必要があったり、会社への配慮やルールを守る必要があります。この部分は何が最適解なのか検討できる場として、「大企業の人向けの発信講座」を企画し始めました。

そして、会社にいながらも個としてスキルを磨くために「自分の事業計画書」を作りたいという宣言も。一緒に作りたい!という賛同の声が集まったので、これもプロジェクト化していきます💪

参加者のリアルタイムポストも合わせてお読みください↓


■自分のスキルを磨くワーク

過去に開催した「スキルを活かしたキャリアを考える」ワークを1時間バージョンに組み立て直し。今回も参考図書として『あなたの強みを高く売る 自分の強みをお金に変えるAMMサーチシート』を使用しました。

ワークは全部で3つ。

  • これまでの実績と自分ができること

  • 自分にとっての最高の仕事とそれに不足しているもの

  • 新たなキャリアイメージをブラッシュアップ

ワークは3人1組、1テーマ15分で一人当たり2分話して3分フィードバックや意見交換をするというように回していきます。

私のこだわりとしてディスカッションが弾みそうな人同士を組み合わせるようにしているので、わかる範囲で悩んでいるポイント、人柄、年次、業界など、良い感じに化学反応が起きそうな人たちで分けました。

短時間でも集中して相手の良さを見抜こうと話に耳を傾けるので、比較的深い話になりやすいです。

当日のスライドです!


参加者の声をご紹介

参加者のアウトプットやアンケートより一部抜粋してご紹介します🎵

<参加者レポート>

◯自己肯定感だけではなく自己効力感/自己有用感が上がる
JTCなどというワードで揶揄されがちな日本の大企業に長く居ると、「潰しが利かなくなる」(他の会社では使えない人間になってしまう)のでは、という焦燥感や危機感にさらされてしまうことが多々あります。この勉強会では、大企業に居た/居る経験が決して無駄にはならないよ、ということを棚卸ししていくなかで気づくためのワークショップ
〜中略〜
私の場合、実際にこの場に参加し、上がったのは自己肯定感というより「自己効力感」や「自己有用感」でした。

まもはしぃさんのブログより

▼他にも気づきをたくさんアウトプットされているのでぜひブログをお読みください!


◾️みんな感謝から始まる
LTで登壇した人は大体スライドの中に「感謝」がありました。これ、ほんとすごいことな気がします。感謝感謝感謝。。過去の回に参加してLTに登壇した人はみんなコミュニティの人に感謝している。
・今の環境だとできない話ができた
普段言われないことを言ってもらえた(普段どうなってんだ
・新しい発見があった/自分では気づけないアドバイスがもらえた
みたいなコメントが多かったです。私もこんなLTでした。
1つの組織にしか所属しないと凝り固まっちゃうんでしょうね、きっと。

カガさんのnoteより

▼企業の環境を最大限活かすには何がネックか?などいくつか課題の提示もあり、皆さんともディスカッションしたいテーマが書かれています!

<勉強会に参加した感想や得られたもの>

自分の価値を認識、受け入れられた
・自分の強みを言語化してもらえた!
・自分の仕事は価値があるなと思いました。
・自身のスキルに汎用性がある事、独立の可能性にも気づきがあった。
・自分の経験値が人材市場において意外と希少であることに気づけました。

自分を肯定できた
・「いやいや、ワタシなんて大したことない存在で…云々」って言いがちですが封印できた。
・今日も自分の肯定してもらって嬉しかったです。はじめて発表したのですが、伝えるって大切だなと思ったので、発信頑張っていくのもいいなと思いました。

方向性のヒントが見つかった
・自分がこれから磨いていきたい方向性がより明確になった。
・自分のやりたいことの言語化の方向性が見えた気がした。
・ほかの参加者のかたからの質問のお陰で自分の差別化要因がわかりました。

新しい発見があった
・今回一緒にワークする人が変わったことで、新たな気づきを得ることができました。
・いただいた言葉の数々が自分の強みの認識と、新たな発見に繋がり嬉しくなりました。
・自分が普段いかに虚勢をはっているか、自己開示できていないかを気づかされた。
・自分の実績について「他者視点だとそこ気になるのか!」と意外に思うような項目に着目してもらえて面白かったです。

話しやすかった!
・大企業という軸があるだけでこんなにスムーズに話せるのかとビックリしました。
・会社は違えどバックグラウンドが同じなので、普段自分の仕事やスキルの話をすると相手が身構えてしまうけど、この勉強会はとても話しやすかった。

楽しかった!
・LT大会でここまで交流できなかった方や勉強会の内容も知ることができ、たのしかったです!
・自己紹介を聞いているだけでも、色々な企業やキャリアを持っている方がいてワクワクしました。
・全然違う環境で働く方と、深い話ができたことがとても楽しかった。また、自分が大したことがないと思っていたものが、他の人から凄いと評価されたことが印象深かった。

参加者アンケートより抜粋

<勉強会に感じる価値>

なかなか出会わない社外の人と、大企業という軸でつながれる
・新たな方々との交流。
・共通点が多いけどなかなか出会えない人たちと会える。
・利害関係がなく、かつ大企業という共通項で語れる場。
・大企業勤務経験という、軸の揃った人たちとたくさん繋がれること。

本音で話せる
・安心安全なコミニュティ的な存在
・利害関係が無く心理的安全性が高いため、本当に素直な気持ちで発信・吸収ができる。
・同じような境遇で働いてきた人たちだからこそ共感できる悩みを分かち合える。

ほかにはない貴重な環境
・気軽にスキルを話せる場所、だけど、しっかり話せる安心感、空気感がしっかりできている。同じ境遇の人が多く、共感がしやすい!というのは本当にありがたい環境。
・キャッシュポイントを複数持たなければ老後が危うい時代に、必要な勉強会であり、大企業所属に限らず参加すべき会。同僚と話せないことも多いのでかなり貴重な会。

多種多様な参加者との意見交換
・価値観を共有・深掘りできる。
・多様な意識の高い方と密度高く話せる。
・俯瞰してお互い確認できる、再発見の場。
・それぞれが良きアドバイザーになって全員が引き上がっていく。

自分自身と向き合い強みを発見する
・利害関係なく、オープンになれて、強味を見つけられる。
・第三者と一緒に自分を省みる場であること。またアウトプットができる場であること。
・人との繋がり、自分のキャリアや経験を見つめる時間、他者視点でアドバイスをもらうことで新たな気付きがあること。

参加者アンケートより抜粋

勉強会で実現できていること

勉強会を何度か開催して、スキルやキャリアについて誰かに話せる環境を作ることの重要性を感じています。

  • 「誰と」話すか

  • 「行動に移す環境」をどう作るか

スキルの棚卸しは1人でも取り組めますが、それを誰かに話したり行動を変えたりしていかないと何も変わらない。#大企業スキル勉強会 はそのための場になってきているのではないでしょうか。

①安心して本音で話せる

参加者からのコメントで「利害関係がないからこそ本音で話ができる。」「大企業軸という似たものがあるから話がしやすい。」というのがありました。印象に残っている素敵な言葉が「素を見せる心地よさを久々に感じられた」というもの。

本音で話せる、否定せず応援される、新しい視点があるなど、話す相手によってフィードバックが変わるので、自分に合った相手を探すことが必要です。

②大企業という同じ軸の人からフィードバックがもらえる

「大企業あるある」には良い面も悪い面もあります。社内では相談しにくいことを話したいというニーズにも気づきました。大企業で働きながら感じる閉塞感はなぜ生まれるのだろうか?大企業でもっと楽しく働くにはどうしたらいいのだろうか?などの問いを共有できるというのは安心感があります。

自分のスキルを似た境遇の人から客観視してもらうと納得感もあるし、「これはあなたらしいスキルだよ」と言ってもらえると自信にもつながります。

③行動を後押ししてもらいやすい

グループディスカッションで「これやるといいのでは?」と相手から提案をもらえたり、今回のLT大会のようにアウトプットの場があったり、SNSでの発信なども盛んに行われているので、まず何か一歩踏み出したいという時に、背中を押し合える環境です。

心理的安全性がある場だから、ちょっとチャレンジしてみようという気持ちも湧きやすいと思います。


これらが勉強会に参加する価値だと思います。

次回は2月下旬〜3月上旬に第3回 #大企業スキル勉強会 を開催予定です!
Xやこのnoteでお知らせしますので、興味ある方はフォローしてお待ちください。

最後までお読みくださりありがとうございます!


★あつみのプロフィール
新卒から13年働いたトヨタ自動車を退職して海外ノマド(フリーランス)に。法人のマーケティングコンサルティングや海外ノマド体験プログラム『ノマドニア』の運営スタッフなどをしています。
大企業での経験やスキルを言語化して価値を見出す「#大企業スキル勉強会」主宰。
思わず誰かに話したくなる面白い経験が好きで、会社員しながら月イチで海外に行ったり、退職する際にコロナ禍3ヶ月海外行ったりして、旅レポを書いています。直近はスペイン巡礼”カミーノ”33日間の体験をnoteで振り返り中です。

★これまでの大企業スキル勉強会まとめ(参加者レポートや勉強会の案内)

★【連載まとめ】大企業スキルの活かし方ってなんだろう
大企業スキル勉強会をするに至るまでや大企業時代の経験を振り返る連載

★ありのままの自分でカミーノを歩く👟

★海外ノマドになるまで「ノマドニア」体験記

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