本を読まなくなった。
正確に言うと、本を読むと目が疲れるようになった。
そうでなくても、スマホ中毒で四六時中、スマホの小さな画面を見ている。
会社でもパソコンの画面を眺めている。
私の体の中で1番酷使されているのは目だ。
スマホを眺める時間を止めれば、本を読むくらいの目の余裕はできるはずなのだが。
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そこで、半年ほど前からオーディオブックのサブスクに加入した。
Audibleの方が有名だが、私はアマゾンがあまり好きではないので、日本企業であるオーディオブックをセレクト。
主に聞き放題の作品を聞いている。
会社に行くときの通勤時間や、家事の合間が充実した(ような気がする)。
今まで空いていた耳を、無駄なく使って行く。
目を酷使せずに、本の内容を理解できるのはありがたい。
紙の本にあるような、パラパラとめくる楽しさは無いのだが。これもまた1つの読書の形。
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今日は本屋大賞を受賞した「成瀬は天下を取りに行く」を聞いた。
あっという間に聞き終わって、読むよりも早いくらいだ。
話し手のうまさもあった。
耳から聞いていると、誰が朗読するかで本の評価が変わる。
ちなみに、私は2倍速で聞いている。
個性的な「成瀬」という女子学生を主人公として描いていく。
200歳まで生きることを目標としている成瀬。
到底実現できないようなことでもたくさん言っているうちに、そのうちの2つか3つはできるようになる。
そんな積極性に惹かれた。
主人公の前向きさを見習いたい。
主人公の数少ない友達が良い味を出している。突拍子もない主人公の行く先を見届けると決めている。
読みやすく(聞きやすく)先をどんどん知りたくなる文章。
私も実現できないようなことをどんどん口にしていきたい。そのうちの2つや3つはきっと実現するだろう。
反面「なぜこれが本屋大賞?」と思う人もいるかもしれない。あまりにもさらっと読めてしまうから。
気分を変えるのにうってつけな本である事は間違いない。
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