見出し画像

フードバンクに寄付してきました。#116

皆様、こんにちは。
佐伯です。

本日は快晴で暖かく、外で作業をしていると汗ばむぐらいでした。
実は表題にあるとおり、本日、「フードバンクとやま」さんに商品の一部を寄付しに行きました。

ワゴン車のトランクに満載して寄付しました。

寄付したものは賞味期限が1ヶ月位残っていました。
経営的にはワゴンセールでもして少しでも資金回収した方が良いのかもしれません。

ですがメーカーさんからお預かりした商品を安易な安売りはしたくありませんでした。

また、実は前職の市役所勤務時代に「フードバンクとやま」さんにはとてもお世話になっていたので恩返しをしたかったのです。

私は前職の市役所時代、長く福祉に携わっていました。
その内、4年間程、生活保護担当として相談員とケースワーカーを兼任していました。

長く業務に携わっていると「昨日から何も食べていない」と助けを求める人が週に1回程度ご相談に訪れます。

私が奉職していた市では生活困窮者への緊急的な措置としての食糧の備蓄がありませんでした。

しかし、実際にはお腹を空かせてやっとの思いで市役所に相談に来ているにも関わらず、食べ物が無いと言う状況が多々ありました。

特例的に上司がご自身が食べるつもりで購入したカロリーメイトなどを渡してその場を凌いでいましたが根本的な解決には至ってはいませんでした。

そんな時、「とやまフードバンク」さんの話を聞き連絡をして食料を分けてもらいました。
私が上司と共にワゴン車でお伺いすると、お米や乾麺、レトルト食品、お菓子などをたくさん分けてもらえました。

あの時は本当に助かりました。
やはりお腹を空かした状態だと、人は生きる気力も減退します。
まずはお腹を満たすことがとても大事だとその時、知りました。

細かな生活再建の話はその後です。
中には涙を流しながらご飯を食べる方がいました。
理由は人それぞれですが、衣食住を失うショックで酷く心細かったのかと思います。
問題は山積でしたが、とりあえずお腹一杯になれると明日の事を考える気力が出ます。
そんな光景を間近で何度も見ていました。

今は退職しそろそろ1年が経ちます。
これからは寄付する側として食べ物を無駄にせず、本当に必要としている人に届ける活動を続けたいと思います。

まだまだスタートアップで小さなお店ですが、志だけは高く掲げて日々の事業に取り組みたいと思いました。

それでは皆様、ご機嫌よう。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?