星のディグリー【24°】は「限度なく深入りする」度数

星読み2年生の学びのnote。ディグリー篇。

ぐるぐるホロスコープ...サビアンシンボルからの延長で、星のディグリーを深掘り。

写真は松江近郊の中海。神在月の出雲へお出かけ、えびす様を祀った美保神社から、神々がお立ちになる万九千神社へ向かう道のりで。

【24°】限度なく深入りする、有能に機能する度数

●合わせ鏡によるたくさんの鏡像のように、どんどん深みに入っていく
●2+4＝6；6,15…の系譜。6は外からの要求に応え、15は要求に応える者がいるのなら、要求する側になってもよいのではないかという姿勢。24は両者を取り込み、自分で押し付けて成果を受け取る。
●潜水艦のように深く潜っても壊れることはない
●壁を超えたところまで行かないと、何かをしたという実感がないが、意識の壁は生活を安定し支えてくれるものである。

「限度なく深入りする」(『ディグリー占星術』)と
「有能に機能する」(『すたくろ』)では
ずいぶん違うような気もしますが…

「6」は乙女座的な数。
足して6になる「24」は、何かに奉仕・貢献しつつも
ちゃんと自ら得るものもあって、
それにより基盤や安定を生み出している。
安定することで有能さを発揮して働き続けることができる。

自分がいて、行為の一つとして何かをしているのではなく、その何かをし続けていることが、自分を生かしているという面もあります。(『ディグリー占星術』)

●24=12+12

とも言えますよね。
ホロスコープ2周目の最終地点、魚座×魚座。
限度のなさで言ったら果てしない…

魚座はまた乙女座と向かい合うサイン。
魚座は乙女座を映し出し、乙女座は魚座を映し出す。
果てしない鏡像関係…

24度(23.00-23.99°)のサビアンシンボル

牡羊座24°
「窓が開きカーテンがコーヌコピアの形に吹き上げられている」
牡牛座24°
「馬に跨り骸骨の締め具を付けたインディアン」
双子座24°
「氷の上でスケートする子どもたち」
蟹座24°
「南向きの太陽に照らされた場所にいる一人の女と二人の男」
獅子座24°
「身だしなみの整っていない男」
乙女座24°
「メリーと彼女の白い羊」
天秤座24°
「蝶の左側にある三番目の羽」
蠍座24°
「一人の男の話を聴くために山から降りてきた群衆」
射手座24°
「家のドアに留まっている青い鳥」
山羊座24°
「修道院に入る女」
水瓶座24°
「情熱に背を向け自分の経験により教えている男」
魚座24°
「人の住む島」

ドデカテモリーでいくと、3つ前のスクエアサインのエネルギーが入り込んでくる角度。
順番で言えば、3つ目のスクエアサイン。
葛藤や反発を産むエネルギーを全て取り込んでしまうのが24°と言えそうです。
23°ではそのエネルギーを感じつつ、24°で完全に取り込み、25°ではそれを使いこなしていくような。

ジオのネイタルにはないけれど、
ヘリオの海王星、冥王星がこの度数です。
無意識の奥底からやってくる魂の願望のような
イメージがあります。

海王星@射手座24°「家のドアに止まっている青い鳥

ある程度安定した境遇や立場ができても、それでもなおかつ他の人の意見に柔軟になる姿勢を指します。いつまでも守りに入らない柔らかい頭という意味になるでしょう。(『ディグリー占星術』より)

小さい頃のほんとうの望み(？)は専業主婦になること…
でもそれが自分にとって、いちばんハードルの高い夢だったとは。
幸せな家庭というものを夢見てたけど、現実がそうじゃなかったってことは現実を受け止めてなかった。
繰り返す日常でずっと幸せを保っていられるものだろうか？飽きっぽい私のこと、それは難しそう。
第一、パートナーシップを良好に保つこと自体が夢のまた夢…
そうやって遠くに押しやってしまった願望と、今歩いている道とにどれだけのギャップがあるんだろうか？
それとも夢に破れたことをしっかり認めて手放すことが必要なのかもしれないなぁ。

冥王星@天秤座24°「蝶の左側にある三番目の羽」

受容性の高さが限界を超えていて、リミットなしに巻き込まれて行く性質を表します。侵入される性質が半端ではないことも。(『ディグリー占星術』より)

誰でも良いわけではないんだけれど、
特定の相手にはどこまでも許してしまうことが、
受容性が高いということなんだろうか？
地球星座は「ガードしている番犬」なんだけどなぁ。
対人関係における強い願望。
というよりもパートナーに対する果てしない理想？
関係性がより良く変容して行くことを、
どこまでも望んでしまうような。

トランスサタニアンは自分の意志を超えて働くもの。
気にしすぎても仕方ないのかもしれないけど、
今このタイミングでまた気になるってことは、
手離したり捉え方を変えるためのヒントがありそうな気もしています。
そもそもこの願望を口に出したことすらなかったかもしれない。
「そんなこと」って、どこかで思っていたかもしれない。
でも誰かにしてあげたいと思っていたことを、私が自分のためにすることだってできるんじゃないか？
それを私が許してあげれたら…

なんて、本当にどんどん深みにはまっていきそうな24°を実感しました。