20240501(水) プロローグ

2024年5月1日 11:26

前回の個展（2021.10）で、
会場に「プロローグなるものを作ろう」と

会期が始まる前の晩、
唐突に思い立ち、即興で作成した（下記↓）

莇千亜紀『おひろめキセキ』画展
~ 私の中のアニミズム集大成 ~ since 2009

20代後半まで、◯◯に生まれ育ちました。小さい頃は、農業一筋の両親のお手伝いをしたり、近所の子供たちと、ゴム段やドッヂボール、大縄跳び、竹馬で遊んだり、ザリガニ、カブトムシ、クワガタなど採りにいったり、

大自然に触れたり大地の恵みを感じながら育ってきたので、生きとし生けるものすべてのものには、生命の源、魂が宿っていると、彼らから無意識に学び、自分のなかに浸透していたのだと思います。すでにアニミズムがあったのだと。

現在は、◯◯在住ですが、 20代後半以降は東京住まい。利益追求、競争社会などの企業体質が合わなくて病んでしまったこともありましたが、

ずっと働き続けてきてひと休みした2009年1月、コタツに置いてあったメモ帳と名前ペンで「ひまつぶしに描いてみるか」と描きはじめたのが、現在の活動にいたるきっかけとなりました。

元々絵を描くのは好きで、中学、高校時代、専攻も部活動も美術でしたが、担任や顧問が放任の方々ばかりで、何を学んだかまったく記憶になく、

テーブルつなげて部員たちと卓球したり、音楽室で吹奏楽部の友人とピアノ協奏したり、美術と関係ないことをしながら、楽しくすくすく学んでいたように思います。

人類がコロナに振り回されている昨今、もともと観なかったテレビが落雷で映らなくなり処分、自分自身が天地人となり、

宇宙や自然、森羅万象からのサインをキャッチしやすくなったおかげで、いまここに在り、生かされていること、両親、ご先祖様、神様、宇宙の一部であり、すべてはひとつだと感謝の日々です。

人間も動植物も、優劣まったくなく、平等な大切な仲間で、共存共栄しあう存在。人類最優位とあぐらをかき、動物実験したり文明利器やAIなどの技術が賞賛されるほど、

人間本来から離れていき退化する。人類がより良くなるためにがんばっていることが、自分の首を絞めていることに気づかないと、人類も地球も不健康のままでしょう。

わたしの線描画のテーマは「生命の根源」です。ご高覧いただく皆さまに、何か少しでも感じとっていただけたら、幸いです。

2021年10月　抽象線描画家：莇千亜紀

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2024.5.1 (水)
抽象線描画家・莇千亜紀

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