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バレンタインなんかに頼らなくても、運命の人はすぐ側にいた

〜2月14日〜

美月:好きです!付き合ってください!

先輩:ごめん、、、山下とは付き合えない

美月:そう、ですよね笑

先輩:ごめんな

美月:あ、謝らないでくださいよぉ笑

美月:こっちこそ時間取らせちゃってすみませんでした

先輩:ううん、じゃあもう行くね

美月:はい、ありがとうございました

彼女:ねぇ遅い〜

先輩:ごめんって笑

美月:そういうことだったんだ、、、


美月:ゴクゴクッ、、、ぷはぁ!マスターもう一杯!

マスター:もうお辞めになった方がよろしいのでは?

美月:なんらと〜?みじゅきしゃまの言うことが聞けないのか〜?

マスター:はぁ、、、(水渡しとこ)お待たせしました

美月:ゴクゴクッ、、、んー!おいちー!

カランカラン

マスター:いらっしゃいませ

??:すみません、僕その人の連れなんです

マスター:お連れ様でしたか!お恥ずかし話ですがかなり酔われてしまい、こちらとしてもどう対処するべきか悩んでたところなんです

??:ご迷惑お掛けしました

??:これ足りないかもですけど、謝罪費も込めてです

マスター:よろしいのですか?

??:出禁になったら彼女も悲しむと思うので笑

マスター:それでしたらありがたく頂戴いたします。またのご利用お待ちしております

??:ありがとうございました、ほら美月行くよ

美月:ん〜?あ!○○だ〜なにしてるのぉ?

○○:美月を迎えに来たんだよ

美月:やった〜じゃあ○○おんぶして〜

○○:はいはい笑

美月:ふふっ、○○の背中大っきい///

○○:ねぇ美月

美月:なぁに?

○○:今日は珍しくカクテルなんて飲んでたね

○○:いつもおっさんみたいにビールしか飲まないのに笑

美月:ねぇバカにしてるでしょ〜笑

○○:ちょっとしたかも笑

美月:○○さいて〜!

○○:うわっ!背中で暴れないで!

美月:うぇ、、、気持ち悪い

○○:ほら言わんこっちゃない


○○:はいお水

美月:ありがとう、、、ゴクゴク

○○:ちょっと落ち着いた?

美月:うん、ごめんね?

○○:平気だよ、何年幼馴染やってると思ってんのさ笑

美月:確かに笑

美月:いつも○○には助けて貰ってたなぁ

○○:助けたって、話聞いてただけだけどね

美月:それでも、心が参っちゃってる人は聞いてくれるだけで救われるものよ?

美月:今回だってそう、、、○○がいるからって慣れない飲み物飲んじゃったし笑

○○:今回はどうした?

美月:、、、同じ部署の先輩に恋をしてたの

美月:○○くらいイケメンでね?こんなガサツな私にも凄く優しくしてくれたの

美月:そんなとこに惹かれちゃって私なりに頑張ってアプローチとかしてみたの

○○:うん

美月:朝早起きしてお弁当作ってみたり、先輩によく見られるためにダイエットとかトレーニングしたりさ

美月:でも、、、全部全部無駄だったみたい、、、笑

美月:私が告白しようとしてた時にはもう彼女いたみたいでさ笑

美月:私はなんのためにここまで頑張ったんだろうなーって思ってたら、気づいたらあそこにいたの

○○:美月、、、

美月:馬鹿だよね笑、こんな惨めなことn、、、

ギュッ

美月:へ?ま、○○?

○○:美月はバカなんかじゃないし、今まで頑張ったことは無駄になんかならないよ

○○:というより、僕が無駄になんてさせない

美月:○○、、、

○○:こんな状況の美月に言うのもなんだけどさ、僕ずっと美月が好きだったんだ

○○:初めて会った時から今日までずっとその気持ちは変わらなかったよ

○○:でも、、、僕なんかじゃ美月とは釣り合わない

美月:そんなこと、

○○:でも、それが理由で美月と離れるのなんて嫌だったから、せめて美月の相談役になろうって思ったんだ

○○:けど今日で相談役を辞める

美月:○○、、、?

○○:もう美月の悲しむ顔は見たくないんだ

○○:それに、、、あの眩しいほどの綺麗な笑顔は僕だけに見せて欲しい!

美月:うそ、、、それって///

○○:君のこれからを僕にくれませんか?

美月:ふふっ、なんかプロポーズみたいね笑

○○:え!なんか変だったかな!?

美月:ううん、変じゃないよ笑

○○:そ、それじゃあ

美月:、、、私もね○○のこと好きだったんだよ?

美月:でも、全然手を出してくれなかったから脈ナシなんだと思ってた、、、

美月:だから、、、これからは絶対に離さないでね?///

○○:うん!

美月:こんな告白したの初めて笑

○○:僕なんて告白自体初めてだよ笑

美月:そうなんだぁ、○○の初めてゲットしちゃった笑

○○:変な言い方しないでよ笑

美月:ごめんごめん笑、あ!

○○:どうした?

美月:バレンタイン終わっちゃったじゃん!

○○:あぁもうそんな時間か

美月:せっかくのバレンタインがぁ、、、

○○:じゃチョコは無いけど、家でプチパーティみたいなのする?

美月:する!○○の家?

○○:うん、大丈夫?

美月:だいじょぶ!はやく行こ!

ギュッ

○○:ちょっ、いきなり走らないでよ!笑

美月:みじゅき鍋食べたいなぁ?

○○:いいね、明日に響かないように軽いものにしよっか

美月:うん!

〜fin〜

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