川崎中@昔のラノベ新人賞受賞者

10年前のライトノベル新人賞受賞者が 同じメソッドで再度受賞できるか検証する ▶️角川…

川崎中@昔のラノベ新人賞受賞者

10年前のライトノベル新人賞受賞者が 同じメソッドで再度受賞できるか検証する ▶️角川スニーカー大賞優秀賞⭐️ ▶️2巻打ち切り&商業出版無縁💀 ▶️10年以上経過😇 過去の受賞方法を再現すれば再度受賞できるのか!! 新人賞挑戦の過程を記録しています。

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10年前のライトノベル新人賞受賞者が、同じメソッドで再度受賞できるか検証する

初めまして。 川崎中と申します。10年以上前に『第17回スニーカー大賞』の優秀賞をいただいたことがあります。 受賞したというとすごいと思われる方もいるかも知れませんが、私は文章なんて全然上手くないし、速筆でもありません。(そしてそれは今なおそうです) 昔からライトノベルを読んでいたのかといえばそういうわけでもなく、大学生になってから初めて読んだそれは『ミミズクと夜の王(紅玉いづき)』で、そもそも普通の小説と別の区分の小説があることさえよくわかっていませんでした。 もっと

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    • 小学館ライトノベル大賞(ガガガ部門)過去四年 傾向と対策

      自己紹介とここまでの歩み私は川崎中と申します。かわさきあたりと読みます。 10年ほど前にライトノベルの新人賞を受賞したことがあります。 ただその後は一切結果が出ず、商業出版とは無縁の人生を送っています。 noteでは、あの時なぜ受賞できたかの検証と、その時のやり方を言語化すれば改めて受賞できるのかの挑戦を行っていきます。 詳しくはこちらの記事をご覧ください。 現在第19回小学館ライトノベル大賞(ガガガ部門)に挑戦すべく、まず受賞作研究を行っています。そのため、過去四回

      • 2019年度 第14回小学館ライトノベル大賞 研究

        私は川崎中と申します。かわさきあたりと読みます。 10年ほど前にライトノベルの新人賞を受賞したことがあります。 ただその後は一切結果が出ず、商業出版とは無縁の人生を送っています。 noteでは、あの時なぜ受賞できたかの検証と、その時のやり方を言語化すれば改めて受賞できるのかの挑戦を行っていきます。 詳しくはこちらの記事をご覧ください。 先日、GA文庫大賞に関して応募を完了したため、次は小学館ライトノベル大賞への応募を目指したいと思います。 そのため、小説作成の前段階とし

        • 2020年度 第15回小学館ライトノベル大賞 研究

          私は川崎中と申します。かわさきあたりと読みます。 10年ほど前にライトノベルの新人賞を受賞したことがあります。 ただその後は一切結果が出ず、商業出版とは無縁の人生を送っています。 noteでは、あの時なぜ受賞できたかの検証と、その時のやり方を言語化すれば改めて受賞できるのかの挑戦を行っていきます。 詳しくはこちらの記事をご覧ください。 先日、GA文庫大賞に関して応募を完了したため、次は小学館ライトノベル大賞への応募を目指したいと思います。 そのため、小説作成の前段階とし

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        • 6人の嘘つきな正ヒロイン
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          2021年度 第16回小学館ライトノベル大賞 研究

          私は川崎中と申します。かわさきあたりと読みます。 10年ほど前にライトノベルの新人賞を受賞したことがあります。 ただその後は一切結果が出ず、商業出版とは無縁の人生を送っています。 noteでは、あの時なぜ受賞できたかの検証と、その時のやり方を言語化すれば改めて受賞できるのかの挑戦を行っていきます。 詳しくはこちらの記事をご覧ください。 先日、GA文庫大賞に関して応募を完了したため、次は小学館ライトノベル大賞への応募を目指したいと思います。 そのため、小説作成の前段階とし

          2021年度 第16回小学館ライトノベル大賞 研究

          2022年度 第17回小学館ライトノベル大賞 研究

          私は川崎中と申します。かわさきあたりと読みます。 10年ほど前にライトノベルの新人賞を受賞したことがあります。 ただその後は一切結果が出ず、商業出版とは無縁の人生を送っています。 noteでは、あの時なぜ受賞できたかの検証と、その時のやり方を言語化すれば改めて受賞できるのかの挑戦を行っていきます。 詳しくはこちらの記事をご覧ください。 先日、GA文庫大賞に関して応募を完了したため、次は小学館ライトノベル大賞への応募を目指したいと思います。 そのため、小説作成の前段階とし

          2022年度 第17回小学館ライトノベル大賞 研究

          話が思いつかない

          私は川崎中と申します。かわさきあたりと読みます。 10年ほど前にライトノベルの新人賞を受賞したことがあります。 ただその後は一切結果が出ず、商業出版とは無縁の人生を送っています。 noteでは、あの時なぜ受賞できたかの検証と、その時のやり方を言語化すれば改めて受賞できるのかの挑戦を行っていきます。 現在は、GA文庫大賞の応募を完了したので、その振り返り中。ところでみなさん、執筆中のピンチってどんなときですか? これじゃないですか? 話が思いつかないよ!いやー、どんなに面

          自分の作品、面白く感じすぎる問題

          私は川崎中と申します。かわさきあたりと読みます。 10年ほど前にライトノベルの新人賞を受賞したことがあります。 ただその後は一切結果が出ず、商業出版とは無縁の人生を送っています。 noteでは、あの時なぜ受賞できたかの検証と、その時のやり方を言語化すれば改めて受賞できるのかの挑戦を行っていきます。 現在はGA文庫大賞に挑戦を行っており、この度見事に原稿の投稿完了いたしました! 自分の作品はなぜこれほど面白いのか脱稿後の私にはいつも重大な問題があります。 それは、自分の作

          自分の作品、面白く感じすぎる問題

          執筆計画なんて飾りです

          私は川崎中と申します。かわさきあたりと読みます。 10年ほど前にライトノベルの新人賞を受賞したことがあります。 ただその後は一切結果が出ず、商業出版とは無縁の人生を送っています。 noteでは、あの時なぜ受賞できたかの検証と、その時のやり方を言語化すれば改めて受賞できるのかの挑戦を行っていきます。 現在GA文庫大賞に挑戦のため、誠意小説制作中です。 そのための計画はこちら。 しかし小説制作など予定通りにいかないもので上の記事によると、過去の自分は次のような計画を立ててい

          9 さよならのパーティ

           御坊ちゃま。  御坊ちゃまはこの数日間お楽しみになられたでしょうか。そのお心の内をいまいま知ることは叶いませんが、しかしそのご決断によって目の当たりにするのでしょう。  さて、シャンデリアが吊るされた過剰なマンションの一室に着飾った子女が整列し、御坊ちゃまはどこか不安げに足元に視線を落としております。  部屋は植物の腐ったような甘い匂いで満たされています。  香りの正体は黄色が鮮やかなキンセンカ。花弁が多く細かい繊細なこの花の花言葉は『変わらぬ愛』。しかしそれは、別れを告げ

          8 パーティ前のちょっとした余興

           この日は夜にパーティを控える大切な日取り。  今日もマンションから出ると、そこには一華が待っていた。 「一緒にいこ?」  彼女が笑顔を見せると、なんだか僕はとても落ち着いた。昨日の双葉の余韻が薄まるようだ。  はっきりいって、一華は双葉に匹敵する美人だ。均整のとれた体つきも、小さな顔も、大きな瞳も。  彼女はきっと、待っていればたくさんの男が言い寄ってくる。父親も母親も有力者で、黙っていても足場は固められ、受け身でも素晴らしい人生を謳歌できるに違いなかった。  それなのに、

          8 パーティ前のちょっとした余興

          7 大女優の武器

           栞から逃げるように別れ、僕は帰途についた。  自室でラットを眺めるが、相変わらずケージの中を忙しなく走り回っている。  僕はシアタールームに向かいプロジェクターで映画を映し出した。なんだか頭を空っぽにしたくて、ド派手な爆発以外まったく見どころがないと言われる一昔前のスパイにした。  それを眺めながら、僕は今日学校でのことを思い返していた。  まずは朝、僕が学校に行こうとすると一華がマンションの前にいた。彼女は王沢の血を引くものは大変そうだと言った。彼女はまるで何かを知って

          6 課外活動のネズミ

           ところで僕は高校生だ。  来年には大学受験も控えているし、こうやって毎日授業も受けている。しかし、六人の少女の中からフィアンセを選べなどという指令も受けている。  果たして僕の本分はなんなのだろう、などと考えていると午後の座学が終わった。そういえば、部活などはどうすべきだろう。前の学校では入学したタイミングでいい感じに友達を作るのに失敗したため、何も誘われず帰宅部で通したが、別になりたくて帰宅部になったわけではない。と思いつつ、大学受験を考えれば、もうこの時期から部活やサー

          5 金持ちに調理実習は必要か

           ところで、大都学園は進学校だ。  高校二年ともあれば受験も近いため、特に後期は勉強漬けになる。そのため、実習系の授業は前半に詰め込まれているらしい。なるほど、僕がこのタイミングで転校させられた理由もここにあるかもしれない。座学ばかりでは、クラスメイトとの親交はなかなか深められないだろう。  四時限目は調理実習で、この日はそのまま昼食も兼ねるとのこと。  先生により勝手に班分けされ、僕は誰と組もうかなとさまようことがなくて安心した。というか、おそらくこの班は何者かによる恣意的

          5 金持ちに調理実習は必要か

          4 学園生活と泣き虫

           教室のドアを開くと、部屋の真ん中で人だかりができていた。  よく見ると中心には月夜がいて、時折笑い声があがって実に楽しい学園生活を送っているようだ。あいつ、僕の学園生活に支障が出るから離れるとか言っておきながら、本当は自分が楽しみたいだけなんじゃないのか?   ……まぁそれでもかまわないか。  さて自分の席に着席しようとすると、机の前に一人の少女が立っていた。  前髪が長く、地味な少女は先日見た顔な気がする。 「ああ、ええと。夢羽?」  宮仕夢羽だ。先日最初から最後まで泣い

          3 王族の特権

          「4日後、再びパーティを行います。御坊ちゃまはそこで相応しくない少女を一人指名し、フィアンセ候補から外して差し上げてください。いつまでも御坊ちゃまの首輪付きでは、お嬢様方にも失礼でしょう」  との月夜からの指令により、僕は学園生活を通じて少女たちのことを知っていかねばならなくなった。  真新しいベッドで目を覚まし、僕はだだっ広いリビングへと出ていく。  家具が備え付けだったマンションのため、ソファーやテーブルから紫とオレンジの渦のような謎の絵画までいい感じに配置されている。