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湖北の風景13 六所神社

※何もしなかった土曜日の夕暮れ前、
米原市梅ヶ原の奥にある六所神社に自転車で向かいました。
車で行くにはこの集落は道が細いからね。
ほぼ誰ともすれ違わない田舎の気安さよ。

第一鳥居


鳥居前
不思議な青い水の溜池
鳥居前の祠
前掛けとアルストロメリアが華やか
すずめの糞が落ちているってことは?🐣
第二鳥居の先には石橋と大きな池
平安貴族の寝殿造りのような雰囲気
大きい魚が跳ねる音だけが響く
大きな拝殿
鈴はない
西側だけ苔がない大木
山の斜面の湿った土地です
神社裏のイームズ風チェア
小さな宇宙

六所神社(ろくしょじんじゃ)

祭神:
伊弉冉尊(イザナミノミコト)大己貴尊(オオナムチノミコト)
事解男尊(コトサカオノミコト)武甕槌尊(タケミカヅチノミコト)
速玉男尊(ハヤタマノオミコト)

創祀(神社のはじまり)年代は不明。
伊勢神宮、出雲大社、三輪大社、熊野大社、鹿島神宮、住吉大社の6大社の大神を勧請した事を由来として六所神社と呼ばれる。
神様よくばり全部盛り神社 
何歩か譲って大己貴=大物主(出雲=三輪)と見ても、住吉大社いなくない?

彦根城の艮(うしとら)=鬼門の方角にあり交通の要衝のため、彦根城の守護神として立派な神社を建て祀ったようです。
彦根藩主であった井伊直孝をはじめ井伊家の信仰が厚く土地や金品の寄付を受けた。現在の地に移転したのも井伊家の助力。

池と石橋が浄土を思わせる、しっとりした雰囲気が素敵なお社。

元々何らかの神社があったのを移したような口ぶりが気になるけれど、
井伊家の財力がすごい。
神様よくばり全部盛りはともかく、近所の社が徳川の世になって手厚く保護されていることには感謝しなければなりませんね。

それくらい彦根城の守護を固めたかったといったところでしょうか。
佐和山時代の呪いを封じ込め、民の心を掴みたかったのでしょうか。
実際に立派な社殿と水利が整備されてるし、とくに文句ないよね?

イクメンに夕ご飯の支度を委ねて、一抹の不安を抱きつつも束の間の自由を味わう。ひたすら自転車をこぐ神社巡りもまた楽し。

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