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【地域の話】今年も伏木曳山祭「けんか山」が開催されるそうです。#209

皆様、こんにちは。
佐伯です。

タイトルにあるとおり、能登半島地震の影響を受けつつも今年も何とか地元の一大イベント、伏木曳山祭「けんか山」が開催されることが決まりました。

明日、明後日と開催されるそうですが地震の影響でメインストリートが使えないのでステージが変更となりました。

また、今回は外からの誘客はせずに地元の住民だけで開催するそうです。

※令和6年の伏木曳山祭「けんか山」は、能登半島地震の影響により、伏木地域外からの誘客は行わず、地域住民の活力を創出するお祭りとして実施します。
観光目的のご来場はご遠慮くださいますようお願いいたします。

出典:富山観光ナビより

このお祭りは巨大な曳山同士をぶつけ合う、かなり力強いお祭りです。
もちろん巨大な曳山がぶつかり合うのでその衝撃は凄まじく衝突の瞬間は空気が震えます。
息子が3歳の時に連れて行ったところ、あまりの迫力に泣き出す程でした。

地元の皆様もこの非日常感をとても楽しみにしており、地域になくてはならないお祭りと言えます。

一方で、今年は能登半島地震がありました。
会場となった伏木地区も家屋が倒壊し、道路が割れ、液状化に悩みました。

それでも伏木の住民方々はこの2日間が楽しみにしておられます。
特に被害の大きかった旧町内(駅前地区)は曳山を持っているので楽しみにされています。
私は他の地域から引っ越して来た者ですがその熱量たるものは伝わってきます。

「凄まじい破壊をもたらした地震があったのにも関わらず、曳山をぶつけ合うなんて不謹慎だ!」

と言うお声があったのでしょう。

ですが、おそらくそれは町外の方の意見でしょう。

地元では2月頃からどうすれば開催できるか真剣に話し合っていました。
そのくらい大切にしているし、楽しみにしているお祭りなのです。

観光サイトにもあるとおり、今回は地元の活力創出のため実施すると言うのは賛成です。
むしろ不謹慎という意見に縮こまってしまう方が、地域にとってマイナスです。

曳山があるから街が団結し、困難を乗り越える。
これ以上、プラスになることはないと思います。

活力というのは縮こまっても出るものではありません。
楽しみ、熱中するからこそ喜びが生まれ、その喜びがまた楽しい気持ちになって多くの方々に伝播すると思います。

不謹慎という言葉に負けず、試行錯誤をして今年も開催を決めた実行委員会の方々の努力に心からの感謝と敬意を表したいです。

明日から始まるけんか山が楽しみです。
それでは皆様、ご機嫌よう。

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