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2024リセット旅行① 到着〜丹生都比売神社

ふりかえってみれば、私にとって3月は絶好の旅行シーズン。
魚座の季節でしょ、5ハウスでしょ、何かを終わらせたり区切りをつけたりすること、それでいてしっかり遊ぶってこと、普段は苦手なのだ。
9ハウスの火星と射手座の月を使って、思いっきり振り切らないと…
というので、昨年に引き続き5日間の小旅行へ。


日曜日に仕事を終えて、夜22時発の夜行バスで一気に大阪へ。
寝れるかどうか心配もあったけど、睡眠は半分諦めて、ひたすら呼吸に集中してたら、意外とあっという間だった。
半分くらい寝れてたみたいだ…

久しぶりの都会。なんなら昨年の長崎帰りの博多以来、一年ぶり。
ターミナル駅のホームがパリの北駅みたいでワクワクする。
あちこちにライオンの看板があって歓迎されてる気分。
なんば駅から「特急こうや」に乗り込む。

窓の外、住宅街の一角にもライオンの顔の噴水があったりして、一人大盛り上がり。
途中、橋本駅でJRに乗り換えて、笠田駅を目指す。
「かさだ」だと思ってたら「かせだ」だった…
アナウンスを聞き逃しそうになって、さらにワンマン車両のドアは一箇所しか開かなくて、危うく降りそびれそうになった。
開かないドアのボタンを必至に押してたら、見かねた青年が降り口を教えてくれた。
一回ドアが閉まっちゃったけど、半ば呆れてる運転士さんが開けてくれた。
旅の恥はかき捨て…そんな経験もリセット旅行に相応しい。

思った以上に田舎な笠田駅、タクシーは待ってはいない。
電話して予約するも結構待ちそうな予感。
でもなんかウロウロしてるおじいちゃんタクシーの運転手っぽい雰囲気。
話しかけてみたら、おじいちゃんもタクシーを待っていた。
昔は呉服屋に勤めてたから、と軽快に色々お喋りしてくれて、退屈せずに済んだ。
結局おじいちゃんを乗せてったタクシーが10分くらいでまた戻ってきて、丹生津比売神社まで乗せてってくれることに。
タクシーの運転手さんも関西人のノリでお喋りしながらであっという間。
しかしこの頃複雑な気持ちになるのは、タクシーの運転手さんとかホテルのスタッフとか、自分よりも年下なんだろうなぁと思うこと…
まぁ、気づいたならそろそろ気にしないようにしたらいい。

丹生都比売神社の駐車場に到着。
もっと鬱蒼としている場所かと思いきや、意外と明るいし、駐車場も広い。

お天気も良いけれど、日陰の部分には氷も張っていて、アーチ橋は滑る危険があるとのことで渡れず。

重たいスーツケースをガラガラ引きずりながら…
でもさすがに、社務所の脇に置かせてもらってお詣り。
白黒のワンコのおみくじが可愛くって、道開きのお守りとして旅のお伴に、と買い求めました。

比売様を祀っている神社だけあってか、水盤に綺麗なバラが浮かべてあった。
お水が凍るほどの寒さだったけれど、鮮やかな花たちに嬉しくなる。

左右で趣が異なるのもおもしろい…というか、最初は気になったけど、そんなこと気にするでないよ。むしろ多様性を楽しめ。

帰りのバスの中から近くにバラ園があることがわかり、そこからお供えされてるんだなぁとなんともあたたかな気持ちになった。
土地の中でそういうつながりがあるって素晴らしい。

馬酔木の花も綺麗。
ちょうどシーズンだったようで、高野山でも奈良でもたくさん見かけた。

自動販売機に、高野山っぽいゆるキャラ。「こうやくん」と言うらしい。

ひとまずここまで無事に到着できたことの御礼と、旅が良いものになることを願いつつ。
でもなんか、失敗やハプニングもあったっていいんだろうなぁと。
ぎちぎちに予定を詰め込んだりせず、待ち時間も楽しもう。
と思いつつも近くにあったカフェが臨時休業でちょっとガッカリしたけど、境内のベンチとテーブルで持ってきてたお茶を飲みつつおやつを食べながらのんびり帰りのバスを待つ。

「比売」の神社だけれど、実質的(?)に空海を導いたのは御子の高野大明神だし、私のここまでの道のりも、男性に助けられることが続く…
むしろ行き合う女性には嫌な印象を受けることが多い不思議。
高速バスで前の席だった人が、私が乗る前から全開にシートを倒してたり、ベンチに座ってたら大声で携帯で話してるおばさまがいたり…
電車を降りそびれた私も他人に多少の迷惑をかけている…
そんな、自分の中の罪悪感みたいなものも炙り出されつつ、
近頃は頼りないと感じるばかりだった男性の優しさに感謝できる貴重な機会でありました。

旅は続く。

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