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スーパーヒーロー

これを読んでくれている人には自分にとっての『ヒーロー』はいるのかな?

もちろん家族や友達って答える人もいると思う。
私も今となってはとても感謝しているし、支えられている大好きな存在だ。

でもほんの3年前までは誰のことも信じられなかった。

そもそも『現実』ってものから目を背けていたから何も感じなかったんだと思う。

いつも私の相談相手は架空の人物だった。

『架空』って存在しないじゃない?
そうは思いたくないけれど実際そう。

でもあの頃の私にとっては『だからこそ』
ってとこもあったんだと思う。

存在しないから安心出来る。
なんだか心と心で繋がってるって気がしてたんだよね。

思えば私が幼稚園の頃。
記憶なんて全然ないけれど
幼稚園=キティちゃんっていう印象だけはずっとあるのよ。
幼稚園に行けばキティちゃんが出迎えてくれて一緒にさくらんぼのついたピンクのドレスを着てまるで舞踏会みたいにふたりでくるくる回りながら歌い踊ってた。
キティちゃんは私のはじめての友達だった。


私のことを『理解して』と思っても周りはなかなかそういうわけにはいかなくて。
だから架空のキャラクターに思いを馳せていたんだと思う。

私はまだ18年と少ししか生きていない。
人生の先輩からはまだまだこれからじゃんと言われることがよくある。
でも私の中ではもうすでにかなり生きた気でいるの。
一言で表せばいろいろ『壮絶』な人生なのかな。私の中ではね。
そんな人生。最も壮絶だったのは
中学生の頃。
そう、ほんの3年前くらい。

はじめて『学校に行かない』っていう選択をした頃だったから。
周りが信じられなくなった時期だったから。

毎日が真っ暗闇で何も見えなくて……

その頃の私も狂ったように本を読んだりアニメを見たりしてた。

そしたらまたあの頃みたいに架空の世界に行けると信じていたから。

でも何度試しても架空の世界には行けなかった。
ずっと1人のままだった。
幼稚園の頃みたいにドレスを着て舞踏会に行きたかったのに。
どうして同じようにしていてできないのかわからなくて。

おふとんの中で何も考えない『無』の時間を過ごすようになった。
無理に想像して期待することを辞めた。

でもそんなある日アニメに救われたの。

ドラえもん誕生の物語。

小学生の頃、大好きだったドラえもん。

もう何も考えたくなかったのに
胸にずさっと突き刺さって悲しくて切なくてなんだかすごくあたたかかったんだ。

かなりざっくりだけど勝手にこの物語を布教するね❕

ドラえもんが生まれたのは2112年9月3日
元は黄色いボディに猫耳がついてる姿だったの。
そんなドラえもんには同じ姿の猫型ロボットがたくさんいて、みんなでいい子守り用ロボットになる為に学校に通うんだけど、ドラえもん1人だけいつも授業についていけなくて周りから貶されることがたくさんあって……
それなのに猫耳をねずみにかじられて無くしてしまったの。
落ち込むドラえもんだったけれど、いろんな人達に支えられて成長して今ではちゃんと子守り用ロボットとして大切な人を守れる存在になってるんだよ?何それ素敵じゃない……??


私ね、この物語がものすごく自分に重なったんだ。
実際に授業で1人だけ周りに追いつくことができなかった経験があったから。
だからこれでもかってくらいみるのが辛かったの。
でもね、最後まで見ることができたのは
ドラえもんが成長していく姿をみたときに大尊敬したから。

だって体の一部無くしたんだよ??
そう考えたら私の何倍も辛いはず。
なのに今では夢叶えてる。

それだけじゃなくて世界中で愛されながら
みんなの夢を叶える存在になってる。

私もドラえもんみたいになりたい。

あ、これ言うとちょっと違うかもしれないけど
努力家で強くて思いやりのあるドラえもんみたいな恋人が欲しいって目標ができたんだよ。

幼稚園の頃のキティちゃんとの思い出みたいに一緒に舞踏会できたわけじゃない。

ドラえもんが画面の向こう側の存在だってことを100%わかったうえで救われたから
ちょっぴり寂しい気持ちはある。

でも私きっと大人になったんだと思う。
実際に絶対に会うことができない存在でも私にとってのスーパーヒーローって事実は変わらないから。

最後に
ものすご〜く自己満で私を救ってくれたもう2人の存在についても語ろうと思う。


1人はプリキュアの羽衣ララ(キュアミルキー) の存在。

プリキュア初の宇宙人キュアだ。

地球で生活するうえで
時に自分自身の存在を『理解』してもらえない場にたったとしても大切なものを守るために懸命に歩んだ子。
プリキュアになる夢を叶えた女の子。

ドラえもん同様に『周りとは一風変わった存在』のララちゃん。

私が今まで生きてきた中でも周りと違うことに悩んできた。
だから私は自分に似た境遇にいる人を見つけてはどこか安心して勇気にして頑張ることができてきたんだと気づいた。

そしてもう1人。
声優の小原好美さん(ここちゃん)の存在。
そう。羽衣ララちゃん(キュアミルキー)に命を吹き込んだ存在だ。
ララちゃんに出会わなかったら出会うことのなかった人。

前にも書いたとおり、私はずっと誰のことも信じられなかった。だからこそ架空の人物に思いを馳せた。

そんな私が心から『人』を信じようと思えたのはここちゃんがいたから。

『たまには違う自分がいてもいいんじゃないかな?』

何気ない言葉かもしれないけれど
いつも気を張ってばかりいなくていいんだってすごくほっとした言葉。

ここちゃんが毎週日曜日にパーソナリティを務めるラジオ。
「小原好美のココロおきなく」で言っていた言葉だ。

今までの人生は『壮絶』だった気がしてる。

でも幼稚園の頃の私も中学の頃の私も…
今の私も全部あってよかったのかもしれない。


スーパーヒーローに出会って少しポジティブになれたことがとても幸せだ。









私が伝えたかったことうまく伝わったかな?
ただひたすらに語彙力が欲しいなと思いながら書いた文章。

途中からほとんど推しをひたすら語ってたよね 笑。

でも、もしかしたら現実から少し離れたいとき、
推しこそがスーパーヒーローなのかもと思う。

私みたいに誰のことも信じられなくなったら
架空の世界に思いを馳せてもいいと思う。

なんでもいい。
自分が信じられる人でなくても『物』でもいい。

そしたらだんだんと
周りに気づけるようなときがくると思う。

心だんだんと開いていけるよ。


私にとってのスーパーヒーローは
推しだけでなく、家族や友達だって思えるようになったのはやっと。


ゆっくりでいい。


みんなにとってのヒーローがみつかりますように🍀

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