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PEファンド選考|面接

PEファンドの選考プライベートエクイティ(Private Equity)の選考は投資銀行やコンサルティングファームに比してハードスキルのみならず、投資候補先へのコミュニケーションや経営陣とのコミュニケーション等、プロフェッショナルとして恥ずかしくない人材かどうかが見られる。 選考自体は日系も外資系も採用ニーズが高い場合を除き、それなりに長期になることが多い。書類を通過した後はHR含め面接が数回あり述べ5人以上のメンバーに会い、モデルテストやケーススタディの実施もされるので

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    • セルサイドM&A|入札要約

      はじめに今回はセルサイドM&Aのアドバイザーが作成する入札要約資料についてである。アドバイザーを起用しない場合でも、受領した入札をどのようなポイントでまとめるべきか、どのように説明したらいいか事業会社の経営企画/M&Aの担当者の方に参考になれば幸いである。 入札概要資料(Bid Summary) 入札概要資料はビッドサマリー(Bid Summary)と呼ばれることが多い。 会社売却時に入札形式でプロセスを構築している場合、複数の買手が入札してくる。この時に入札の状況を一

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      • 価格調整 - SPA

        はしがきSPA交渉における価格調整に関して記載していきたい。 価格調整にどのような方式があるのか(Locked boxかCompletion accounts方式なのか)、調整される会計上の項目は何か(運転資本、ネットデット等)については様々な媒体で記載されているのでここでは割愛したい。 M&Aの実務で売手、買手に立った際に実務ではどのような流れで進むのか実務寄りの目線での内容になる(一般的な株式譲渡を想定して記載している)。また、稀に混同する人がいるが、会計上のPPA(

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        • PEファンド選考|LBOモデルテスト

          今回はPEファンドのLBOモデルテストについて概要を説明する。実務でモデルを作成、使用する必要がある方にとっても参考になると思うのでお役に立てれば幸いである。 一般的な課題の概要PEファンドの選考課題は基本的に①LBOモデル作成と、②:モデルに付随して作成する投資メモ作成が求められると考えて頂いて問題ない。①のみの時もあれば①②両方を同日に実施、もしくは宿題形式で1週間ほど時間を空けて実施することもある。 ②については別記事でも詳述しているが、併せてこちらも読んで頂ければ幸

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        PEファンド選考|面接

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          PEファンド選考|Investment Memo作成|ケーススタディ作成

          今回はPEファンドの選考課題のひとつ、投資メモ作成/ケーススタディに関して記載していく。 ケーススタディの位置づけケーススタディは選考の終盤で行われることが多い。面接等で人柄やコミュニケーション能力が問題ないと判断され、LBOモデルテストも通過したら次はケーススタディ、という流れになる。 ケーススタディとモデルテストが一体化しているファンドもあれば、別に行うファンドもある点は留意したい。 PEファンドではマーケットに存在している案件をくまなく検討して、リターンが上がるで

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          PEファンド投資例|Valextra | NEO Investment Partners

          PEファンドに保有されているラグジュアリーブランドについて久々のアップデートである。今回はイタリアの高級レザーグッズ・バッグのブランドとして有名なValextraを挙げる。 Valextraについて同ブランドは正式にはValextra S.p.A.という社名である。1937年にジョヴァンニ・フォンタナによってイタリアのミラノで創立された。 2022年時点で従業員は98名と企業規模は小さいが、売上高は直近(2021年12月期)で約50億円、EBITDAは約5億円程である(筆

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          PEファンドによるファッションブランドへの投資

          今回はPEファンドにより買収された案件にラグジュアリーブランド、ファッションブランドのリストや事例について簡単に見ていきたい。 日本ではファッションブランドに対して投資しているPEファンドは少ない(有名な案件はインテグラルによるヨージヤマモト位)。一方で海外、特に欧州を目に向けると、我々が普段よく目にするブランドでPEファンド傘下にある or あったブランドは意外と多いことが分かる。 ラグジュアリーM&A (by PEファンド)

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          配当リキャップ (Dividend Recap)

          今回はLBOモデルの中でも応用論点に該当する配当リキャップについて簡単に解説していく。おそらく日本語の教材で配当リキャップとは何かを解説したものは殆どないと思われるので、ここで概要を掴んでいただければと思う。 配当リキャップ (Dividend Recap) とは配当リキャップ (Dividend recap)とは、プライベートエクイティによる投資回収の1手段である。通常プライベートエクイティは第三者に対するエグジット(Trade sale)もしくはIPOにより投資を回収す

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          LBO分析 | アドオン買収

          今回はAdd-on acquisition(アドオン買収、追加買収)に関して概略を簡単に記載していく。 章末にサンプルモデルもあるので参考になれば幸いである。 アドオン買収|概要アドオン買収はプライベートエクイティファンドが買収後のバリューアップ戦略として行う手法の一つで、簡単に言うとある企業(セクター問わず、何らかのプラットフォームになりうる企業)を買収した後に、同業でプラットフォーム企業よりも規模が小さい会社を追加的に買収(Add-on)することでEBITDA con

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          資産除去債務 (ARO)と財務モデル

          今回は資産除去債務についてである。主に製造業でよくみられる勘定科目であるが、アスベスト等、設備撤去時に除去義務のあるようなものは固定資産の取得原価にあらかじめ含めて処理しなさいよ、という趣旨の会計処理である。 有価証券報告書でも資産除去債務を計上している企業は多いので、取り扱いを知っておくに越したことはないであろう。 概要資産除去債務は製造業などでよく見られるが、有形固定資産を除去する際に一定の費用が掛かる場合に事前にその費用を見積り、負債としてオンバランスするとともに対

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          持分法の処理と財務モデル

          持分法の概要持分法は連結会計のうち一行連結と呼ばれるものである。端的に言うと、支配権を獲得していない会社(議決権の20% ~ 50%以下)を連結BSおよびPL上どのように表現するか規定した会計処理である。 *通常のマジョリティないし100%買収 (outright acquisition)は、支配権を獲得する行為なので会計上、連結財務諸表を作成する際には全部連結という方法になる。 英語ではEquity methodといい、M&A関連の会計処理では時折必要とされる知識である

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          リース会計と財務モデル

          今回はリースに関してである。会計基準の内容は詳しく説明しているサイトが多いのでここでは割愛する。 メインは主に財務モデルにおける処理である。リース会計はテクニカルな論点もあり、最近は会計基準の変更(使用権モデル)の導入がIFRSであるなど、実際にモデル上どのように処理すればいいか、簡単に記載していたきたい。 リース債務のモデル上での処理リース会計の改正 (IFRS)ではRight of use model (使用権モデル)がハイライトされるが、簡単に言えば今までファイナンス

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          M&A|アーンアウト等の条件付き対価

          今回はM&Aにおける条件付き対価について簡単に書いていきたい。条件付き対価は英語ではcontingent payment、もしくはcontingent considerationと言う。ここではアーンアウトおよびセラーノートについて、実際に日本企業による買収ないし売却案件で使用された事例を開示資料を見ながら追ってみることにする。 アーンアウト |Earn-outアーンアウトとは、M&Aにおける価格調整のうちクロージング後の一定の事象・条件の発生・充足に基づき買手が売手に対し

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          財務モデリング|M&A Model|Part④

          今回はM&Aモデルのラストである。前回まででPro-forma FSの作成の講義は終わっているが、今回はモデル作成の後に得られる結果についてどのようにまとめるか、その他細かいモデル上の留意点を記載していく。 【末尾に本講義で使用したM&Aモデルサンプルが付属】 バランスチェック (Parity Check)まずはモデル作成の基本であるが、BSがしっかりバランスしていることをAssumptionシートで一覧でチェックできるようにしておくといい。 以下は参考である。

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          財務モデリング FAQs

          FAQs今回は財務モデルを作成する人が細かい論点で気になった際に、どうすればいいのかをFAQ形式で書いてみた。あくまで参考に見てみてほしい。 基本的に会計処理に忠実にやればモデルはバランスするのだが、会計上の処理を精緻に突き詰めたモデルが、良い財務モデルというわけでもないので、モデル作成の目的とアウトプットの内容を考えながら作成することが肝要である。 全般1. モデルがバランスしない。 要因は色々ある。 運転資本の変化の符号が逆、新たに追加した勘定科目を反映し忘れている、

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          コントロールプレミアム、マイノリティディスカウント等

          コントロールプレミアム コントロールプレミアムとは、ある企業の支配権を獲得するために買手が株式の公正価値: Fair Valueを超えて支払う金額のことを言う。 コントロール プレミアムを支払う買手は、対象会社のキャッシュ フロー、および重要な資産の取得や処分等、事業・経営の支配が可能になる。 一般的にDCF法で使用するアンレバードFCFおよびEBITDAは3つのC (Core, Continuing, Controlled)を満たしているものを考慮する。これを踏まえれば

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