さちこ_踊るアレクサンダー・テクニーク教師

アレクサンダー・テクニーク国際認定教師で、趣味のジャズダンサー。 身体の使い方が変われ…

さちこ_踊るアレクサンダー・テクニーク教師

アレクサンダー・テクニーク国際認定教師で、趣味のジャズダンサー。 身体の使い方が変わればダンサーの故障も減ると信じて、このワークを伝えています💖 がんばらない方が楽しく踊れますよ♪

マガジン

  • アレクサンダーテクニークの共同マガジン

    • 647本

    不必要な緊張をやめて、能力を最大限に生かす、心身技法です。 アレクサンダーテクニーク教師と、学んでいる方々の記事を集めました。

  • 骨で踊るダンス

    身体に無理なく気持ちよく踊りたいなら、骨で動きを考えて、骨で踊りませんか! 知っているようで実は知らない、自分の身体の骨のこと。 あれこれお話ししていきます。

  • 踊るとき知って役立つ”骨”のこと

    ダンスやエクササイズ、スポーツなどをされる方向けに、身体と動きの土台となる骨のしくみを書いていきます。 もう一つの『骨で踊るダンス』と併せてどうぞ。

  • ダンスを教える人のための 動きの見方と伝え方

    自分はできてしまうので生徒がどこで困っているかわからない、アドバイスしても生徒が理解してくれない・・。 それは見るポイントや伝える言葉の選び方がちょっと違うのです。 アレクサンダー・テクニークの視点で考える「動きの見方と伝え方のポイント」をダンス指導に取り入れませんか。

最近の記事

表現できない人はいませんよ! 誰もが自分の表現者です

”表現が苦手”というのはよくありますが 先日のレッスンで出てきたのは 「表現できない。しないようにしている。」 やってはいけないこととして制限しているというのは まったく予想外の話でした ダンスは表現する活動でもありますからね でもですよ・・ 表現をしないでいることってできないんですよね しないでいるつもりでも 出ちゃうから! 溢れ出てしまうものを止めようとしていたら 変な力も入りますよね 表現しないでいることはできません 外に向かって表すだけでなく 控えめにしてい

    • 不安定な足首 → ゆるめたら安定した♪

      「足首が弱い。ゆるい感じで不安定なのが気になる。」 「ポワントが苦手。足元がぐらついて不安定だと怖い。」 レッスンで違う方から似たような悩みが出ました 足は一番下で全体を支えている場所なので そこがゆるかったりグラグラして不安定だと ちょっとした揺れでも不安を感じたりしますよね 不安があると ”ちゃんと支えておかなくちゃ”って 足首周りにキュッと力が入ります 足首だけでなく 上の方の首もね! それが余計に不安定さにつながってしまいます ということで・・! 逆にゆる

      • 肩甲骨を下げるってどういうこと?

        ”肩を下げる”と同じように言われるのが ”肩甲骨を下げておく” でも 私のクラスではよくお伝えしてますが 肩甲骨を下げておくと腕の動きが不自由になります じゃあなんで「下げておいて」って言われるの? この”下げる”をどう解釈するかを考えてみましょう 肩甲骨の動きとしては ・挙上と下制 ・内転&外転 ・上方回旋&下方回旋 この3方向があります。 下制(かせい)というのがいわゆる”下げる” でもこの下げるをやると 腕の動きは不自由になっちゃうのです 本当にやりたい”下げる

        • しゃがめないのはアキレス腱のせい?

          「足首が硬くてしゃがむのが苦手です」 これってアキレス腱が短いの? よく言われる理由はそうですが 必ずしもそうとは限りません ”腱”は 筋肉と骨をつなぐ部分で 伸縮性はあまりないです だから強い力が急にかかると切れます でもアキレス腱のストレッチって言いますよね 伸びないはずなのにストレッチ?? 伸ばしているのはアキレス腱の先にある筋肉 ふくらはぎにある腓腹筋とヒラメ筋ですね 筋肉はストレッチできます てことは アキレス腱が実際に短かったとしても 筋肉の方は地道に

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        記事

          生徒さんの対応に困ったとき

          生徒さんをどう扱ったらいいかわからない そんなときってありますよね。 ダンスレッスンとは関係ない話をやたらとしてくる あいさつをちゃんとしてくれない 注意(アドバイス)するとすぐ泣いちゃう 特に相手が子供さんだと対応も悩みます。 先日のティーチングクラスでテーマになったのも 「子供に教えるときの悩み」でした。 でも、クラスでやったのはそうした子供たちをどう指導していくかではなく そうした生徒さんと対するときの先生自身についてです。 アレクサンダー・テクニークのクラス

          胸がせまく感じるとき 広げるよりも・・鎖骨

          春から初夏へ 薄着になってくると目に入るのは 首元にスッと見える鎖骨 きれいなデコルテラインのポイントですね ちょっと自分の鎖骨に触ってみましょう 中心側から外に向かっていくと 最初は少し後ろにカーブしてるのがわかりますね そこからまたほんの少し前へ 端までを触ってみると 意外と長いですよね! いつも見えている鎖骨は 端が洋服で隠れているので 頭の中では短く描かれているかもです でも本当はもっと長いですね 胸がキュッと狭くなっている人は 短い鎖骨で過ごしているのか

          胸がせまく感じるとき 広げるよりも・・鎖骨

          身体はコントロールできる?

          「自分の動きをコントロールしておきたい」 その望みはうまくいきません。 コントロールするには"対象=自分以外のもの"が必要だけど 腕も脚も胴体も 自分の一部だから。 コントロールしてるときは実際はチェックしてるだけ。 動きも硬くなります。 それより、どう動くかを決めてあげましょう(^^)b あとは 決めた動きがスムースにいくように 楽な首とふわっと高い頭 全部が動ける私でやってみましょ♪ あれこれ干渉しないで 自分の身体を信頼してあげてね💗 HP:AT Dan

          ベリーダンス 柔らかな動きのコツは”カーブとスパイラル”

          ベリーダンスといえば あの柔らかなボディの動き! 素敵ですよね〜💗 ベリーダンスを習う人も増えてきましたが ああいう動きは日常ではやらないので 見よう見まねではなかなか思うようにできません どうしたらあんなふうに柔らかく胸や腰が動くのかしら 何がどうなってるの!? わからないですよね そうなんです 動きの想像がつかないからマネできないのです よくわからないままで練習してるから 頭の中は「?」だらけで迷子になってるわけです 動きが硬くなってしまうのはしかたないのですよ

          ベリーダンス 柔らかな動きのコツは”カーブとスパイラル”

          ひざのお皿は動きますか?

          「ひざはどこですか?」 こう質問するとほとんどの人はここに触れます 膝の曲がり角 だって ひざと言ったらそこでしょ! でも そこにあるのは膝関節ではなく ”膝蓋骨=ひざのお皿” 曲げ伸ばしをしている場所(関節)とは違います このお皿 何をやっているかというと 太ももの筋肉=大腿四頭筋の 4本の筋肉を束ねて 脛につなげています そして ひざを曲げ伸ばしするときに 筋肉がすれないように守っているのです💗 小さいけどとても大事な骨なのですよ! 動く場所ではないけれど 動

          ひざを曲げるとき 股関節も動いてる?

          プリエするとき 動きが硬い 太ももに力が入ってしまう そんなときにチェックしたいこと ・上体をまっすぐに起こしていませんか ・お尻に力が入っていませんか プリエはバレエ用語ですが ひざを曲げる動きのことですね ひざを曲げる動きは どんなダンスでも大事だし 日常でも座るとき 階段の上り下りなどひざを曲げる動きはたくさんあります (ひざが曲がらないと困りますよね!) 立っているとき ひざだけ曲げることはできますか? 無理ですよね〜(笑) 必ず股関節や足首が一緒に曲がり

          ひざを曲げるとき 股関節も動いてる?

          頭・肋骨・骨盤 3つあるから多彩な動き

          頭が重いから 肩が凝るとか姿勢が悪くなるというけれど 頭は重くないと困るのです! 頭・肋骨・骨盤 大きくて重いものが3つ連なるからこそ あなたの身体は多彩な動きができるのですから! もし大きな塊が2つしかなかったら どちらかが土台になって もう一方がグルグル 揺れるように動くしかないですよね これで立ってたらすぐ倒れちゃう でも塊が3つあると・・・ほら! それぞれが違う方に動いていけるし お互いに重さがあるから バランス取り合えます 頭が軽かったら ただ振り回され

          頭・肋骨・骨盤 3つあるから多彩な動き

          腕を上げていると肩がつらい・・(特に横!)

          横に腕を上げていると肩がつらくて キープするのが大変! ありますよね センターで横に上げたままでタンデュとかしてたら 肩の筋肉がプルプルしてきちゃう・・💦 さてどうしましょうか これを解消するプランはいろいろありますが 今回はシンプルに ”重さは骨で支えましょう!” こちらを提案しますよ☆ 腕を上げておくために肩の筋肉(三角筋)とか 僧帽筋を使っていると つらくなってプルプルしちゃうし がんばってるうちに肩が上がってきます でも いつもお伝えしていますが 重さを

          腕を上げていると肩がつらい・・(特に横!)

          ボディマッピングを使うとダンスレッスンが変わります

          生徒にうまく伝わらないのは 教え方のせい? 自分が身体を痛めているのは 踊りすぎ? 自分が踊れちゃうから 生徒の悩みに気づけない? そんなときはボディマッピングをレッスンに取り入れませんか! ボディマッピング(身体の地図)は 自分の身体への認識力を高める学び 自分の身体がどうなっていて どこが動くからそれができるのか 具体的にイメージできるようになります ボディマッピングをダンスレッスンに使うと・・ ●教え方が具体的でわかりやすくなる 「こんな感じ」っていう自分の感

          ボディマッピングを使うとダンスレッスンが変わります

          アドバイスを超えた共感力

          教えるときに あれこれとアドバイスをしたくなりますよね。 もっとこうしたらいいんじゃないか その考えは こう変えたらきっと良くなるよ! 教える側は良かれと思っていても 伝わるどころか 相手は自分を閉ざしてしまうこともあります。 たくさんのアドバイスを伝えるよりも ただ "ここに居る私"で受け止めてあげる。 それだけの方がパワフルなこともあります。 もっとこうしたらいいのに 悩みを解決してあげたい 「なんとかしてあげたい」という想いが強いほど 相手の心は頑なになりやす

          そこじゃないよ! 見た目にだまされる肩の関節

          腕は鎖骨から 肩甲骨から 腕は背中から 身体の中心から いろいろ言い方はあるけど 実際の自由に動く腕は 肩関節より先の部分 腕を前後左右に動かすのは 肩関節での動きです でもその場所がね・・ だまされてしまうんですよ 見た目に! タンデュなどをやっているとき 横に上げている腕がすぐ疲れちゃう人とか すぐ首が短くなっちゃう(肩が上がってしまう)人は だまされちゃってますよ 見た目に! 腕を横に上げるとき 肩先の角のところで曲げ伸ばしする そんなふうに動いていませんか?

          そこじゃないよ! 見た目にだまされる肩の関節

          ボディマッピングで教え方が変わる

          「もっと頭を高いところに」 「もっと背を高くして」 「頭があと3cmくらい高いつもりで」 ダンスレッスンでよく聞く言葉です あなたも生徒さんに言ったことありますか? これを言われると多くの人は 頭を高くしようとして引っ張り上げます そして首に力が入って固まる・・・ 良かれと思ってのアドバイスが逆効果!? これでは困りますね もっと簡単な方法があります ”身体の地図”を描き変えるのです 何も努力はいりません イメージするだけ 身体に触れるだけ ちょっと動かしてみるだけ

          ボディマッピングで教え方が変わる