見出し画像

【経営の話】質の高い商品やサービスとは何か?私なりの解を求めてみました。#201

皆様、おはようございます。
佐伯です。

早速ではありますが、現在壁にぶち当たっています。
それはタイトルにあるとおり「質の高い商品(サービス)とは何か?」ということです。

発端は、先日同業者(小売業)の社長さんとお話ししている中で良い商品が売れるとは限らなりという話題になりました。

その話題を掘り下げていく中で、その社長さんにとっての質の高い商品とは、

  • 利益性が高い

  • 独占性がある(メーカーさんと独占契約をしている)

一方私は、

  • 消費者の方々にとって高い便益を提供できる

  • 独自のサービス、体験を提供できる

と考えていました。

その時はその違いがわかりませんでしたが、熟考した結果、商流、販売のプロセスの違いなのかと感じました。

社長さんは、
「独占性を優先すること利益率を高めてもお客様が集まってくる」

私は、
「利便性と独自性を優先することでお客様を集める」

どんどんややこしくなってきましたね(汗
ここで一旦整理したいと思います。


①小規模事業者の闘い方の考察

小規模事業者にとって、商品やサービスの質を如何に高めるかは、企業の持続可能性と成長に直結しています。
質の高い商品やサービスを提供することは、消費者にとっての便益を確保し、同時に事業者にとっても高収益をもたらす可能性があります。

A:消費者にとっての便益:品質の本質
高品質な商品やサービスは、消費者の日常生活を豊かにし、満足感を提供します。
便利さ、信頼性、高い満足度は、消費者が何度も戻ってくる理由となります。
例えば、耐久性が高く、使い勝手の良い製品は、繰り返し使用しても性能が変わらないため、消費者から高い評価を受ける傾向にあります。

B:販売者にとっての収益性と独占性
質の高い商品は、販売者にとっても収益性が高くなり得ます。
これは、特定の市場ニッチや独占的な利点を通じて、競合他社と差別化できるからです。
独占性を持つ商品は、市場において希少価値を生み出し、結果として高い利益率を保持することが可能です。

社長さんの考え方も私の考え方も、結果、半分正解、半分空欄というような気がして来ました。

では小規模事業者として限られた資源の中でこの2頭を追うことができるのでしょうか?

②限られた資源の効率的利用

特に資源が限られている小規模事業者にとって、効率的な資源利用は不可欠です。
限られた原材料や資金を最大限に活用することで、コストを抑えつつ、品質を維持・向上させることが求められます。
これには、無駄のない生産プロセスの設計や、コスト効率の良い材料選びが含まれます。

つまり、2頭を追うことは可能だが同時にコストについてかなりシビアに考えていかなくてはならないということでしょうか。

資源を限られたものから最大限に活用し、コスト効率を高めるだけでなく、企業の持続可能性をも支えることにつながります。
私たち小規模事業者は様々な手法を柔軟に適用し、自社の特性に合わせて最適化することが求められます。

③社会への貢献性

事業を行っていく中で絶対に忘れてはいけないのは「社会に貢献しているか」と私は考えます。

むしろ社会性の無い事業などあってもなくても同じだと思いますし、社会性が無いということは人々に特に必要とされていないということなので早晩に立ち行かなくなると考えます。

それを踏まえて質の高い商品やサービスとは、単に個々の消費者に対する利益だけでなく、広い意味で社会に対する貢献も期待されます。
エコフレンドリーな製品や、地域社会の発展に寄与するサービスなどがこれに該当します。
事業が社会的責任を果たすことは、そのブランドの信頼性と評価を高める効果もあると考えます。

④まとめ

質の高い商品やサービスを提供することは、多くの面で事業の成功に直結します。
これには消費者の期待に応え、競合と差別化を図ることが含まれますが、それだけではなく、効率的な資源利用と社会への積極的な貢献も求められます。
小規模事業者はこれらの要素をバランス良く取り入れることで、持続可能で成長可能なビジネスモデルを構築することが可能です。

バランス感覚。
私は経営者にとって最も大事なファクターだと考えます。

それでは皆様、ご機嫌よう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?