Atsuji Ohara

長崎県立大学国際社会学部准教授。国立フィリピン大学修士課程修了、神戸大学大学院経済学研…

Atsuji Ohara

長崎県立大学国際社会学部准教授。国立フィリピン大学修士課程修了、神戸大学大学院経済学研究科後期課程在籍。立教大学経済学研究所客員研究員。担当科目は、国際経済論、貿易論、国際金融論、日本経済論、アジア経済論、欧米経済事情、多国籍企業論。

最近の記事

10年周期のオーナーチェンジ:長崎のテーマパーク

澤田秀雄氏率いるエイチ・アイ・エスは、ハウステンボスの負の歴史を変えた功績は大きい。今回は、エイチ・アイ・エスの経営危機を開始するため、売却できるハウステンボスを手放すことになった。 いかなるファンドが、エイチ・アイ・エスから買収しても、インバウントやIR(カジノ)の動向を見極めながら、5年から10年先には、再度、譲渡先を探すのだろう。それが、ファンドビジネスである。 1993年、佐世保市内のなかなか売れない工業団地をテーマパーク「ハウステンボス」として活用するため、尽力

    • 上位は中東諸国:防衛費のGDP比

      Source: World bank,World Development Indicators

      • 「乗数」財政の波及効果

        乗数とは総支出の自律的変化に対する実質GDPの変化のことだ。 乗数の概念はもともと、史上最大の経済破綻を理解しようとした経済学者たちによって考案されたものだ。その経済破たんとは、1929年から1933年にかけて生産と雇用が崩壊し、大恐慌につながった破綻のことだ。 「表11-2 大恐慌時の投資支出、消費支出、実質GDP(2005年ドル、10億ドル)」 1929年 1933年 変化分 投資支出 101.4 18.9 -82.6 消費支出 736.3 600.8 -135.5

        • 英国、上場企業取締役4割目標、日本は1割未満

          https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220422/k10013593221000.html https://www.fca.org.uk/news/press-releases/fca-finalises-proposals-boost-disclosure-diversity-listed-company-boards-executive-committees

        10年周期のオーナーチェンジ:長崎のテーマパーク

          【引用】授業動画はコロナ禍の財産

          コロナ禍で世界中で作成されたオンデマンド形式の授業のための大量の動画は、高等教育における貴重な財産であることも指摘しておきたい。優れた動画を共有するなどし、各大学が動画の視聴で行うことができる教育が何かを見極め、高等教育がより良くなる方向に有効に活用すべきであろう。 山口誠・山口和範・門田実(2021)「コロナ禍における統計教育:CSIのオンデマンドでの統計教育を踏まえた改善」『社会と統計』7号、9ページ。

          【引用】授業動画はコロナ禍の財産

          日本は5段階分類で上位1番目から脱落、2番目の経済水準になる

          世界には200余りの国・地域がある。計算をしやすくするため、200を母数とする。世界銀行データでは、2020年、日本の経済水準(一人当たりGDP)は25位、韓国は32位、順位を10段階に分けると、上から2番目のグループ、5段階分類だと、最高グループに位置している。 2022年、円安で経済水準は相対的に低下するだろう。それでも、40位まで下がらないだろう。 だが、低迷が続けば、近い将来、5段階で上位2番目の4段階の国となる。5段階をA、B、Cにすれば、AグループからBグルー

          日本は5段階分類で上位1番目から脱落、2番目の経済水準になる

          引用されました

          小原篤次・瀧田水紀(2019)「クルーズ船インバウンド客の決済方法に関する研究:中国訪日客2017年長崎調査 」『東アジア評論』第11号、pp.41-55 張明軍(2022) 「地方における住民参加型インバウンド観光研究の動向:新型コロナウイルス感染症パンデミックを分岐点にして」『福知山公立大学研究紀要』第6号、pp.121-151 https://fukuchiyama.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_acti

          引用されました

          「日本とウクライナで共通する課題」『世界経済評論IMPACT』

          http://www.world-economic-review.jp/impact/article2504.html

          「日本とウクライナで共通する課題」『世界経済評論IMPACT』

          初めて参加した研究会

          確認できたという点で、初めて参加した研究会です。 国際大学アジア発展研究所と国際東アジア研究センターの合同研究会 日時:1991年10月19日(土)午後3時~午後5時 場所:国際大学東京事務所 〒103 東京都港区南麻布5-2-32 第32興和ビル 電話03-3449-7031(代表) 報告者:ト照彦(名古屋大学教授) アジア発展研究所 所長 游仲勲 〒979-72新潟県南魚沼郡大和町穴新田777 国際大学アジア発展研究所 電話0257-79-1117 塩出・滝沢

          初めて参加した研究会

          いまさら聞けない「アベノミクス」

          大学テキストや新書など公共図書館でも利用できる書籍中心にレビュー。要約=レジュメづくりのトレーニングも兼ねております。 「大胆な金融緩和」、「機動的な財政政策」、「民間投資を喚起する成長戦略」を3本の矢。さらに「希望を生み出す強い経済」、「夢を紡ぐ子育て支援」、「安心につながる社会保障」が新3本の矢。前者をアベノミクス1、後者をアベノミクス2としておく。日本以外の専門家も注目、研究対象となったのは、「大胆な金融緩和」である。日本の専門家の評価もここが目立つ。 大守2021

          いまさら聞けない「アベノミクス」

          証券ゼミナール、日経STOCKリーグなど指導

          学生指導歴 (1)証券ゼミナール(全日本証券研究学生連盟主催)通算2回 2014年度から2015年度:長崎県立大学国際情報学部 (2)日経STOCKリーグ通算7回 2012年度から2016年度:長崎県立大学国際情報学部 2020年度から2021年度:立教大学経済学部 (3)円・ドルダービー通算7回・入賞3回5チーム:2014年度8位、2016年度8位、2018年度13位に3チーム※日本経済新聞に上位20チームが掲載されます。 2012年度から2018年度:長崎県立大

          証券ゼミナール、日経STOCKリーグなど指導

          後輩から大学教員へのアドバイス

          後輩から大学教員の私へのアドバイス ・あきらめない。海外で学びたい、海外で生活したい。(小原先生が考えるような)目的がなくても、語学ができなくても、どうにかなるものです。 ・育児休暇や介護休暇は男性も必ず取得すべき。 ※その通り。ジェンダーギャップ指数がアジア最低水準よりわかりやすい。 ・会社業績が好調でも、突然のクビはありうる。競争力がある企業の厳しさ。 ※経済・経営系なら使える場面はある。会社業績が悪化してから、リストラを考える企業が多いわけですが。 ・大学教

          後輩から大学教員へのアドバイス