見出し画像

私の旅よ、さようなら。

焦る。もう今年の1/4が終わろうとしているというのに、なんにも進んでいない。最近の私を例えるなら、ランニングマシンに上がろうとして転んで・・・を繰り返しているような日々だ。(乗って走れてもいない!)

逆に、世間のスピードはとても速く進んでいるように感じる。世の中のニュースを見ても、SNSの世界を見ても、「みんな進んでいて凄いなぁ」という感想を持たずにはいられない。

私はと言うと、当たり前のことや普段のことすらうまく進められないでいる。「まぁそんな時期もあるでしょ」とカフェ・オレを淹れ直してみるものの、焦りは増す一方だ。なぜだろう。どうもスッキリしない。仕方ない、こんな時はUber eatsだ!(感謝)

…3月に入ってからそんなモードがずっと続いているので、少しここで自分の状況を整理してみようと思う。

3月の私の状況

  • 北海道・ニセコの旅へ

  • 大阪の旅へ

  • 新しくやりたいこと=膨大&渋滞

  • 以前からやりたいこと=膨大&渋滞

  • 普段やっていること=手につかない

  • ルーティン=おろそかになりがち


以上である。

ここまで書いていてわかったのだが、最近旅をすることが多く、新しい場所や人との出会いに恵まれて、それがとても刺激的だったこと。

そこから本当にたくさんのインスピレーションを受け取っているのだが、私の中にそれが溜まってしまって、渋滞が起きていること。

その結果、生活のリズムが崩れて、普段やっていることやルーティンすらも手につかずにいた、ということ…らしい。

少し遠回りな気がするけど、一つずつ消化していかないとなんだか前に進めない気がするので、まずは書くことで自分の中に落とし込んでみたい。

北海道・砂川 みんなの工場にて


北海道、大阪、そのどちらの旅の道中でも、ずっと考えていたのはATOZのことだった。

もしかすると、これを読んでくださっているAZのことをよくご存知であろう方も、私の頭の中がそこまでATOZ一色だとは思わないだろう、と言うほどに、我が脳内はこの4文字で隙間なく埋め尽くされている。

ATOZとはなんぞや?

ATOZとは、私が手掛けている占いを取り入れたライフスタイルブランドである。

数秘術や占いを取り入れて、自分を愛することから全てが始まる新しい生き方を提案するブランドとして、2017年に立ち上げた。

…とカッコつけて言ってみたものの、もちろん最初からそんな感じだったわけではない。2017年の春、ネットショップを作りたい!と言う動機の元、オンラインストアを作ったのが始まりだ。最初に販売していたのは似顔絵のアイコンである。

そして2019年、近所でコワーキングスペースを運営する社長さんが小さなスペースを貸し出すとのことで、リアルショップを作りたい!という動機の元「AtoZ DESIGN STORE」という名前で小さなショップをオープンさせた。壁は自分たちで塗って、棚は作った。

お店をやるとなったら商品が必要だ!でも、何を売ろう。そこで思いついたのが、兼ねてから大好きなキャンドルだった。

そこからはキャンドルを試作する日々。
当初は商品を仕入れて販売することも考えたが、やはり自分で作りたい気持ちが勝り、数秘のナンバーからイメージしたキャンドルを数点制作。お店をオープンさせた。

そこから商品制作と店舗での販売が始まった。週末だけの営業だったが、とても良い経験だった。

1年間続いた店を、引っ越しを機に2020年に閉店。そこからオンラインでの販売に舵を切り、キャンドルの他にアパレル、お香、ルームスプレーと商品数を増やしてきた。

そして紆余曲折あり2024年。ブランド名をATOZと改変し、オンラインストアをリニューアルし、現在に至る。

最初は、なんてことない
些細なきっかけで始まったことだ。

しかし今となってはATOZはその名の通り、"私の全て"になったと思っている。最近は「私自身がどうしたいか」よりも、ATOZはどう在るべきか、ATOZというブランドをどう育てたいか、という気持ちが年々強くなっている。40代になったせいだろうか。

私の旅よ、さようなら

ところで、3月に北海道と大阪の2つの旅を経て確信を得たことがある。それは、旅との付き合い方が変化したということだ。

20代は、自分探しのために旅をしていた。
バリ、モロッコ、トルコ、ギリシャなど、まだ見ぬ地へ1人で手探りで行くことが楽しかった。いわゆるバックパッカーである。


30代は、自分の器を広げるために旅をしていた。
行く場所そのものよりも、行き方(朝思い立って突然行くとか、現地で会った人に泊めてもらうとか、途中で違う国に寄り道する、みたいな)の幅を広げた。ぶっちゃけ、無茶苦茶だったと思う。

もう6年も前かい🤪


正直、30代の旅は、理由も目的もなかった。ただ行きたい!で全部行った。おかげで直感が鍛えられたし、土壇場力みたいなものが付いたのは間違いない。(お金は無くなったw)

でも、それと同時に今の私はもうそれだけではつまらないと思っている。なぜなら「直感だけで」とは言いながらもしっかり目的はあったからだ。多分、無茶苦茶しても大丈夫、どうにかなる、という自信をつけることが目的だったのだろうと思っている。

そして、それはもう私の中にしっかりと落とし込まれた、目的は達成できたと気づいたからだ。

飛び込んだ沐浴

いずれにせよ、旅は私の人生と共にあった。その旅との付き合い方が変わっていく、というのは、私自身に何らかの変化が起きているということである。

先日40代になりまして

では40代はどうなる?というと、ATOZのために旅をするのかもしれないと思っている。

それは決して、目的主義者になったというわけではない。直感的な部分もある。しかし、どこか直感だけで進むことにも、自分自身のために旅をすることも、もう十分やってきたぞというのが本音だ。

今はぶっちゃけ、無闇に旅をしたいとは思わない。するならば、そこにATOZというブランドとの糸が繋がっていると思えれば行くし、思わなければ行かない。それは必ずしも誰かに会いに行くとか、営業で行くとか、そういう決まったことがあるわけではない。何らかのインスピレーションにつながる、と感じられたら行きたいと思う。

その結果、2月〜3月は北海道・ニセコ、大阪へと行ってきたのだが、この旅で得たことがいくつかある。

・大きく見えるものも、小さいこととやっていることは同じ

・自分の周波数(エネルギー)次第で、起きる出来事が変わる。

・好きな場所が、必ずしも自分の居場所ではない。

ざっと箇条書きではあるけれど、そんなことを身を以て体感しながら帰ってきた。この経験はきっと今後のATOZに生かされると感じている。今はそれを消化している期間といえば良いのかな。それに2週間かかっているんだけども…。笑

そして、旅に行くと新しい数字との出会いが必ずある。気になる数字、といえば良いのだろうか。それを旅から帰ってきて、アトリエで香りや言葉に落とし込んで、キャンドルやお香という形にしていく。その過程が私にはたまらなく愛おしい。

北海道で得た数字もあるよ(ナイショ!)

と、ここまで書いて、これからの私の課題が見えて来た。(やはり書くことは素晴らしい)

それは、旅から得たインスピレーションを自分の人生に生かし、言葉や私自身の表現で伝えるだけではなく、キャンドルやお香というプロダクトに落とし込むこと。つまり、ATOZというブランドを通して、社会に表現をしていくことが次のチャレンジだということだ。

もちろん、2017年からそれはやってきた。しかし、もっとその方向に力を注ぎたいということなのだ。私の中で、その熱は冷めることがなく、むしろどんどん高まっているのを感じている。方向はそっちだ、と心が気づいている。

今まで通りyoutubeで運勢についてお話をすることも、こうして文章で書くことも、もちろん好きである。エネルギーがダイレクトに伝わるからだ。でも、それだけでは何かが違う自分を昨年末からどこかに感じ始めていたのは事実である。

この矛盾をどうにか言葉にできないかな、と模索した結果、noteにこうして文章を投下することになったのだが、書くことによって、私を堰き止めていた何かがサラサラと流れていくのを今、感じている。

私自身によって固定していた”わたし”を、解放して、自由になっていく

そのプロセスは、書くことでしか得られない体験だ。奇しくも、昨年の春もこうして文章を書いていた。花粉症がひどいと言いながら、引っ越ししたいなと喚きながら。

https://www.amazon.co.jp/%E7%A7%81%E3%82%82%E3%81%BE%E3%81%A0%E3%81%BF%E3%81%A4%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%84%E7%A7%81%E3%82%92%E3%81%BF%E3%81%A4%E3%81%91%E3%81%9F-%EF%BC%A1%EF%BC%BA/dp/4334100236

私もまだみつけていない私をみつけた(通称:わたわた)を書くことで、30代の私を解放してきた。

そして今、またこうして文章を書くことで、変化していくことを自分自身で許可していくような、不思議な感覚を覚えている。

いつだって、私の変化を許さなかったのは
いつも私だったんだろうなと思うのだ。

おわりに

変化をする時って、こうやって静かに訪れるものだなと感じている。何か大きな出来事があるわけではなく、小さな出来事が少しずつ積み重なって、ある日突然そこにあった壁が壊れて、解放されていくような。

変化を受け入れるのは怖い。
それは未知なる世界に怯える恐怖というよりも、今までの自分を否定するような寂しい気持ちになるからだろう。
しかし、過去の自分にNOを言う強さも時には必要だということを、私は知っている。新陳代謝を重ねるほど、私は新しくなっていくのだ。

出会いと別れの季節である春、きっと同じような言葉にならない思いを抱いている方が、どこかにいるかもしれない。そんな気持ちで思うままに筆を走らせてみた。私はこれを書くことで、またひとつ解放されたような気がしている。

変化の渦中にいるあなたに届きますように。

AZ


この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

愛ある皆様からのサポート、感謝しております!