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Bon anniversaire! Thomas Pesquet氏のホロスコープ

ハッピー・バースデイ!(フランス語でBon anniversaire!)

は先日参加した、とと子さんのワークショップでも出てきたワード。


今日はめずらしく、お誕生日のその人のホロスコープを(勝手に)読んでみるという試みを。

って、Thomas Pesquetって誰??と思っている方も多いと思われます。

トマ・ペスケ氏は、フランス人の宇宙飛行士。
2021年にも国際宇宙ステーションでの任務を果たされ、
11月に地球に帰還したばかりです。
なんて言いつつ私もにわかファン。
2017年フランス滞在しているときにテレビでちらっと見かけて、
フランス人の宇宙飛行士がいるんだぁ〜(しかもイケメン)
と思っていたくらいだったのが、
2021年の9月頃Twitterでたまたま見かけてから、
astroつながり&現実逃避、夢見させてもらっています。

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Twitterはお誕生日で画面にバルーンが飛び交っていました。

で、太陽魚座!まさに、宇宙の夢を体現している人。

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太陽のサビアンシンボルは「騎手」。

「信念を全うする」とか「全身全霊で」とか、そのまんま現れているなぁと思います。宇宙飛行士ってほんとうに命懸けの仕事だと思うから。

太陽-水星コンジャンクション以外は、マイナーを除いてノーアスペクト。
金星-火星-天王星で水のグランドトライン、これは平凡に生きてたら大変だなぁという感じ。小惑星を見なければ「地」の天体がないので、「地に足をつける」ことが出来なさそうな。夢に生きる、そんな人。

意外や月が蠍座?出生時間わからないので天秤座の可能性もあります。
でも蠍座かなぁ〜。「超才能」のキロンとオポジション。
当然ながら頭もいいんだけれど、自らの肉体を使って宇宙を体験したかったり、宇宙ステーションからのたくさんの写真や配信やテレビにもたくさん出演して、小さい頃からの夢だった宇宙の素晴らしさを多くの人に知ってもらおうという、地球規模の大きな自己愛。
肉体を鍛えることも、趣味のスポーツを楽しむことも、地上に生き宇宙空間に耐え得る身体をつくることにつながり、結果自分の夢を叶えるために必要なものを引き寄せていた。

蠍座の月は、あるいはパートナーの支えも示唆しているのかも。
トマが宇宙から帰還した際に、ピットに座って検査とかを受けながらパートナーに電話している映像があったり、フランス人らしい愛も表されている。
女神を表す四小惑星が射手座と山羊座に集中していて、あるいは火星のある蟹座22°「ヨットを待つ女」も、トマの帰りを待ちながら壮大な夢を陰で支えているパートナーの姿のようです。

逆行の火星にリリスがコンジャンクションしているところも興味深くて、火星が個人的で内的な憧れや夢を守ろうと戦うのではなく、自らの心を明け渡していくことでより大きなものにつながろうと働いているようです。
宇宙ステーションという限られた密室空間の中で、限られたメンバーと6ヶ月毎日顔を合わせる...そんな状況は蟹座火星の私からしたら耐えられなさそう...あるいはなんとかして乗り切ろうとして、終わった頃には燃え尽きてしまいそう。
だけど宇宙ステーションは次のクルーを迎え入れミッションを続けていくものなので、選ばれた宇宙飛行士たちは自分のベストを尽くしながらも、自分がそこを離れた後のことも考えながらどうしたらより良く繋いでいけるか、そんなことまで見越して任務に当たれる人たちなのだ。

そして画面越しでも滲み出ている人の良さはなんなんだろうか?
「境界を溶かす」魚座の魅力でしょうか。
「良心」をミッションとする魚座の太陽/水星と金星は、射手座の海王星とスクエア。自分自身の夢や理想を切磋琢磨し、もっと大きな愛に向けて高めている、そんなイメージです。
獅子座の土星は逆行。たぶん目立つのは嫌いじゃないんだけど、フランス人ぽい強い主張や個性は感じられなくて、それが逆に個性的でもあり、アイドルっぽい感じがするのもまた不思議です。
私はアイドルやイケメンには興味が薄い方ですが、トマはなぜか気になる存在であり、にわかファンになることでちょっとした楽しみを覚えています。
火星のある蟹座は「人気」もキーワードですね。まさに引っ張りだこな火星期。
2021年の国際宇宙ステーションでは日本人の宇宙飛行士・星出彰彦さんと、オリンピックの開催地引き継ぎ(TOKYO➡︎PARIS)のパフォーマンスなんかもしていました。
そしてもうすぐ木星期。双子座27°の木星と、続く土星も獅子座27°で、射手座的な数「9」のエネルギーを持っています。太陽と水星も魚座9°にあるし、トマは誕生日の数秘も「9」です(日付も2+7=9)。
木星期も土星期もますます拡大、発展、さまざまな場面で活躍していくんだろうなぁ、楽しみ。ソーラーサインハウスで見たら、10ハウス=自己実現が射手座というのも彼らしい!
魚座の人が宇宙的な愛を体現すると言われる所以はこの、射手座における自己実現からくるのかもしれませんね。

もはや余裕で普通の境界線を超えているトマの、トランスサタニアンも気になります。
蠍座の天王星のサビアンは「自分自身の子供の父である女」。彼自身の子供がいるかはわからないんだけど、フランスの子供たちに夢を与える仕事であることは確か!牡牛座のエネルギーが流れ込む角度で、内在する力を育むことができる。
射手座の海王星のサビアンは「住居を移動するペリカン」。何かの講演会で火星移住計画について質問されていたなぁ。今はその気はないみたいだけど、いずれ関わることになるのかな?
天秤座冥王星は「引退した船長」。宇宙飛行士さんって意外と年齢が上の人たちも活躍しています。経験と人柄がものを言うのかもしれない。なので引退はまだまだ先のことなのだろうけど、その頃には宇宙テクノロジーや地球そのものはどのようになっているんだろうか?すでに叶っている夢の先に、どんな良心を描き続けられるんだろうか?魚座金星とのインコンジャクトは、まだ見ぬ大きな希望に向かって邁進しつつも調和を忘れてはならないと囁いているよう。

ドラゴンヘッドは天秤座。夢の先にあるのは平和と調和の世界。
私も含め、より多くの人がもっと大きな調和や平和という希望を、思い描いていける世界であってほしい。
トマには、そんなことを伝えてくれる人であり続けてほしい。


この記事ではその魅力がなかなか伝えきれませんが、トマ・ぺスケが気になってきた方にこの動画、めちゃめちゃおすすめです。(フランス語です)

『Rendez-vous en terre inconnue(未知なる土地で会いましょう)』
フランス人タレント(俳優や歌手など)が、未開の民族や僻地を訪ねる旅番組。この番組の存在自体もこの時初めて知ったんですが、おもしろくって他の回も観ています。コロナ禍になって、フランス国内の穴場を訪ねる旅になっていますが、感性の鋭い若手たちが出演していてワクワクするし感動的。

で、トマ・ぺスケが訪ねたのは、南米コロンビアの山奥に住む「コギ族」。
長い黒髪、インディオっぽい顔立ち、お揃いの真っ白な服が印象的な人たち。
みんなこのいでたちなので大勢集まると少々迫力があります。
彼らの土地に入るには、まず長老のような人たちの審査があって、「悪い心はここに置いていきなさい」という精神的な儀式があって、当然ながら電気もガスもなければ車もなく、時には一日かけて山を横断し、木を切り倒して橋をかけ、時には夜通し続くようなミーティングとお祭りに参加して、交流を深めていきます。
コギ族は目に見えないもの、或いは宇宙と交信している民族だと言います。
トマが宇宙で撮影した写真を見ながら、我々とは違う何かを見出しているようです。
それでいて、地球環境や自然をリスペクトしているので、宇宙を目指すというテクノロジーの進化(?)そのものよりも、それを通じて地球や自然を守っていけるように、どのようにその技術を活かすのかが重要なのだ、とトマに伝えます。
膨大な叡智を受け継ぐコギ族の中で、外から来たトマたちのことを身体はより大きくても「子供」扱い。でも子供達も無邪気で、コギ族の少年アントニオがめちゃくちゃ可愛いんです...(写真の真ん中の子)

余談ですが彼らの暮らしを見ていて『美しき緑の星』という映画の「宇宙人」たちは、ここからインスピレーションを得たのでは?と感じました。
裏をとってみたらどうもそのようです。



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