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暖冬のありがたみ~冬至と岩戸隠れ~

※素晴木あい@AI絵師さまの画像をお借りしました。感謝。
世は大寒波などというウワサですが、
ここまでわりとあたたかくて、おだやかな12月でありました。

明日(2023/12/22)は冬至。北半球で昼が最も短くなる日。
この日以降は徐々に日中が長くなります。太陽が生まれ変わる(復活する)と考えられるため、上古では冬至の翌日が新年という説もあります。

太陽の力が最も弱まるという、一年のうちでも陰の気か極まる、不吉な日を息災でやりすごすため、わが国では小豆やカボチャを食べたりゆず湯に浸かったりと独特な風習が見られますね。
クリスマスも起源は冬至祭と言われるので、根っこは特定の宗教というよりは太陽の運行を重視した「農耕民の祭り」と言えるかと。

日本神話のいわゆる「アマテラスの岩戸隠れ」も日食説の他に冬至説があります。
アマテラスちゃんのひきこもりにほとほと困った神々は、彼女を岩戸から出そうと榊(サカキ)を根こそぎ掘り出し、その木を勾玉や鏡、布などで飾って掲げたと古事記には記されています。
(他にニワトリ-チキン-とストリップダンス-パーティ-も必要だったというのはまた今度)

常緑樹にデコレーション・・・榊はクリスマスツリーだった?
そして、勾玉・鏡はツリーのオーナメントだった?

神々によるデコレーション

妄想はさておき。今年は暖冬という予報のはず。

世間の冷たい視線に怯える人間としてはあたたかい冬は儲けもの。
ミクロな話では私が岩戸隠れしない。お庭の植物が元気。
マクロな話では低温・降雪による交通傷害や人身事故が減る。

寒くないと儲からない職種(アパレル・スキー場など)の方には恐縮ですが。
大雪による日常の損失には心を痛め、雪かきで筋肉を傷めます。

わたくし、若い頃に数年大阪にいましたが、かの地は冬にダウンもウールのコートも要らない晴れやかな地だなぁとびっくりしました。
12月でも外でお弁当食べてるなんて!瀬戸内気候おそるべし!と。
でもこちらの地方(北陸・日本海型寄りの気候)でも今年はまだまだそんな感じです。

でも今日はさすがにちょっと寒いかな。
実は自分の地域と財布がこの世で一番寒いという謎の慢心(?)を持っているのですが、本日は雪も降っていないので多分そうでもないと思います。
大雪に見舞われている地方の皆様、お見舞い申し上げます(明日は我が身)
太陽の復活を願って。お元気で冬至をお過ごしくださいね。


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