見出し画像

ライオンのひとりごと(5)〜魚座的気づき

魚座色が濃い目の日曜日はなんだかサインを象徴するような一日を過ごしました。雨・女性・受容・境界をなくす...女性3人が集まって3時間近くおしゃべりするというのも、魚座的!?夜が明けても続いているようなひとりごとにちょっとだけお付き合いください。

日曜日、狭い今のマンションに入りきらず預かってもらっていた本をようやく引き取りに行きました。新しくできるコミュニティスペースで本を引き取ってもらえるとのことで、情報をくれた元同僚のTさんも道連れにしてついでにランチへ。
こっちに引越して来たばかりの頃一緒に行った思い出のビストロ。入社の直前、退職の直後に同じ人と同じ店に。2年半という短いけど濃い時間を思い出しては区切りをつけていくのに、ぴったりなシチュエーションだったかもしれません。
メインはマッシュポテトがたっぷり添えられた♡鴨のロースト。Tさんの選んだサクラマスもちょっといただいて、美味しかった。デザートはファーブルトン、ほんのりあたたかくて、プルーンの酸味とやさしい甘さの生地が絶妙です。地元に帰ったら、「庶民派だけど本格的」なフレンチに出会える率が下がってしまうのが寂しい...

午後はコミュニティスペースになる予定の場所へ。
そこを主宰する方はまた、仕事でお世話にもなった方。地方は人のつながりが濃い。その方(も普段呼ぶときはTさんだけどHさんにしておこう)とは1月に、エジプトから帰国した国内線の帰路でバッタリ会っていたのですが、その場ではあまり話せず、久しぶりに3人一緒に会うとなって、本題の前に2時間近くも話していたのではなかろうか。もう、元職場の話になったら何時間だって語れちゃいますよ。解決が見出せない類の話題で...

でもさんざん話し合ったところで、私はもうそこを離れたわけだし、Tさんもずっと葛藤を続けつつも自分でそこにいることを選んでいて、Hさんは第三者的な立場で問題を俯瞰できているけれどあくまで第三者。
中にいた時にもあれこれ気になることは見えていてどうにかしようとしてたつもりだったけど、知らずにいたためにどうにも出来ずにいたこともあった。いずれにしても私は私の問題を解決できぬまま、他人の問題を受け取りすぎていた。気づかぬうちに、自分がどうしたいかという主体性を欠いたまま、それが自分の意志だと思いこんだまま、どうにかしようともがいていた。
それらはもう終わりにしようと思ったことだけど、まだまだ出し切らなきゃならない膿があったようだ。

さて本題。箱の中に眠らせてた本を持ち込み、必要そうな本を選んでもらおうと思ったのですが、Hさんの提案で、全部広げて「こんまり式」に今の自分がほしいものだけ選んで、あとは寄付することになりました。

けっこう悩むと思ったのですが、意外と早く決まり、4箱あった段ボールが1箱に!好きで買って捨てられなかった本も、引き取ってもらえるならと安心して手放せました。というよりも、今の自分がいかに身軽でありたいと思っていたのかがわかって、身も心もスッキリして帰ることができました。
本を選ぶ過程で、自分に必要なものと考え、フレンチの料理レシピは手離さないことにしました。お店がなければ自分でつくるしかない。ファーブルトンはWEBでレシピを発見しました。

魚座的気づきの考察

そんな感じで3時間ほど過ごして帰宅。もっと話せたかもと、思うくらいがちょうど良い潮時。帰ってから、ちょっと疲れたなぁと思った時にふと、自分の「女性性」を大事にしたいという思いが湧いてきました。
私はホロスコープで言うと「男性性」の質が圧倒的に多くて、仕事ではどちらかというと結果重視でプロセスを楽しむことができないでいたと思います。押し出すのはできるけど、受け取ることができない...だから女性同士のお喋りも苦手なほうで、ただ聞き流すということができず、愚痴なんて言われたら、どうにか改善する術を考えて言ってしまう。(男ですね...)職場はなおさら、相談しても解決しない、むしろ手が止まってしまうからと、会話は必要最低限(でいいと思うんですけど)。
だけど一方で気にしてる自分のモヤモヤする心を抑えたり、理屈の通らないことだと切り捨てて、本当に言いたいことを言わないでしまったのです。

なんとHさんも星読みをされるそうで。マナー講師やコーチ的なお仕事をされてるHさんですが、どこか不思議な雰囲気を持ってるなぁと思っていたのです。街づくりの講座イベントが最初の出逢いだったのですが、私については「はりつめてる...」という印象を持っていたとのこと。まぁ、3日間くらいの講座をドロップアウトするくらいでしたから...
本音を言えば、誰かに助けてほしかった。けど、そんなこと言えるはずもなくここまで来てしまって、後戻りはできない。もういい加減そんなのは嫌だ!と気づくしかない状態にまで、自分を追い込まなくてはいけなかった。自分を助けられるのは自分しかいない。

だからこそ、星読みにたどり着いた。

獅子座っぽくない自分を否定したところで変えられないし、男っぽいのも仕方ないから、女性らしくありたいと願うならば少し努力が必要なのかもしれない。
でも、がんばるのはもうイヤ、という心の声も無視できなくなってきて、勉強を中断してゴロンと横になって水に浮かんでいるような気持ちでいたら、ぽこぽこといろんな想いが浮かんできた。
夜にはHさんとTさんからお礼のメッセージがきて、ヘトヘトに疲れていたけど、読んだらしみじみ滲みてきて、返信を打っている時に、なんとも魚座的な一日だったことに気がつきました。
月並みな言い方だけれど「女性性」というものについて、少し癒しが起きたようです。断捨離でいろんなものを手放していく先に何が残るのかまだわからないけれど、できるだけ外側はシンプルにしたいと思っている。どんな女性でありたいかの理想像から描き直して、内側の女性性を少しずつ育てていきたいと思っています。




サポートありがとうございます!ますます循環させていきます💫