シリーズ② ChatGPT活用法: 実例で学ぶプロンプトの書き方
はじめに
アイアットOECの烏谷です。
普段は『@pocket』という業務ツールのカスタマーサクセス担当として顧客支援をしているのですが、ChatGPTの活用研究にも没頭している今日この頃です。
ChatGPTは、日々の作業を効率化したり、学習を深めたりする強力なツールです。しかし「どのようにしてChatGPTを使い始めれば良いか?」と迷っている方も多いでしょう。この記事では、Chat GPTを活用するためのプロンプトの書き方を実例とともに紹介します。
1.プロンプトの基本
Chat GPTに質問や命令をする際、以下の4つの要素を明確にしましょう。
① 命令:明確な指示を与える
・具体性:何をしてほしいのか
・目的 :結果として何を得たいのか
② 文章: シンプルかつ具体的に
・簡潔性:余分な情報を省き、要点を絞る
・明瞭性:分かりやすい言葉を使い、複雑な表現を避ける
③ 参考データ: 状況を明確にする
・背景情報:ChatGPTからの出力精度を上げるため、必要な背景を提供する
・具体例 :可能であれば、具体的な例やシナリオを挙げる
④ 出力形式: 期待する回答のスタイルを指定
・形式指定:文章/リスト/要約など、どんな形式で出力するのかを指定
・範囲 :情報の範囲や深さを指定し、必要な情報を絞り込む
2.基本を押さえて書いてみる(実例)
[命令 / 文章 / 参考データ / 出力形式]の4点を意識して、
実際にプロンプトを書いてみた例をいくつかあげます。
↓ ↓ 2023年7月頃に、実業務で使用したプロンプト ↓ ↓
「@pocketユーザへ送付するメール文」を考えています。
-{内容}
-{出力形式}
-{ターゲット}
の要点3点を必ず守り、記事を作成してください。
{内容}
-@pocketを使用してインボイス制度と改正電子帳簿保存法への対応策をまとめた資料に関するもの
-以下は資料内容です。
・適格請求書の条件
・真実性と可視性の対応
・具体的な画面イメージ
-資料へのリンク記載スペースを空けておいてください。
{出力形式}
-基本的に2行で改行してください。
-note(https://at-pocket.com/docs/other/invoice_2023_1.pdf)を参考にしてください。
-初めて読む人でも理解しやすい文章を意識して記事を作成してください
{ターゲット}
-@pocketユーザー
-経理部門担当者
取り消し線のように不要な部分を削って、実際にメール配信しました。
私の場合ですが、自力だと15分以上かかっていた作業が3分できます。
結果的に20件以上のお問い合わせに繋がりました。
↓ ↓ ちなみにこの記事みたいな原稿を書く時のプロンプト ↓ ↓
「ChatGPTのプロンプト書き方」を紹介するNote記事作成を考えています。
-{内容}
-{出力形式}
-{ターゲット}
の要点3点を必ず守り、記事を作成してください。
{内容}
-プトンプトの基本
-
-ChatGPTのプロンプトの書き方
-プロンプトの注意点
{出力形式}
-1記事700文字程度
-記事はシリーズ化する予定です
-SEO対策をしてください
-note(https://note.com/)に投稿することを意識し、見出し、小見出の下に箇条書を使って読みやすくしてください
-初めて読む人でも理解しやすい文章を意識して記事を作成してください
{ターゲット}
-ChatGPTを仕事で使えるか模索している人
-ChatGPTの存在を知っているけれど、使うきっかけがない人
-ChatGPTを使ったことない人
前投稿「シリーズ①」は、このプロンプトから実際に作成されています。
リンクを貼っておきますので、よかったら見てください。
https://note.com/atpocket/n/n7599d7b5c74b
おわりに
シリーズ②はいかがだったでしょうか?
この記事では、ChatGPTを活用する上で重要なプロンプトの作成方法を紹介しました。明確な命令、簡潔かつ明瞭な文章、適切な参考データの提供、期待する出力形式の指定が、効果的なプロンプトの鍵です。
次回は、これらの要素をさらに深堀りし、応用的な的な使用例をご紹介します。引き続き一緒に学んでいきましょう!