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ルワンダの結婚式に参加してみた。|2月19日〜2月25日

はじめに

ビテ!(What’s up?)

更新が1日遅れてしまいましたが、元気です!

日曜日からサファリに行ってきました!

家は相変わらず断水が続いており、なかなかハードモードです。

セキュリティと一緒に雨が降ったタイミングで雨水を溜め、なんとか生活できています!笑

断水、停電、慣れましたが、やっぱり温かいシャワーを浴びたい・・・!!!

では、スタート!


2月19日|学校で流行性結膜炎!?

先週、ルワンダでお仕事をされている日本人の方からルワンダで流行している流行性結膜炎についてシェアしていただいた。

キガリだし、私の任地は地方だし・・・と流行ることはないだろうと思っていた。

しかし、今日のお昼時間に近くの病院のドクターが来て、病気の説明と薬の配布を行なっていた。

寮のスタッフに詳しく話を聞くと、女子生徒男子生徒共に20人ずつ、目が赤くなる症状を患っているとのことだった。

学校の職員室には、消毒スプレーが置かれた。

挨拶も、グータッチに変わった。

コロナを経験した私たちだからこその対応の早さでもあるなと。

症状のある生徒は隔離部屋に移動することになる。

男子生徒は室内アリーナに
女子生徒は女子寮と同じ敷地内にある少し離れた部屋に移動。

近隣校生徒の練習参加の自粛も検討しなきゃな・・・。

2月20日|ルワンダ版国体の運営サポート

今日は朝からUMURENGE KAGAME CUPの運営サポートのため、ンゴマ郡へ。

UMURENGE KAGAME CUPは日本の国体のような大会だと思っている。

各群の代表選手がサッカー、バレーボール、バスケットボールそして陸上競技などのスポーツで競う大会。


20歳以上、20歳以下、15歳以下とカテゴリー別で行われるのだが、今回は20歳以上の成年を対象とした大会だった。

大会の運営は無事終わったものの、思い返してみると散々だった。

そもそも陸上競技のルールや審判を行える人材がルワンダでは不足している。

今回の大会は私のカウンターパート、彼の仲良しの陸上コーチ、そして私の3名のみで運営したと言っても過言ではない状態だった。

各郡庁にはスポーツセクターがあり、数名のスタッフが配置されている。
この数名のスタッフの協力なしでは大会の運営はスムーズにいかない。


- ついにルワンダにもハードルが! -

今回でいえば、事前に依頼していた各群ごとの出場者リストの事前共有がなされなかったことで大会の始まりは2時間以上遅れた。

元々、私のカウンターパートは1週間程度前にグループアプリにて出場者リストを提出することを伝えていたようだ。
しかし、どの郡も提出はなく、当日の朝になって出場者リストを手書きで書くというとてつもなく非効率な方法で行われた。

事前にリストが共有されていたら、当日の朝にリストに記載されている選手に対してビブスを配布するのみで済むのに。

誰がどの種目に出場するのか、どの種目に何名が出場するのか、何一つわかっていない状態で当日を迎え、さらに全ての郡の到着を待った結果2時間遅れとなった。

大会が始まってからは、3人で協力しながら運営をスムーズに進めていくことができた。

各地域で陸上競技のルールや運営が行える人材を増やす活動もしてみたい。

カウンターパートに講義者になってもらい、各地域のスポーツセクターのオフィサーやスポーツ関係者、先生を集めて研修会の実施をしたり。

ただお金が発生しないのに、彼らがこうした研修に来る可能性は限りなくゼロに近いので、交通費など何かしらの報酬を用意する必要もあるだろう。

理論型ではなく、実際に競技場を使いながら実技形式で行えれば、より充実したものになるのだろう。

そんなことを考えながら、無事に試合の運営は終わった。


- 高跳びはマットなしがルワンダスタイル(笑)-

2月21日|カウンターパートと飲みながら本音トーク

クラブ活動を終え、カウンターパートを飲みに誘った。

今週のトレーニングプランを考える時間を確保したかったから。

お酒と肉を食べられる機会、彼が逃すはずはない。

飲みながら、最近の陸上クラブの選手の話、過去のクラブでの出来事、ルワンダの陸上競技界の話をした。
クラブの方針や予算についてどのように確保し、その予算をどのように使うのかについても話し合った。

最後に「リサ、というかJICAには本当に感謝している。」と彼が伝えてくれた。

スパイクや練習道具が充実したことを例に挙げてくれたけど、モノを支援するために私が来たわけではない。

そのことははっきり伝えた。

私は「より良い」コーチングが行えるようにあなたをサポートしていくと伝えた。

ボランティアであり、私はあと一年でこの場所を去る存在。

彼の中にも、そして選手にとっても、何か少しでも気づきを与えられる存在であり続けたいと強く思った。

以前、飯塚翔太選手が来訪してくださった時に、カウンタパートを交えて食事会をする機会があった。

せっかくの機会、彼が飯塚選手や豊田コーチから何か気づきを得られたらという思いのもとつくられた機会。

カウンターパートの彼はほとんど言葉を発さなかった。

元々人見知りというか、人を警戒し、なかなか本音を話さないタイプなので、間に入って交流できたらと思っていた。

結果はほとんどうまくいかず、彼から深い質問をすることはほとんどなかった。

その時のモヤモヤを彼に、今日ぶつけてみた。

「あの時、あんなに貴重な機会があったのに、なんで話さなかったの?」

「あの場には初めて会う人がたくさんいたから。」
「僕の話を、誰がいつどこで聞いているか分からない。話すときは慎重になる必要がある。知らない人の前で本音や不満は話す必要はない。」

言葉の背景には、その人が生きてきた中で得た教訓や歴史、文化が必ず隠れている。

こうしたことにも配慮しながら、彼が安全に話してもいいと思えるような場所をつくる必要があったなと少し反省した。

彼と活動して約1年。ようやく少しずつ、ほんとに少しずつだけど、関係を築くことができていると実感している。

彼の思いや哲学を尊重しながら、より良いクラブを目指していきたい。

2月22日|継続は力なり!

いつまでたっても決まらない大会日程。

そんな私のソワソワとは裏腹に新たに加入した多くの選手は継続的に練習に参加している。

大会の日程が決まってから、練習を開始し、体の疲労がたまった状態で出場するケースが多いのがこの国のスポーツ事情。
必ずしも全ての競技、学校、クラブがそういうわけではないけど、そんな場合が多い。

継続的に練習を行うことのハードルが非常に高いのは、モチベーションを高めるコーチの存在の不足や練習用具の不足、コーチの報酬問題など様々だ。

大会の日程が決まっているわけではないのに、こうして継続的に練習に参加している選手が増えたのは、カウンターパートと共に「継続的な準備がなしに陸上競技では勝てない」ということを伝えてきたことも少しばかり影響していると思っている。

彼らにとって陸上競技が楽しいもの、練習を続けて得られる成果があることを実感してもらえるよう、彼らのモチベーターであり続けよう。


- 女子選手も増えてきた -

継続は力なり。
努力なくして得られる成果なし。

2月23日|水がないから体育はできない。

3週間近く断水が続いている我が家。

お水がないと、掃除や料理が満足にできない。
トイレやシャワーも我慢する生活・・・。

早く復活してくれないかな・・・。

っていうのは私だけでなく、活動先の学校も同じ状況だ。

休み時間に体育教員から連絡が。

「今日は体育なしだ。女子寮の水がないらしい。
体育のあとはシャワーを浴びる。水が少ないから体育はできない。」

よく分からない理由だが、水がないことには変わりがないし、私がコントロールできる問題でもない。

というわけで授業がなくなった・・・(笑)

お水がないから体育ができない。

体育教員は事前に用意したノートを渡すべくクラスへ。

ノートと言っても、A4プリント5枚程度にビッチリとスポーツの歴史とルールが書かれているもの。


- ノートを写す生徒 横向きの方が書きやすいらしい -

説明は特になし。生徒が黒板に書いたものを他の生徒が写していく。
教員は何もしない、出席を取ったらそそくさと教室を出て、他の教員やスタッフとお喋りタイム。

実技を行うことは素晴らしいけど、理論の授業はノートを配るだけで一切説明はしない。

・・・どうしてか尋ねると、彼はこう言う。

「りさ、君のようなムズングと違って僕らは給料が安いんだよ。日本の体育とアフリカの体育は違うんだよ。同時に何クラスも合同で体育を行うことになる。全部のクラスを回って一から説明するのはとても難しい。ましてや、道具もなにもないのにどうやって教えるんだ?パソコンやWi-Fiだってないなかで、どうやって動画を見せるんだ?授業の準備?他にもたくさんやることがあるんだ、僕には。教員だけでなく、たくさん仕事を抱えている中で、どうやって時間を作ればいいんだ?」

やらない理由ではなく、どう工夫したらいいのかを考える。

状況を踏まえた上でのオプションを提示できるように私も試行錯誤しよう・・・。

2月24日|結婚式でハプニング!?

今日は選手の姉の結婚式のためキガリへ。

会場に到着すると、メイクアップ中の選手のお姉さんに挨拶!

その後、なぜか別の部屋に連れて行かれた。

何するのかと思いきや、ドレスを差し出された。

「え?いやいや、これで出席するから着替えは必要ないよ。」と伝えると

「違うよ、このドレスを来て、一緒にお祝いするのよ。」と・・・。

私は出席するだけのつもりだったのだが、違ったようだ。


-2020東京オリンピックに出場していたマルタも出席していた! -

着替えてから、約3時間が経過して、ようやく新婦の準備が終わった・・・。

待ち時間が長すぎて、みんなもはや疲れていた(笑)

そして、ついに出番。

「私についてきな、私たちは一緒だよ。」と同じドレスを着たマダムに連れられて、
ウェディングロードの端に立ち、新婦を出迎えることに。

なぜかドレスを着た日本人の登場に、出席していた人々が驚いていて、ざわついた。

もはや悪目立ちしていた。

その後、役目は果たし、次は教会へ移動することに。

その教会、近くにあると思っていた。

車を走らせること30分、一向に着かない。

「え、場所はわかってるの?協会に向かうんだよね?」と尋ねると

「分からない。でも、たぶん着くよ。」とのこと。

曖昧すぎて、不安になった。

その後、1時間経過して、ようやく着いたのは僻地の村の小さな教会だった。

新郎の育った地域の教会のようだ。

時間がなかったため、10分ほど滞在し、バスターミナルまで車で送ってもらうことに。

バタバタ、時間通りには進まない、それでも誰一人文句を言うことなく、淡々と進んでゆく。

おめでとう、マルタ!

素敵な経験をありがとう、タビタファミリー!

2月25日|ルワンダのサファリに行ってきた!

密かに憧れで、大好きな隊員さんのお友だちがルワンダに!

そんな貴重な機会に誘っていただき、人勢初のサファリに行ってきた。

アカゲラナショナルパーク!


- AKAGERA の入り口! -

隣の軍にあるにもかかわらず、なかなか行く機会がなく、今回初めて訪れた。

やはり旅行はワクワクする・・・!

それに加え、サファリカーでの探検!

最高に楽しかった。

動物はというと、シマウマやめちゃめちゃ大きい象、遠目から見えたキリン・・・!
インパラという動物にも出会えた。

観光地ということで、サファリの中にはお洒落なホテルやレストランもあった。

心も体もリフレッシュできた最高の休日になりました!

サファリについては、来週の日記(月曜日)にも書こうと思うので、今週はここで終了!

おわり

活動に集中するときは集中する!
遊ぶときはしっかり遊ぶ!

そんなメリハリのある1週間でした。

さて、明日からは活動に集中するぞ!

今週も目標は「生徒・選手との対話を大切にする。」です。

おやすみなさい!


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