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なっちゃん、おかあさんになる途中【出産アプリ】

なっちゃん(あつこの次女)のお腹がだいぶ大きくなってきた。
プレママなのだ。
あかちゃんの成長につれて
なっちゃんの顔の表情は変わってきた。

なっちゃんは癒し系だ。
笑顔がほわほわと柔らかい。

その表情が少し引き締まってきた。
第一子が生まれる前のお母さんたちは
みんなこんな顔をする。
毎日、体がつらい。
間違いなく、未知の大きな痛みに立ち向かわなくてはいけない。
もちろんたくさんの喜びがあるけれど。

7ヶ月に入ってからは時短勤務にしているが、
仕事の内容は変わらない。
腰が痛くなったり、気分が悪くなったり、それなりに大変だ。
そして家事もだんだん辛くなってきた。

そんななっちゃんの味方がこちら。

出産アプリだ。
その日によって絵が違う。
赤ちゃんの大きさも変わってくる。
タップすることで言葉が変わる。
なっちゃんはこの赤ちゃんのイラストを見て
自分を励ましている。


いろいろな種類のアプリがあるが、共通点として

●予定日までのカウントダウン
●その週の赤ちゃんの様子
●一般的なお母さんの体の変化
について教えてくれる。

また、お母さんの体調や体重、その時の思いなども書き留めることができる。 

一番の特徴は、プレパパ、つまり夫と共有できる。


このメッセージは夫も見られる。
気分は合うものをタップする

アプリの共有によって、
夫は妻がどんな気持ちであるか、
腰が痛いのか、
気持ちが悪いのか、
仕事が大変なのか、
細かく知ることができる。

このアプリを使いだして、
なっちゃんの夫(あつこの義理の息子)は
率先して家事をやってくれるようになった。
「いちいち口で言わなくても、私の状態を理解してくれるのが便利」
と、なっちゃん。

夫は、妻の出産が多かれ少なかれ人ごとだ。
自分のお腹が実際に大きくなるわけではないし。
だからイライラすることもよくあった(あつこの実体験)

赤ちゃんの現在の大きさとか、
この時期にはお母さんの体にこんな変化が起きているのだとか、
プレパパに説明するコラムもついている。

7ヶ月に入ったときの出産アプリの画面


そこに、はるちゃん登場(あつこの長女、4歳のたっくんのママ)

はるちゃん「本当に大変なのは生まれてからだから。
産休で家にいるようになっても家事にがんばりすぎない。
それが当たり前だと思っちゃうから。
家事は平等に。
大変なときは口でちゃんと言う。
言わないとわからない。
言ってもわからないときもあるから。
手伝ってもらうんじゃなくて、ふたりで育てるの」

なっちゃん「赤ちゃんだけじゃなくて、
夫も育てるの?大変だねえ」

あつこ「ママなんて60歳過ぎても
オット育てしてるよ。
ちゃんとできたらほめてあげてね」

女子トークとなってきた。
いつの世も妻の悩みは変わらない・・・・。

ーーーーー

出産アプリはいくつも種類がある。
もちろん注意点がある。

アプリを作っているのは一般の企業なので、すべてが正しいわけではない。
医師が監修している時もあるが、情報は
ほどほどに見ておくのが良い。
心配ならば、かかりつけの医師に聞こう。

アプリの目的のひとつは、新生児の情報を得て宣伝をしたり商品を売ったりすることだ。

プレゼントを無料であげるからと、情報を登録するようにひんぱんにおすすめしてくる。
情報登録して利用した方が便利だと思ったら、そうすれば良い。
個人情報をどうするか、自己判断が求められる。
なっちゃんも心得ていて
「いつもバッテンを押して消してるの」と言っていた。

出産に至るまでの内容はビックデータとして使われてしまうだろうが、
そのへんは仕方がないのだろう。


「ママに早く会いたいなぁ」なんて言うセリフもある


今日LINEで送ってきたアプリ画面。
これは癒される。
がんばれる。

…なぜか思い出す生まれたばかりのなっちゃんの姿。

小さくて、丸かったあの子がお母さんになる。

命のつながりを感じて、
鼻の奥が少しだけツンとした。

赤ちゃん。元気で生まれておいで。
パパもママも
じーじもばーばも
おじさんもおばさんも
みんな楽しみに待っています。


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